ジムニーはとても奥の深い車です。
一番最初に発売されたのは1970年、もう半世紀近く前になります。
そして驚くべきは、最初に発売されてから、今に至るまでにボディーがフルモデルチェンジされたのは3度しかないのです。
また、その3回のモデルチェンジを経ても、基本構造はほとんど変わることなく現在にいたります。
Contents
ジムニーとはどんな車
ジムニーのキモが「ラダーフレーム」と言われるシャシーの構造です。
はしご上のシャシーの上にボディが乗ることで、一般的な「SUV」と言われる「モノコックボディー」の車と比べて別次元のオフロード性能を誇ります。
とはいえ、これまでの大きな変更もありました。
一番大きな変更はLF10~JA11まで採用されていたサスペンション「リーフ(板バネ式)」がJA12/JA22~JB23では「コイル式(スプリング)」に変更されたことでしょう。
リーフ式とコイル式はそれぞれ長所と短所がありますが、「コイル式」の方が乗り心地はマイルドな味付けとなります。
逆にリーフのワイルドな乗り心地が大好きという逝っちゃってるオーナーが多くいるものジムニーの魅力です。
JA11に至るまでの歴代のジムニー
LJ10型
最初に発売されたジムニーは「LJ10型」、ジムニーの名前の由来となった「jeep mini」まんまの形をしています。
その後「LJ20」「SJ10」とエンジンやスペックの変更を繰り返しながら1981年まで11年にわたり生産されました。
個人的にジムニーで一番かっこいいのは「SJ10」の幌だと思っています。
ただ、SJ10の最終版でもすでに3十数年の月日が経過し、クラシックカーの領域となっています。
中古市場にも30万円~200万円くらいで幾分は流通していますが、普段の足として乗るにはかなりハードルか高い存在となってしましました。
いま、この時代のジムニーは現在どんどん値段が高騰しています。
どうしてもSJ10がほしい場合は今のうちに購入して置かないと、いずれは高嶺の花になると思います。(一台ほしい!)
トライアルでは、今でもかなりの確率でSJ10を目撃します。軽いボディーとトルクの厚い2気筒エンジンは現在でも高い戦闘能力を持っています。(もちろん重ステ・エアコン無しです)
SJ30型
そして、1981年にデビューしたのが2代目ジムニーこと「SJ30」です。
写真:ウィキペディア
見た目はJA11とほぼ同じ、最大の違いはSJ10と同じ、2気筒エンジンを積んでいることです。(ターボはありません)
SJ30も見た目はJA11と同じで普段に使えそうですが、中身はすでにクラシックカーです。
当然重ステ・エアコン無し、トランスミッションは4速と、ジムニーの形が好きでもすぐに手を出してはいけない車体です。
個人的には、SJ30はとても好きな車です。2気筒エンジンの独特なサウンドで一部熱狂的なマニアも存在します。
JA71型
SJ30モデル末期、一時的に併売されたのが中間的なモデル「JA71」です。
エンジンは2サイクルから、一般的な4サイクルに変更され、トランスミッションも5速が搭載されました。
JA71は軽自動車のエンジン規格が550ccから660ccに変更されたことでJA11にバトンタッチされます。
歴代リーフ車最強・最終型のジムニー JA11登場
JA11型
発売は1990年、JA11になれば「エアコン」も「パワステ」も装備され、大体のモデルは実用でも十分足として使うことができます。(※3型以降・一部には重ステやエアコンなしモデルもあります。)
通常、ジムニーを購入対象とするならばJA11の3型以降が無難です。1型はマフラーに触媒がついていないため、ノーマルでも結構いい音がします(ご近所騒音注意!)
