空冷ビートルのアイドリング不調、ようやく解決

燃料ポンプの交換により、アイドリング不調が治ったかな?と思った矢先の息継ぎ問題発生。

まぁ、発進時の息継ぎの発生原因はだいたいキャブのはずなので、今回はじっくりとセッティングしてゆきます。

デストリビューターのギャップ調整

まずはデストリビューターのポイントのギャップ調整を行います

デスビ(ディストリビューター)ポイントは、エンジンの回転に連動してポイント(接点)が物理的に開閉し、火花を飛ばすタイミングを作り出します。

ポイントが摩耗すると、エンジンがかかりにくい、アイドリングが不安定、加速不良、突然のエンストといった症状が発生します。

ワーゲンの場合、ポイントのギャップは0.4mmです。

シクネスゲージを使ってポイントのギャップが丁度良い位置に修正します。

計ってみたところ、若干狭くなっていて0.30mmくらいになっていました。

 

アクセルワイヤーの張り調整

次にアクセルワイヤーの調整を行います。

空冷ワーゲンのアクセルワイヤー調整は、エンジンルーム内のキャブレター(スロットル)リンケージ側で、ワイヤーの張りを調整します。エンジン停止状態で、アクセル全開時にリンケージがストッパーがわずかに手前で止まるようにワイヤーを引っ張り(ストッパーまでの隙間が約1mm)、8mmのボルトで固定して遊びを調整します。

 

エンジンのアイドリング回転数確認、タコメーター取り付け

さて、次に何にしてもアイドリング時の回転数を知るべく、タコメーターが必要です。


amazonにて、プラグコードに巻くだけで回転数が測れる中華激安簡易タコメーターをポチりました。

これを一番手前の2番プラグのプラグコードに接続して回転数を計測します。

なんと1280回転・・・

高すぎです。

空冷ビートルのアイドリング時の回転数は800~900回転に合わせるのがセオリーです。

 

空冷ビートルのキャブ調整

ではキャブの調整です。

空冷ビートルのキャブには2つスクリューが付いています。
エアバイパス(エアスクリュー)はアイドリングの回転数を調整(大きい方)、ボリュームスクリュー(小さい方)(パイロットスクリュー/ミクスチャー)は混合気の濃さを調整します。

トミー毛塚のVWハンドブック (NEKO MOOK)をみながら、ボリュームスクリューをゆっくり締め込んでゆき、締めきったら、そこから3回転戻します。

エンジンは暖まった状態にしておき、アイドリング状態でエアスクリューを回して、900回転くらいになるよう調整します。

アイドリングが900回転になったら、再びボリュームスクリューを回転させて、アイドリングが一番高い処を探ります。

このとき、タコメーターを見ながらじわ~とスクリューを回していると、徐々にアイドリングが上がってゆき、ある地点から下がり始めます。

この一番アイドリングが高い地点が適正位置となります。

次に再びエアスクリューを回して900回転くらいに調整します。

出来ました。

これでバッチリのはずです。

最後に一度キャブの蓋をはずして、息継ぎ対策として、加速ポンプの吹き出し位置を、バタフライの中央部から壁面よりに変更しました。

youtube動画で見たポイントですが、こうすることで、ダイレクトに燃料が噴射され、息継ぎが解消されレスポンスが良くなるとのことです。

調整が終わったら、キャブの蓋を閉めて2次エアーを吸っている場所が無いかパーツクリーナーを軽く拭いて(火器注意)点検します。

大丈夫そうです。

 

 

早速、試乗開始、吹け上がりはなめらかです。どうやら息継ぎは解消したようです。

しかしです。アイドリング時、調子よくドロドロいっているかと思えば、数分待つ内に突然アイドリングが落ちてエンジンストールしてしまいました・・・・・

何故じゃぁ~~~~~~~~~~~~~~

燃料ポンプも替えて治ったと思ったのに、、

アイドリングができていたのはどうやら回転数を高めに設定していたおかげのようです。

900回転という正常値に戻した途端、再びアイドリング不調に見舞われましたorz

さてどうしたものか?

次に疑ったのは点火系です。

 

プラグコードの変更

ということで、コイルとプラグコードを替えてみることにしました。

フラット4のHPでアイテムを見ていると高性能コイルで13000円~25000円くらい、プラグコードもそのあたりの価格です。

プラグコードはタイラーというメーカーのものがなんとなくよさそうです。

で、この日が土曜日、翌日曜日にどうしても交換したくなって、前回お世話になった「ホットケークス」にTEL、

「あの~~、コイルとプラグコードの在庫ありませんか?」

「あ~~今ないですねぇ~~こないだ使っちゃった」

そうですか・・orz

因みに岡山県には複数有名な空冷ワーゲンショップがあります・

今度はその中の一つ、フリークさんにTEL

「あの~~コイルとプラグコードの在庫ありませんか??」

「ありますよ」

「!」

「プラグコード、タイラーというメーカーのありませんか?」

「タイターは無いなぁ、今あるのはNGKの、タイラーよりいいと思うよ」

「!」

「そうですか!」

「あと、コイルは新品は無いけど中古ならあるよ」

「これから行きます!!」

ということで一路フリークへ!

