ジムニーJA11 中古車購入時のチェックポイント

ジムニーJA11とはどんな車(初心者向け)


写真:ウィキペディア

ジムニーはとても奥の深い車です。
一番最初に発売されたのは1970年、もう半世紀近く前になります。
そして驚くべきは、最初に発売されてから、今に至るまでにボディーがフルモデルチェンジされたのは2度しかないのです。

LJ10型


写真:ウィキペディア

最初に発売されたジムニーは「LJ10型」といい、ジムニーの名前の由来となった「jeep mini」まんまの形をしています。

その後「LJ20」「SJ10」とエンジンやスペックの変更を繰り返しながら1981年まで11年にわたり生産されました。

個人的にジムニーで一番かっこいいのは「SJ10」の幌だと思っています。
写真:ウィキペディア

ただ、SJ10の最終版でもすでに36年の月日が経過し、クラシックカーの領域となっています。

中古市場にも30万円~150万円くらいで幾分は流通していますが、普段の足として乗るにはかなりハードルか高い存在となってしましました。

また、この時代のジムニーは現在どんどん値段が高騰しています。
どうしてもSJ10がほしい場合は今のうちに購入して置かないと、いずれは高嶺の花になると思います。(一代ほしい!)

SJ30型


そして、1981年にデビューしたのが2代目ジムニーこと「SJ30」です。
写真:ウィキペディア

見た目はJA11とほぼ同じ、最大の違いは2気筒エンジンをツインでいることです。

SJ30も見た目はJA11と同じで使えそうですが、中身はすでにクラシックカーです。

個人的には、SJ30はとても好きな車です。2気筒エンジンの独特なサウンドで一部熱狂的なマニアも存在します。

JA11型


その後、中間的なモデル「JA71」を経て「JA11」が発売されます。発売は1990年、JA11になれば「エアコン」も「パワステ」も装備され大体のモデルは実用でも十分足として使うことができます。(一部にはオモステやエアコンなしモデルもあります。)

JA12/JA22型


写真:ウィキペディア

1995年まで5年間JA11が生産された後、JA12/JA22にバトンタッチされます。

JA11とJA12の大きな違いは、サスペンションが「リーフ」から「コイル」に変更されたことです。
「リーフ」は板バネ式のサスペンション、「コイル」はスプリングのサスペンションとなります。
また同時に発売された「JA22」は「コイル」サスペンションにくわえてエンジンが新しいものに変更されました。

「sj30」から続いた四角いボディーは「ja22」まで17年間製造されました。

JB23型


写真:ウィキペディア

1998年に3代目デザインの「JB23」が発売されます。
この頃になると「パワーウインド」や「ABS」なんてしゃれた装備もつき始め、最近の車に近づきました。

「JB23」は2017年現在も生産され19年年間生産されたジムニー最長デザインのモデルとなりました。

ちなみに、次期ジムニーは2017年年末に発売予定との噂がちらりほらりと・・・

ラダーフレーム構造

これらジムニー達に1970年から一貫して共通しているのが「ラダーフレーム構造」です。

ラダーフレームとは「はしご」のようなシャシーにタイヤやエンジンが搭載され、その上にボディーが乗っかる構造となります。

現在主流の「モノコック」構造とことなり、シャシーの剛性を高く保つことができて、本格オフロードで使われる構造です。

副産物として「ボディー」と「シャシー」が分かれているので「バンカット」などボディーを切り刻んでも車検に通る!というおまけがあります。

あなたのお好みのジムニーはどれ?

歴代ジムニーの特徴をざっと羅列しました。

各モデルの購入をまとめると次のようになります。

SJ10

  • マニア向け
  • かっこいい!
  • 投資対象になる
  • 普段の足には向かない
  • クロカンでの動力性能は今でも現役

SJ30

  • マニア向け
  • 投資対象になる
  • 普段の足には向かない
  • クロカンでの動力性能は今でも現役

JA11

  • まだまだ現役
  • リーフサスペンションで乗り心地は今ひとつ
  • 大量のアフターパーツがあり、いじりやすい
  • 幌とバンのボディーがあり、価格は幌がバンの倍
  • まだ今のところ球数豊富
  • 独特の四角いスタイルが素敵