上にも書きましたが、1~2型は重ステです。ノーマルタイヤの場合、さほど気になりませんが、大きいタイヤを履く場合、パワステがないとかなりつらいことになります。
また、JA11からは「オートマ」搭載車も登場します。(※3~5型、1~2型はマニュアルのみ)
ボディー形状は「幌」と「バン」の2タイプ、バンには普通のバンと、天井を高くした「パノラミックルーフ」の2種類があります。
そして、時代はリーフからコイルへ・・・・
JA12/JA22型
1995年まで5年間JA11が生産された後、JA12/JA22にバトンタッチされます。
JA11とJA12の大きな違いは、サスペンションが「リーフ」から「コイル」に変更されたことです。
「リーフ」は板バネ式のサスペンション、「コイル」はスプリングのサスペンションとなります。
同時に発売された「JA22」は「コイル」サスペンションにくわえてエンジンが新しいものに変更されました。
JA12はJA11と同じF6Aエンジン、JA22はJB23と同じK6Aエンジンとなります。
「sj30」から続いた四角いボディーは「ja22」まで17年間製造されました。
JB23型
1998年に3代目デザインの「JB23」が発売されます。
この頃になると「パワーウインド」や「ABS」なんてしゃれた装備もつき始め、最近の車に近づきました。
「JB23」は2018年6月まで生産され、20年年間生産されたジムニー最長のモデルとなりました。
JB64型/JB74型
2018年7月5日。ジムニーとしては4代目のボディー形状を持つJB64型/JB74型が発売されました。
発売開始直後からスクエアでJA11のオマージュとも言えるボディーを身にまとい、人気が爆発し、JB64型/JB74型ともに納車まで1年以上かかるなど大ブームとなりました。
JB64は660cc、R06A型エンジンを搭載し、発売価格は148万5千円、カタログデータではリッター16.2Km/L、最大出力64PS,最大トルクは9.8Kg/M、JB23から進化したラダーフレームを受け継ぎ、サスペンションはJB23同様の3リンクリジッドアクスル式サスペンションを採用。ブレーキLSDトラクションコントロールという電磁式疑似LSDを全グレードに搭載しています。
JB74型は新開発のK15B型1500CCエンジンを搭載、最大出力102PS、最大トルク13.3Kg/M。発売価格は179万3千円、カタログ燃費は15.0Km/L。軽自動車では無く普通車です。
JB64とJB74の見た目の最大の違いは大きく張り出したオーバーフェンダーと、専用デザインの前後バンパーで、車体本体の大きさは軽自動車のJB64と同じながらそのルックスと存在感はJB64を凌駕する。歴代のジムニーシエラとしては一番人気を得た車両。
ラダーフレーム構造
これらジムニー達に1970年から一貫して共通しているのが「ラダーフレーム構造」です。
ラダーフレームとは「はしご」のようなシャシーにタイヤやエンジンが搭載され、その上にボディーが乗っかる構造となります。
現在主流の「モノコック(ボディとシャシーが一体構造)」構造とことなり、シャシーの剛性を高く保つことができて、本格オフロードで使われる構造です。
副産物として「ボディー」と「シャシー」が分かれているので「バンカット」などボディーを切り刻んでも車検に通る!というおまけがあります。
あなたのお好みのジムニーはどれ?
歴代ジムニーの特徴をざっと羅列しました。
各モデルの特徴と魅力をまとめると次のようになります。
SJ10
- マニア向け
- かっこいい!
- 投資対象になる
- 普段の足には向かない
- クロカンでの動力性能は今でも現役
- オモステ
- エアコン無し
- マニュアルトランスミッションのみ
- 維持には手が掛かる
SJ30
- マニア向け
- 投資対象になる
- 普段の足には向かない
- クロカンでの動力性能は今でも現役
- オモステ
- エアコン無し
- 4速マニュアルトランスミッションのみ
- 中古価格は高い
- 維持には手が掛かる
JA71
- 550cc
- 初期型はインタークーラーなし
- オモステ
- エアコン無し
- 5速マニュアルトランスミッションのみ
- 中間的モデル
JA11
- まだまだ現役
- リーフサスペンションで乗り心地は今ひとつ
- 大量のアフターパーツがあり、いじりやすい
- 幌とバンのボディーがあり、価格は幌がバンの倍
- まだ今のところ球数豊富
- 独特の四角いスタイルが素敵
- 1~2型はオモステ、3型~パワステ
