ジムニーのフロントパイプを社外品に交換 50πを購入したつもりだったのに・・・・

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ヒカリオートレーシングのHさんが「50πのフロントパイプ付けたら、めちゃくちゃよくなった!!!!」と熱く語かたっていたと思っていたら、同じくHARのJさんが「42.7πのフロントパイプがめちゃくちゃいい!!」と・・・

という感じで、最近私のまわりでちょっとしたフロントパイプブームが押し寄せています。

いろんなところから「めっちゃいいよ~」ということばを聞くと、欲しい病が発病するのはいつもの常。

さて、そのうち買おう~と心に決めるも、いくつかの問題点があります。

まずは車検の問題

JA11・2型~5型のフロントパイプには触媒が付いており、触媒無しの直管パイプでは車検に通りません。

 

まぁ、これは小さな問題点として、もっと大きな問題点は「その音量」です。

 

大人の事情の問題

一人前の大人として町内会に属している以上、むやみに爆音を立てて家の周りを走るわけにはいきません。

 

フロントパイプの交換で、どの程度音量が上がるのか?

 

之は結構大きな問題です。

 

もちろんフロントパイプを社外品に交換した車両の音を何度も聞いたことが有りますは、しかし、走行会などで音を聞いても、既に麻痺しているので、爆音には感じません。

平日の朝、8時頃、エンジンONから近所の細道を抜けるまでの静寂な空間をつんざく爆音は避けねばなりません。

 

しかしです。欲しいじゃありませんか~

 

マフラーやフロントパイプを交換すると、何故爆音が出るのか?

エンジンから爆音が出る原理としては、エンジンで爆発燃焼した後の排気ガスは、排気バルブから排出されると、エンジンに取り付けられたエキゾーストマニホールドを通ってマフラーのフロントパイプに至ります。その後、センターパイプを通って、テールエンドから排出されるわけです。

 

その過程で、排気ガスは非常に高温・高圧力なので、常温の空気に触れると急激に膨張し、発生する振動が排気音となります。まったく消音を行わない状態、すなわちエキゾーストパイプ以降なにも無いような状態だと、一見おとなしい実用エンジンでも爆音を立てるのはそれが理由です。

 

では、直管のフロントパイプと、触媒付きのフロントパイプではどのように違うでしょうか。

 

触媒はエンジンから出る排気ガスの不純物を除去し、浄化処理する排気システムの一部です。NA車の場合、エンジンから出てくる排気ガスを集合させるエキゾーストマニホールドの次に設置されています。JA11などのターボ車の場合は、エキゾーストマニホールドの次にターボチャージャーがあり、フロントパイプにつながって、その次に触媒が設置されています。

触媒は、排気ガスに含まれている有毒成分を、化学反応によって低減する装置です。
触媒がないと有害成分を全く除去しないまま、走ることになってしまいます。

 

また触媒がないと、一般的な傾向として、排気音が大きくなり、排気効率も変化します。
一般的に触媒という抵抗を取り除くわけですから、高回転時の排気の抜けは良くなりますが、低回転時のトルクは減少してしまいます。

 

つまり、ジムニーのフロントパイプを直管のモノに変更した場合、抜けがよくなって、パワーは発生しやすくなりますが、一般的にトルクは細くなる可能性のあるパーツです。

↑ 直管パイプ いかにも抜けはよさそうです。

 

しかし、メーカーのページの商品説明を見ると
「マフラーが変わっている方、フロントパイプを交換すると、タービンの排圧が下がり、ブーストの立ち上がりが、早くなる為、低速トルク パワー、燃費共アップ」的な事が書かれています。

 

これってどっちが正しいのでしょうか?