JA12/JA22

  • JA11と見た目は似ているけど「コイルサス」で乗り心地が良い
  • アフターパーツは少なめ
  • スタイルが好きだけど町しか乗らない人
  • しかし、クロカンも実は全然いける

JB23

  • 現役ボディー
  • クロカンバリバリ
  • パーツも豊富
  • コイルで乗り心地よし
  • デザインが好きなら迷うことなし

ジムニーを維持するためにかかる諸費用と燃費

費用について

JA11は大きく分けて「幌」と「バン」2つのボディー形状があります。
中古車相場は「幌」は「バン」の倍くらいとなっています。


幌車


バン車

両方所有した感想は実用的な使い勝手は「バン」の圧勝ですが、ja11のるならやはり「幌」に憧れる。という感じでした。

また、中には「バン」の屋根をカットして「幌」に改造した「バンカット」車も結構流通しています。

値段は「幌」より安いですが、加工状態によって品質が大きく変わるので「バンカット」車はベテラン向け、「安さ」だけで購入するのはさけた方が無難でしょう。

ジムニー(中古車)にかかる法定費用一覧です。
車検付きと車検受け渡しでは当然費用が変わってきます。

 自動車税 6000円(1年)
 自動車重量税 8800円(2年)
 自賠責保険料 26,370円(2年)
 その他各種手数料
 任意保険料金
 (車高証明費用)※1
 など

※1軽自動車は車庫証明が必要な地域と不要な地域があります。
軽自動車の車庫証明の届出は、東京や大阪の中心から30km圏内にある市、県庁所在地の市、人口10万人以上の市などが車庫証明の届出が必要な対象地域になります。

JA11にかかる費用は、その後の個体の状況によって大きく変わってきます。

燃費について

JA11の一般的な燃費はリッター当たり11キロ前後と言われますが、これはあくまでノーマル状態と思います。

私の場合、リッター当たり6KM~8Kmでした。

タイヤを大きくしたり、エンジンをいじると燃費の悪化は避けられません。

まぁ、JA11に乗っていて燃費を言うのはナンセンスです。
(ハイオクをいれています)

どこで購入するのがいいのか? お店の選定

どこで購入するかも大きなポイントです。

メカのことはよくわからないけどJA11のスタイルがすき!
という方は、ジムニーの専門店など、メカに強そうな店で購入することをおすすめします。

なぜならば、JA11だと、1年も乗っていると必ずどこかが壊れます。
オイルや水の管理をきちんとしていれば、「走れなくなるほど」のトラブルはまれですが、不調は突然やってきます。

こんなときはお店の経験がものをいいます。

大手の販売店や、ただ売るだけでのお店で購入した場合、不調に適切に対応できない場合があります。

おなじく、腕に自信がない場合は「ヤフオク」などのオークションでの購入も避けた方がいいでしょう。

また、専門店などで購入すると、その店のチームに入れたり、ジムニー仲間が広がったり、トライアルに無理矢理出場させられたりと、楽しいことがいっぱいあります。

近くに専門店がない場合、ちょっと越境してもジムニーに強いお店を選ぶのがおすすめです。

どんな車を購入するべきか

専門店で購入するのであれば、あまりチェックは不要です。

ただ、自分がどんなジムニーに乗りたいのかビジョンを持っているとその後の出費が変わって来ます。

たとえば、トライアルに出てみたい場合、「LSD」が装着されていたり、ロールバーが着いている個体を選ぶと後の出費が楽になります。

逆にそういった予定がなく、山には行く予定はないけれど、かっこよくしたい!場合
ボディーの程度が良いものや、ノーマルに近い個体の方が自由に遊ぶことができるでしょう。

JA11の種類

ジムニーJA11には年式によって大きく1型~5型の型番が存在します。
型番によってエンジンの出力が違うなど、それぞれに微妙な違いがあります。

■1型

  • 発売:1990年2月
  • 台車番号:JA11-100001〜
□エンジン特徴
  • エンジン出力 55PS/5,500rpm
  • 最大トルク 8.7kg・m/3,500rpm
  • エンジンヘッド:赤
  • ラジエータファン:シャフト直結
  • 触媒なし
□その他特徴
  • ターボインジケーター:あり
  • パワステなし
  • シートベルト警告灯:なし
  • エアコン触媒:12R
□限定車
  • ワイルドウインドリミテッド