- 5速マニュアルトランスミッション、5型よりATあり
- 中古価格は値上がり中(特に幌車)
- 熟成したリーフモデル
JA12/JA22
- JA11と見た目は似ているけど「コイルサス」で乗り心地が良い
- アフターパーツは少なめ
- スタイルが好きだけど町しか乗らない人
- しかし、クロカンも実は全然いける
- MT&AT
- パワーウインドウ
- ナンバーはこれまでの4ナンバーから5ナンバーに変更
- JA12はJA11と同じエンジン(F6A/SOHC)JA22はJB23と同じエンジン(K6A/DOHC)
- 4駆走行時のフロントタイヤのロック方法が手動(マニュアルハブ)から自動(エアロッキングハブ)に変更
- 人気沸騰中
JB23
- 20年間生産されたボディー
- クロカンバリバリ
- パーツも豊富
- コイルで乗り心地よし
- デザインが好きなら迷うことなし
- 球数が豊富で中古価格も安い
JB64
- 洗練されたスクエアボディー
- 後付LSDが不要(かもしれない)ブレーキLSDトラクションコントロール
- 歴代ジムニー史上最も燃費がよい(16.5Km/L)
- JB23より洗練されたサスペンション性能
- 最新装備は全て取り付け可能
- 納車までが長い
- JB74とどちらがよいか迷う
- まだパーツは少なめ(これからどんどん出てくるが・・)
- 価格はまだ高い
ジムニー(ja11)を維持するためにかかる諸費用と燃費
JA11ジムニーの維持費
JA11は大きく分けて「幌」と「バン」2つのボディー形状があります。
中古車相場は「幌」は「バン」の倍くらいとなっています。
両方所有した感想は実用的な使い勝手は「バン」の圧勝ですが、ja11乗るなら、やはり「幌」に憧れる。という感じでした。
また、中には「バン」の屋根をカットして「幌」に改造した「バンカット」車も結構流通しています。
値段は「幌」より安いですが、加工状態によって品質が大きく変わるので「バンカット」車はベテラン向け、「安さ」だけで購入するのはさけた方が無難でしょう。
ジムニー(中古車)にかかる法定費用一覧です。
車検付きと車検受け渡しでは当然費用が変わってきます。
自動車税 6000円(1年)
自動車重量税 8800円(2年)
自賠責保険料 26,370円(2年)
その他各種手数料
任意保険料金
(車高証明費用)※1
など
※1軽自動車は車庫証明が必要な地域と不要な地域があります。
軽自動車の車庫証明の届出は、東京や大阪の中心から30km圏内にある市、県庁所在地の市、人口10万人以上の市などが車庫証明の届出が必要な対象地域になります。
JA11にかかる費用は、その後の個体の状況によって大きく変わってきます。
燃費について
JA11の一般的な燃費はリッター当たり11キロ前後と言われますが、これはあくまでノーマル状態と思います。
私の場合、リッター当たり6Km~8Kmでした。
タイヤを大きくしたり、エンジンをいじると燃費の悪化は避けられません。
まぁ、JA11に乗っていて燃費を言うのはナンセンスです。
(ハイオクをいれています)
どこで購入するのがいいのか? お店の選定
どこで購入するかも大きなポイントです。
メカのことはよくわからないけどJA11のスタイルがすき!
という方は、ジムニーの専門店など、メカに強そうな店で購入することをおすすめします。
なぜならば、JA11だと、1年も乗っていると必ずどこかが壊れます。
オイルや水の管理をきちんとしていれば、「走れなくなるほど」のトラブルは稀ですが、不調は突然やってきます。
こんなときはお店の経験がものをいいます。
大手の販売店や、ただ売るだけでのお店で購入した場合、不調に適切に対応できない場合があります。
おなじく、腕に自信がない場合は「ヤフオク」などのオークションでの購入も避けた方がいいでしょう。
また、専門店などで購入すると、その店のチームに入れたり、ジムニー仲間が広がったり、トライアルに無理矢理出場させられたりと、楽しいことがいっぱいあります。
近くに専門店がない場合、ちょっと越境してもジムニーに強いお店を選ぶのがおすすめです。
どんな車を購入するべきか
専門店で購入するのであれば、チェックは比較的緩くても大丈夫です。
ただ、自分がどんなジムニーに乗りたいのかビジョンを持っているとその後の出費が変わって来ます。
たとえば、トライアルに出てみたい場合、「エアロッカー」が装着されていたり、ロールバーが着いている個体を選ぶと後の出費が楽になります。
逆にそういった予定がなく、山には行く予定はないけれど、かっこよくしたい!場合
