JA11ジムニー 低速でステアリングジャダーが発生、セッティングで改善を試みる

           

     

    最近修理ばかりの日々ですが、これまた近頃悩んでいる症状があります。

     

    ステアリングジャダー(シミー)です。

     

    よそ様の投稿ですが、ジャダー現象とはこんな感じです。

    ジムニーのジャダーと言えば一般的には低速域では発生せずに、60キロを過ぎたぐらいから、突然ステアリングが暴れ出すというのが定石です。

    しかし、2号車で最近発生しているジャダーは10キロ未満のみ、踏切超えや、道路の修理跡などで、両輪が同時に刺激を受けた際に発生するという不思議な現象に襲われているます。

     

    さらに不思議なのは、高速域ではハンドルは安定しておりジャダーの発生はなし。

    20キロ未満の「のろのろ運転時」のみ、ジャダーが発生します。

     

    JA11のジャダーの発生要因1位と言えば「キングピンベアリング」の劣化ですが、2号車のキングピンベアリングは昨年9月に新品に交換したばかりでまだ十分新しい状態です。

     

    さらに、ハブベアリングの交換も半年以内と、ベアリングに関しては問題はないように思われます。

     

    ステアリングまわりのボルトの増し締めなど、いろいろと試したものの、一向に改善するようするはありません。

     

    そこで、いくつかのセッティングの変更を試みてみました。

     

    JA11ジムニーのトー角調整

    まずはトー角の変更です。

     

    JA11の場合、ステアリングロッドにトー角調整のネジがあり、ここを調整することでトーインやトーアウトに調整が可能です

     

    トーインとは、車を正面から見て両方のタイヤが若干内側に向いた状態、上から見たら「ハ」の字の状態、トーアウトとは其の反対で、正面から見ると若干タイヤが開いたような状態を言います。

     

    一般的な走行では、トーインの場合直線安定性が上がり、トーアウトだと曲がりやすくなると言います。

     

    さてジムニーの場合はどうでしょうか、通常、こういったアライメントの調整は慎重に専用機器などで測定しながら行いますが、そこはジムニー、まずは適当にいじってみます。

     

    しまし、ステアリングロッドにもうけられた調節用のアジャスターですが、完全に固着していてちょっとやそっとではビクともしません。

    こういうときは、ジャッキを利用するのをお勧めします。

     

    調整アジャスターは調整用のロングボルトと左右の固定用の2個のボルトからなり、左右のボルトを緩めてから、センターのロングボルトを回すことでトー角の調整が可能となります。

     

    この、固定用のボルトは片方は正ボルト、もう一つは逆ボルトとなっており、どちらのボルトも上に回すことで緩みます。

     

    モンキーレンチをボルトに噛ませて、ジャッキに当て木をして、レンチをゆっくりとジャッキで持ち上げます。

    そ~~~と上げてゆくと、あるタイミングで「パキン!」という音とともに固定用のボルトが緩みます。

     

    両方の固定用のボルトを緩めてトーインにセッティングしました。

     

    早速テストします。

     

    乗り心地が劇的に変わりました!!!。

     

    物凄い、ジャダーが発生します!

     

    今までは、発生していなかった、少しの道のでこぼこでも、ハンドルが大暴れします!!!

     

    「これは失敗・・・」

     

     

    続いて、トーアウト側にセッティングを変更します。

     

    同じようにボルトを緩めて、ロッドを伸ばし、最後に左右のボルトで固定します。

     

    テスト走行、、

    おっ、ほんの少しだけましになったかな?と言う印象でした。

     

    しかし、ましになったとは言え、やはりジャダーが発生します。

     

    トー角の調整で解決することは難しそうです。

     

    パワーステアリングギアのステアリングの遊び調整

     

    続いての調整は、ステアリングギアの遊びの調整をしてみました。

     

    ステアリングギアの調整は、ステアリングギア上部にあるM17で固定されているボルトを緩めると、中のマイナスが切ってあるシャフトを全体で90度ひねることが出来ます。

    このシャフトをひねることで。ステアリングギアの遊びの調整が可能となります。

     

    M17のディプソケットをつかい、固定しているボルトを緩めます。

     

    現時点では一番遊びが大きいポイントなっていたので、一番奥まで締め込んで、遊びを渋くしてみました。

     

    テスト走行です。

    う~~~~~~~ん、若干改善したような、していない様な・・・・・

     

    あいかわらずジャダーが発生します。

     

    しかし、ステアリングの重さは確実にちょっと重くなっています。

     

    きも~ち、改善した気もしたので、結局真ん中くらいにセッティングしました。

     

    通常域ではたいして問題になりませんが、やはり気になるジャダー、こうなると、もうあのパーツを試して見るしかあいません!

     

    工藤自動車の「ステアリングじゃダーストップリング」!

    「?」えっ?JB23用じゃないの?と思われるかと思いますが、現在2号車には石塚ナックルを装着しています。

     

    石塚ナックルでは、ナックルを固定する後ろのパーツ(ドライブシャフトオイルシール、純正ナックルオイルシールアッシ)はJB23用を使うので、ならば、工藤のジャダーストップリングも適合するはず!!

    と、言うことでポチってしまいました。

     

    現在パーツ到着を待ちつつ、ジャダーと戦っています。

     

    ストップリングで。ジャダーは解決するのか?! 乞うご期待!

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