JA11のナックルオーバーホール キングピンベアリングの交換

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突然それはおこりました。

普通に走っていて、普通に信号で停止しようとしたときに、速度は数キロ程度まで減速、止まる寸前です。

「ガタッガタッガタッン」というボディーをゆらす振動とともに停車しました。

「なんじゃ!何が起こった????」

停車してしまうとエンジンも普通に回っています。

ボンネットを開けて点検しますがおかしいところはないようです。

「??????????????????????」

その後も、通常走行は問題ありませんが停車直前に激しい振動が発生します。

エンジンかな?プラグかな?

と言うことでフラグを3本とも変更してテスト走行です。

停車直前になると「ガタガタガタ」とまったく症状は変わりません。

アイドリングも安定していて吹け上がりも問題無いようです。

う~ん、こうなると怪しいのは足回りです。

実は左フロントのナックルがグリス漏れを起こしているのですが、忙しさから見ないふりをしていました。ここが最も怪しいです。
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(ナックルの裏側から黄色い色のグリスがにじみ出ています。)

平成5年式24万キロの個体ですが、おそらくナックル廻りのオーバーホールはされていないと思われます。

「足回りのパーツが寿命かな~」

と言うことで、取りあえず左フロントのナックルのパーツ交換を行うことにしました。

基本的なパーツはディーラーで取り寄せました。
しめて7100円
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45600-82810 パッドセット 350円

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45625-63001  カバーオイルシール 510円 2個

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09283-26016 オイルシール 1000円

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09380-26003 サークリップ 120円

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45623-80001 リテーナオイルシール 1700円 2個

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09283-26016 オイルシール 300円

キングピンベアリングはモノタロウで買うとディーラーの1/3で購入可能(送料込みでも半額)なのでモノタロウをチョイスしました。

エヌティーエヌ(NTN) 円すいころ軸受30000番台 4T-30302
1個¥504×2 送料500円 +消費税 しめて 1629円

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さてパーツもそろったので作業開始です。

まずはウマをかけて、タイヤ・ホイールスペーサーなどを外します。

次にブレーキキャリパーを外します。
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ブレーキキャリパーを外したらブレーキディスクを外します。

ディスクに開いているM8の穴にボルトをねじ込むと、「カパッ」と取れます。

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マニュアルハブの蓋部分を外します。

ドライブシャフトが現れます。ドライブシャフトの先にあるCリングを外します。
Cリングを外すには下の様な専用工具が必要です。
このcリングは穴が開いていないタイプなので、下記の様な軸用のCリングプライヤーがあると便利(と言うか必要)です。

Garage.com1 ロックリング(Cリング)脱着ツール ロッキングリングプライヤー H132

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傷がつかないように慎重に扱います。

次にバックプレートを外します。
バックプレートは後ろから4本のボルトで留まっています。
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ボルトを抜いて、前に引っ張るとこれまたガバッと外れました。

ドライブシャフトが露出します。
この状態でドライブシャフトを引っ張ると簡単に抜けました。
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外から見ると随分グリスが流れ出ていたのでどんな感じかと思っていましたが、割とグリスは残っていました。

ドライブシャフトを抜いたところ、あるはずのオイルシールがありません。
経年劣化でなくなってしまったようです。

今度はナックル後部のU字型のパーツを外します。
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つずいてナックル上下にあるキングピンを外しナックルのタイヤ側パーツを引っ張るとガビッと外れてキングピンベアリングが現れます。

外して観察します。
見た目はそんなに痛んでいませんが、穴に指を入れて左右に動かすとカタカタと動きます。
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とにかくナックル内のグリースを拭き取ってゆきます。
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ひたすらグリスと汚れを掻き取ります。

こんな感じできれいになりました。

今度は新しく用意したパーツを装着してゆきます。
まずはキングピンベアリング。

たっぷりとグリスを付けます。
オイルシールをはめます。外した際にはこのシールは影も形もありませんでした・・・・・

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カバーを取り付け、U字の金具(リテーナーオイルシール)に液体パッキンを塗布します。

その上にフェルト?状のパーツ(パッドセット)を付けて、外側のU字金具(カバーオイルシール)を取り付けます。

今回は内外のU字の金具は新品を用意しましたが、取り外した金具も若干のさびはあったもののまだ使えそうでした。

次回右側をオーバーホールするときは使い回しても良いかな♪

ナックル内にグリースをたっぷりと塗ってドライブシャフトを挿入します。ドライブシャフトのシールをお忘れ無く(私は装着を忘れて、1度ばらし直しましたorz)

ナックルのカバーをはめてキングピンを入れるのですが、どうやっても入りません・・・

仕方なく、1度取り付けたオイルシールのボルトを緩め、遊びを作ってからキングピンをゴムハンマーで打ち込みました。

装着完了。
後はばらした各パーツをくみ上げて修理完了です。

早速走ってみました。

しばらく走ってみます。
当初起きていた止まりがけの振動はないようです。

直ったかな?とスピードを上げてゆきます。

すると、ある程度のスピードに達すると、突然今までに経験したことのないようなハンドルのガタガタが発生!!!

シミー、シャダーと言うよりも車体全体がガタガタときしみ、解体しそうな勢いです!!

恐怖体験!急いで停止しナックルを点検しますが何事もないようです。

なんだこれは????

その後も何度かテストしますが、一定スピードに達すると同じように激しい振動に襲われます。

「う~~ん、わからん」

こうなるとお手上げで車を購入した「ヒカリオート」の社長のところに相談に行きました。

ヒカリオートは倉敷市にあるショップで「ジムニー」にはめっぽう強い、「岡山のジムニー専門店」と言っても過言ないショップです。

「ヒカリオートレーシング」というチーム名でチャイナカップトライアル(https://www.facebook.com/chinacuptrial/)にも参戦中、岡山県でジムニーが欲しい方にはお勧めです。

DSC_0001(チャイナカップ参戦中♪)

DSC_0067(ステッカーゲットしました)

ちょっと試乗してもらい、タイヤを点検していると「あれ?これは何?」

「ん?」

マニュアルハブとホイールの穴の中に見慣れたボルトが一本挟まっています!

「・・・・・・・・・・・・・」

マニュアルハブの付け根のボルトの締めが甘かったようで、一本はずれて挟まったようです。

反省・・・・・・事故が無くて良かった・・・・・・・・

ジャッキを借りて締め直しました。

その後、ナックルオーバーホールのコツや、振動発生の可能性のあるポイントをいくつかアドバイスしてもらいました。(礼!)

その帰り道・・・・

まったく振動がしません。

スムーズそのものです。

結論として、最初の振動の原因はキングピンベアリングの劣化、ベアリング交換後の揺れの原因はホイールの穴の中でボルトが一本はずれた事によりバランスが崩れたことが原因のようです。

直って良かった、ボルト一本であんなにも振動するとは、タイヤのバランス取りの重要性をあらためて認識することとなりました。

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