ボディーの程度が良いものや、ノーマルに近い個体の方が自由に遊ぶことができるでしょう。
JA11の種類
ジムニーJA11には年式によって大きく1型~5型の型番が存在します。
型番によってエンジンの出力が違うなど、それぞれに微妙な違いがあります。
JA11ジムニー1型について
660ccに生まれ変わって最初のジムニー、フロントパイプに触媒がないのが最大の特徴(笑)
角張ったデザインはSJ30~JA71のボディーをそのまま引き継ぎ、互換性があります。
JA71の550CCエンジンから、660CCエンジンに変更され、排気量10%のアップはジムニーの走りを劇的に向上され、今でも大人気の「JA11」の誕生となりました。
- 発売:1990年2月
- 台車番号:JA11-100001〜
□エンジン特徴
- エンジン出力 55PS/5,500rpm
- 最大トルク 8.7kg・m/3,500rpm
- エンジンヘッド:赤
- ラジエータファン:シャフト直結
- 触媒なし
□その他特徴
- ターボインジケーター:あり
- パワステなし
- シートベルト警告灯:なし
- エアコン触媒:12R
- オートマなし
□限定車
- ワイルドウインドリミテッド
JA11ジムニー2型について
ジムニーJA11-1型の短所(長所)であった、直管のフロントパイプが触媒付きに改められました。
また、エンジン直だったラジエーターファンがカップリングタイプに改良されたのも2型から。
2型の途中までのトランスミッションが前期型、以降のトランスミッションが後期型で若干の改良がされています。
- 発売:1991年6月
- 台車番号:JA11-150001〜
□エンジン特徴
- エンジン出力 58PS/5,500rpm
- 最大トルク 8.8kg・m/3,500rpm
- エンジンヘッド:シルバー/赤
- ラジエータファン:フルードカップリング接続
- EGRを採用
- 触媒あり
- オートマなし
□その他特徴
- ターボインジケーター:あり
- シートベルト警告灯:なし
- パワステなし
- エアコン触媒:12R
□限定車
- ワイルドウインドリミテッド
JA11ジムニー3型について
ずいぶん熟成されてきた3型ジムニー、途中のモデルからエアコンやパワステ装着車も登場し、快適性のがアップしています。
- 発売:1992年7月
- 台車番号:JA11-200001〜
□エンジン特徴
- エンジン出力 58PS/5,500rpm
- 最大トルク 8.8kg・m/3,500rpm
- エンジンヘッド:シルバー
- ラジエータファン:フルードカップリング接続
- 触媒あり
- EGRを採用
- ECU:8BIT
□その他特徴
- ターボインジケーター:あり
- シートベルト警告灯:なし
- パワステなし/あり
- エアコン触媒:12R/HFC134a
- バンHCに3速AT車設定
□限定車
- スコットリミテッド
- ワイルドウインドリミテッド
JA11ジムニー4型について
- 発売:1994年4月
- 台車番号:JA11-280001〜
□エンジン特徴
- エンジン出力 58PS/5,500rpm
- 最大トルク 8.8kg・m/3,500rpm
- エンジンヘッド:シルバー
- ラジエータファン:フルードカップリング接続
- 触媒あり
- EGRを採用
- ECU:8BIT
□その他特徴
- ターボインジケーター:なし
- シートベルト警告灯:あり
- パワステを標準装備
- エアコン触媒:HFC134a
- オートマ車あり
□限定車
- サマーウインド
- ワイルドウインドリミテッド
JA11ジムニー5型について
JA11最終形の5型、エンジン出力は軽自動車自主規制の64馬力まで引き上げられました。
また、インテリアも改められ、それまでの鉄板むき出しのワイルドインテリアから、樹脂カバーのインテリアに変更され、ちょっと乗用車より(笑)になりました。
これは、この当時大人気となった「パジェロミニ」に対抗したため。
- 発売:1995年2月
- 台車番号:JA11-320001〜
□エンジン特徴
- エンジン出力 64PS/6,000rpm
- 最大トルク 10.0kg・m/4,000rpm
- エンジンヘッド:シルバー
- ラジエータファン:フルードカップリング接続
- 触媒あり
- EGRを採用
- ECU:16BIT
□その他特徴
- ターボインジケーター:なし
- シートベルト警告灯:あり
- パワステを標準装備
- エアコン触媒:HFC134a
- オートマ車あり