F・R・E・A・K 岡山県岡山市中区長利234-1

我が家からは1時間30分くらいでしょうか

アイドリングで止まるので、渋滞を避けて遠回りで目的地に行きました。

到着、お店に入り「あの~」というと

あっ電話の方ですか?

何故か直ぐ分かったようで、これとこれ、パーツを出してくれました

「純正のプラグコードと、NGKの、どちらがいいですか?」

「NGKで!」

「あと、コイルがこれら・」

「数個合ったコイルからボッシュのブルーコイルをチョイスしました」

合計で約1万5千円、半額で揃いました!ラッキー

その後しばらく社長と談笑、ひげのおじさんでとても気さくな方でした

さて、帰宅後作業開始です。

と言っても付け替えるだけの簡単作業です。

まずはプラグコード、長さと位置があるので、一本ずつ外して新しいプラグコードと長さを比較して同じ長さの物を元あった位置につなぎ直してゆきます。

2番、1番とまずは右側をつなぎ直しました

そして、4番のプラグコーを引っ張ろうとした、その時です。

たいした力も入れていないのにスポンとコートが抜けました。
カプラーは付いたままです。

え~~~~~~~~~~~~~~~~

マジでぇ~~~~~~~~~~~~~

これが原因じゃないの!!!!!!!!!!!!!!

どうやら4番のプラグコードがほぼ断線していたようです。

今までカプラーを引っ張って抜いていたのでまったく気がつきませんでした。

 

コイルの変更と配線(BOSCHブルーコイルへ変更)

そしてコード交換後、コイルを交換します。

コイルにはいくつかの線が刺さっているのですべて抜いてボッシュのブルーコイルに入れ替えます

「かっちょいい~~」

線をつないで、作業完了

エンジンに火を入れます

スイッチオン

キュオンキュオンキュオンキュオン!!!!

かかりません。。。。

セルモーターの音だけが響き渡ります・・・・・・

何故じゃぁ~~~~~~~~~~~~~~

もしかして、プラグの位置が違うのではと、トミー毛塚のよくわかるVWマニュアルを片手に差しかえてみます。

かかりませんorz

いろいろと試すこと30分くらい

わからん

ということで主治医の安本さんにヘルプTELをいれまして

「日曜日にすみません、今大丈夫ですか?」

「はいはい、何でしょう?」

「コイルとプラグコード替えたらエンジンがかからなくなっちゃって・・・
コイルの配線教えてもらえませんかorz」

ということで教えてもらいました

まずコイルのプラス側に3本、コイルの電源・バックランプの電源・カットオフバルブの電源 がつながれます。

マイナス側には、デスビに繋がるアース・ジュネレーターに繋がるアースが繋がります。

もう一度点検・・・・これか!

カットオフバルブの配線と、ジェネレーターに繋がる配線をあべこべにつないでいました

これではカットオフバルブに電源が行かないため、キャブレターに燃料が届かないので、エンジンがかかるはずがありません。

空冷ビートルのカットオフバルブ(アイドルカットオフバルブ)は、キャブレター(主にSOLEX)のアイドル系統に燃料を供給・停止する電磁弁です。

カットオフバルブの配線をプラスに、アースをマイナスにつなぎ直します。

これでコイルの配線は合っているはずです。

さて、焦ってばらばらにしたプラグコードを何とかせねばなりません。

安本さんにプラグコードの配線位置の確認方法も聞いていますので、その通り作業します。

まずはジェネレーターのプーリーのボルト(21M)を時計回りに回して、点火タイミングを計るときに使う切欠きを上に持って行きます。

このとき、デストリビューターの蓋をはずして、デスビのローターの位置を確認します。

クランクプーリが上部に来ているときのローターの位置は①番しリンダーの圧縮上死点もしくは圧縮上死点のいずれかになります。

このとき、デスビ本体に切欠きがあり、その切欠きにローターの金属部分が期待値が圧縮上死点となります。

この位置に1番のプラグコードを刺差し、そこから時計回りに1→4→3→2とさして行きます。

これで完了!

いよいよエンジン始動です。

セルを回して、アクセルを踏みます。

キュルキュル・ヴオンとエンジンが目覚めました!!

やった、かかった!

ようやく何とかなりました。

ポイントギャップの調整をしているので、点火タイミングが狂っているはずです。

再びタイミングライトで点火タイミングを調整。

できた、試乗に出かけます。

乗った感じ、特に問題は感じないです。

直ったかな?

よさそうです。

家に帰って、アイドリングのまま10分ほど様子を見てみました

多少波打ちますが、アイドリングが止まる気配はなく、回転数も900回転前後で安定しています。

よかった!

ようやくセッティング完了

ちなみに、外した古いコイル、何やらオイル漏れしていました。

今回はデスビコンデンサー、燃料ポンプ、キャブセッティングの乱れ、プラグケーブル、コイルと、波状攻撃のように壊れててゆき、何が何やらでしたが、おそらく最大の原因はプラグコードであったとも割れます。

さて、これで本当に直ったのか?!

しばらく様子を見てみます

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