まぁ、実際に取り付けて見ればわかるでしょう~~~

 

と言うことで物色。

 

ja11のフロントパイプはパイプの太さがおおまかには3種類

 

一番大きいのが50π、その次が45πで、一番細いのが42.7π

 

メーカーのページでは、そのどれを付けてもパワーアップするそうです。

 

因みにHARのHさんは50π押しで、42.7付けてみたけど、断然50がいいとのこと、またJさんは42.7が最高!と言っています。

 

Hさんのja11はフルチューンバージョンで、ブーストも 以上1.1以上かけているスーパーカーです。

 

一方JさんのJA11は、ライトチューンでエンジン廻りはほぼノーマルです。

 

私のJA11の場合、そこそこチューンですが、ブーストは0.85と抑えめ、間を取って45πが一番いい気がします。

 

しかし、45πのフロントパイプは「サクソン」しか作っておらず、他のモノに比べると若干お高めです。

 

どうしようかな~~~と悩みつつ、ヤフオクで出物が出る度に、入札を繰り返していました。

 

しかし、これは半分お遊びです。

 

状態の良さそうなものはいつもミルミル値段がつり上がり、落札には至りません。

 

と、思っていた矢先でした。

 

ふっと、メールを見ると「おめでとうございます。あなたが落札しました!」のメールが!!!

 

「TACが出品していた 010527★1円スタート★メーカー不明JA11フロントパイプ 中古 と言う品」何故だか7750円で落札出来てしまいました。

商品説明では下記の通り書かれています
—————————————

ジムニープロショップでお馴染みのTACからの出品です。

今回は、社外JA11用フロントパイプです。

メーカー不明で音質音量など解りません。

車検対応かどうか解りません。

パイプ径:約50φ

※程度は画像でご確認ください。

※画像に載せてある部品が全てです。

※あくまでも中古品ですので汚れ・傷・錆などがありますので、ご理解いただける方のご落札をお願い致します。


 

そして数日後、商品がやってきました。200サイズと言うことで箱はでかいです。

サイレンサー付きの(もしかして車検対応(笑))のフロントパイプ

 

直管より、排気効率は落ちるものの、騒音はましと思われます。

 

常識ある大人の判断です!

 

では商品を出して、各寸法を測ってみます。

 

そこで、「おやっ」となりました。

タービンアウトレットからのフロントパイプの入口部分は確かに50πありますが、その奥のパイプ内径は42.7ぽいです。

パイプの外径を測ってみると、45π!!!

間違いなく、内径42.7πのフロントパイプです!

おいおい、商品説明に偽りありだよ!!!!!

と思いつつ、まぁ42.7でもいいかと自分を納得させます。

それでは取り付け。

2号車はトランスファーガードを付けているので、これをはずさなくてはなりません。

めんどくさい・・・

外しました。

 

フロントパイプを外します。

 

よく、タービンアウトレット側のスプリング付きのボルトが固着していますが、ここは最近外したばかりなので、問題無く緩みます。

 

排気センサーを外し、純正フロントパイプを撤去します。

 

では、お待ちかね、車外フロントパイプを取り付けます。

因みに出品者は「メーカー不明」としています。

グーグルの画像検索で、一番近そうなのはモデルチェンジ前の「ウイルズウイン」のフロントパイプ、パイプ径などの情報も一致しています。

多分これだろうなぁ~当時の価格は16000円だったようです。

少しだけ得した気分です。

取り付け自体は10分もあれば完了です。

一点注意事項は、純正フロントパイプに付いている排気センサーが使えなくなるので、外したままだと、メーター内に警告等が点灯します。

これは、センサーの配線をボディーなどにアースしてやると回避出来ます。

まずはアイドリング時の音量をチェックします。

エンジンon!

ブロロロロロロロ、とエンジン御、こころなしか若干乾いた感じの音になった気がします。

音量自体はあまり変わらないようです。

スマホの騒音計で測定してみました。

純正フロントパイプ時の、マフラー付近の音量は73.3~75.1デシベルといったところです。

一方、フロントパイプ変更後のマフラー付近の音量を測ったところ、74.2前後

ほとんど違いはありませんでした。

それでは実際に走行してみます。

走行時、純正フロントパイプで車内で測った騒音は72.1~73.5デシベル程度

一方社外フロントパイプの騒音は73.4~75.1デシベル。

ほんのちょっと上がりましたが、体感的にはまったく違いは計らないレベルの音量でした。

 

そして、最大の関心事!パワーアップやトルクアップは体感出来たのか????

 

微妙でしたorz

 

というより、まったく変わらないような・・・

 

やはり、サイレンサーが付いているからなのか?

 

こうなると、50πを試して見たいところです。

 

誰か提供してくれないかな~~~

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