□限定車
- ランドベンチャー
購入前の車の状態チェック
ボディのチェックポイント
基本はどんな車でも同じですが、ja11の場合、ボディーがあまりさびていないものがよいでしょう。JA11の場合、「シートの付け根」「ワイパーの付け根」「リアゲート下のフロア」「フェンダー周り」がかなりさびやすいです。さびていても穴が開いていなければ、さして問題はありません、購入後、さび取り剤でメンテナンスすればリカバリー可能なレベルのボディをさがしましょう。
純正バンパーが装着されている場合、山で激しく使われいない車両と思われますが、逆にメンテナンスがしっかりとされていない場合もありますのでチェックが必要です。(オイル交換など)
シャシーから伸びる「純正バンパーをとり付けるメンバー」が切り取られている車両や、サイドシルが切り取られている車両は、それなりにカスタマイズが行われた車両となります。
かなりハードな使われ方をされていた可能性もありますが、その分メンテナンスがきっちりとされていた可能性もあります。
すでに改造済みの車両を購入する場合、「信頼できるショップ」で購入するのが無難でしょう。
エンジンのチェックポイント
走行距離は20万以内なら、なんとかなりますが20万キロを超えていたら、エンジンがオーバーホールされたもののほうがいいかもしれません。
エンジンルームをみて、各パーツやホースがきれいなものは、丁寧に扱われていたと思われますので比較的安全です。
また、明らかにDIYで改造されている個体は、前のユーザーの技術レベルが不明のため避けた方が良いでしょう。
また、タイミングベルトの交換時期がわかるものが良いです。
さらにそのときにウオーターポンプやシール類が一緒に交換されている等の記録があればよりGOODです。
エンジン周りやフロア下に潜り込んで、オイル漏れしていないか確認してみましょう。欲しい車両でオイル漏れが見つかった場合、ショップで修理してから納車が可能か聞いてみましょう。
エンジンルーム内の各種ホースが純正品のままの場合、古い車のため各ホース類が劣化している可能性が高いです。
ホース類は購入後、DIYで交換しても良いでしょう、自分で出来ない場合、交換が可能か聞いてみましょう。
(※JA11を購入する場合、ある程度の整備は自分でする必要があります。全く自信がない場合はJB23が無難です)
足回りのチェックポイント
純正リーフ&シャックルがついているのか、社外のリーフ&シャックルがついているのか確認しましょう。
社外品がついている場合、車検証の形式が「JA11改」になっているか確認しましょう。
社外リーフがついているのに、車検証が「JA11改」になっていない場合、車検に通りません。
また、必ず試乗しましょう、JA11では「シミー(ジャダー)現象」と呼ばれる「60キロ以上走行でステアリングがガタガタ暴れる」現象が発生している場合があります。これはフロントナックル(タイヤの付け根部分)のベアリングの劣化が主な原因です。
良心的なショップの場合、シミーが出ていなくてもこのベアリングを交換して納車してくれるところもあります。
インテリアのチェックポイント
シートの状態をチェックしましょう、JA11の場合、破れてボロボロになっているシートがよくありますが、シートカバーを掛けるなどの対応でリペア可能です。
また、天井のシートが剥がれ落ちる寸前、もしくはすでに落ちている場合があります。
JA11の場合、これはデフォルト(標準)です。自分で修理しましょう
購入後の整備のポイント
購入後、年季の入った消耗品はなるべく交換することをお勧めします。
交換おすすめパーツ&オーバーホール
- デストリビューターキャップ交換
- タイミングベルト交換
- ウオーターポンプ&シール交換
- ナックルオーバーホール
- エンジン内の各種ホース交換
- ミッションオイル&ギアオイル交換
任意保険について
JA11の任意保険は、最新の車に比べると、ちょっとだけ割高です。
なぜならばABS割引&エアバック割引がないから・・・・
保険各社には「ロールケージ割引」を是非とも導入してもらいたいものです。
また、リーフが純正でない場合、そのまま車検をとるには構造変更が必要です。
構造変更後は車検証の車体番号の後ろに「改」の文字がつきます。
通常のネットで申し込みをする任意保険では「改」の車は受け付けてくれないので
先に電話で問い合わせが必要です。
最初はノーマルで、途中から「改」になった場合、保険会社に連絡すると、向こうで登録を変更してくれます。
保険料に違いはありません。