■2型

  • 発売:1991年6月
  • 台車番号:JA11-150001〜
□エンジン特徴
  • エンジン出力 58PS/5,500rpm
  • 最大トルク 8.8kg・m/3,500rpm
  • エンジンヘッド:シルバー/赤
  • ラジエータファン:フルードカップリング接続
  • EGRを採用
  • 触媒あり
□その他特徴
  • ターボインジケーター:あり
  • シートベルト警告灯:なし
  • パワステなし
  • エアコン触媒:12R
□限定車
  • ワイルドウインドリミテッド

■3型

  • 発売:1992年7月
  • 台車番号:JA11-200001〜
□エンジン特徴
  • エンジン出力 58PS/5,500rpm
  • 最大トルク 8.8kg・m/3,500rpm
  • エンジンヘッド:シルバー
  • ラジエータファン:フルードカップリング接続
  • 触媒あり
  • EGRを採用
  • ECU:8BIT
□その他特徴
  • ターボインジケーター:あり
  • シートベルト警告灯:なし
  • パワステなし/あり
  • エアコン触媒:12R/HFC134a
□限定車
  • スコットリミテッド
  • ワイルドウインドリミテッド

■4型

  • 発売:1994年4月
  • 台車番号:JA11-280001〜
□エンジン特徴
  • エンジン出力 58PS/5,500rpm
  • 最大トルク 8.8kg・m/3,500rpm
  • エンジンヘッド:シルバー
  • ラジエータファン:フルードカップリング接続
  • 触媒あり
  • EGRを採用
  • ECU:8BIT
□その他特徴
  • ターボインジケーター:なし
  • シートベルト警告灯:あり
  • パワステを標準装備
  • エアコン触媒:HFC134a
□限定車
  • サマーウインド
  • ワイルドウインドリミテッド

■5型

  • 発売:1995年2月
  • 台車番号:JA11-320001〜
□エンジン特徴
  • エンジン出力 64PS/6,000rpm
  • 最大トルク 10.0kg・m/4,000rpm
  • エンジンヘッド:シルバー
  • ラジエータファン:フルードカップリング接続
  • 触媒あり
  • EGRを採用
  • ECU:16BIT
□その他特徴
  • ターボインジケーター:なし
  • シートベルト警告灯:あり
  • パワステを標準装備
  • エアコン触媒:HFC134a
□限定車
  • ランドベンチャー

購入前の車の状態チェック

基本はどんな車でも同じですが、ja11の場合、ボディーがあまりさびていないもの、走行距離は20万以内なら、なんとかなりますが20万キロを超えていたら、エンジンのオーバーホールされたもののほうがいいかもしれません。

一般的には、あまりいじられたものより、ノーマルに近いものといわれますが、ノーマルに近いから良いとも限らないのがJA11です。

エンジンルームをみて、各パーツやホースがきれいなものは、丁寧に扱われていたと思われますので比較的安全です。

また、明らかにDIYで改造されている個体は、前のユーザーの技術レベルが不明のため避けた方が良いでしょう。

また、タイミングベルトの交換時期がわかるものが良いです。
さらにそのときにウオーターポンプやシール類が一緒に交換されている等の記録があればよりGOODです。

購入後の整備のポイント

購入後、年季の入った消耗品はなるべく交換することをお勧めします。

交換おすすめパーツ&オーバーホール

  • デストリビューターキャップ交換
  • タイミングベルト交換
  • ウオーターポンプ&シール交換
  • ナックルオーバーホール
  • エンジン内の各種ホース交換
  • ミッションオイル&ギアオイル交換

任意保険について

JA11の任意保険は、最新の車に比べると、ちょっとだけ割高です。
なぜならばABS割引&エアバック割引がないから・・・・

保険各社には「ロールケージ割引」を是非とも導入してもらいたいものです。

また、リーフが純正でない場合、そのまま車検をとるには構造変更が必要です。
構造変更後は車検証の車体番号の後ろに「改」の文字がつきます。

通常のネットで申し込みをする任意保険では「改」の車は受け付けてくれないので
先に電話で問い合わせが必要です。

最初はノーマルで、途中から「改」になった場合、保険会社に連絡すると、向こうで登録を変更してくれます。
保険料に違いはありません。