JA11ジムニーにオススメのエンジンオイルは? エンジンオイル変更で燃費が大幅ダウンした!
2号車ではエンジンオイルに長らく「カストロールGTX DC-turbo 10W-30」を使用していました。
ホームセンターに気軽に売っているし、セール中だと4リッターで1280円くらいで購入可能(普段は1980円くらい)の激安オイルですが、信頼のカストロールということもあり、1号車の時代からほぼ10年、ほとんど之でした。
「カストロールGTX DC-turbo」は「鉱物油」に分類されるエンジンオイルでAPIはSM/CF相当と言うグレードです。
Contents
オイルの種類
エンジンオイルのベースオイルは「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3つの種類に分類されます。
化学合成油 とは
化学合成油はオイルの生成過程で不純物を限りなく取り除いたもので「化学合成油」とか「100%化学合成油」と呼ばれます。
化学合成油の特徴は、冬の気温が低い時期でもエンジンの始動がよいこと、耐熱性が高くオイルが劣化しにくいこと、蒸発性が低く、蒸発によるオイルの減少を極力避けることが出来る、等の特徴があります。
一般的に高性能オイルとして認識され、価格も他のオイルに比べると割高なのも特徴です。
部分合成油 とは
部分合成油とは鉱物油に化学合成油が20%ほど混合されたオイルです。
成分のほとんどは鉱物油でオイルの特徴も基本的に鉱物油と同じです。
ただ、20%化学合成油が混ぜられているととにより、100%鉱物油に比べると若干性能が高く、価格も高めです。
鉱物油 とは
鉱物油は原油を蒸留して製作された昔ながらのエンジンオイルです。
化学合成油に比べると「耐熱性能」や「酸化」に弱く、また分子構造にばらつきが大きいためエンジンの始動性や燃費では化学合成油の方が優れていると言われています。
しかし、価格は安く、オイルが劣化する前、早めの交換を行えば特に問題はないとされています。
エンジンオイルの粘度
ではエンジンオイルは粘度の違いによってはどうなるのでしょうか
「カストロールGTX DC-turbo 10W-30」では10W-30と記載されています。
之は何を意味するかというと、このエンジンオイルの「低温」と「高温」の2つが表示されています。10W-30の「W」はWINTER(ウインター:冬)の略で、低温時のエンジンのオイルの粘度を示しています。
つまり、一般的のには左の数字が小さいほど、そのエンジンオイルの通常の粘度は柔らかく(サラサラしている)、右の数字が大きいほど高温時でもオイルの硬さを保つことが出来ると言うことになります。
なので、一般的に低粘度が0W,5W,10W等はファミリーカーなどの車に使用され、高粘度が30,40,50等の指定のものは、エンジンが高温になるスポーツカーやターボ車に向いていると言えます。
API規格(エンジンオイルの等級)とは
エンジンオイルには「等級」というものがあります。
API規格は、米国石油協会(API)とSAE、そしてアメリカ材料試験協会(ASTM)の三者が定めた規格で、この規格はガソリンエンジン車はS、ディーゼルエンジン車はCで始まります。後のアルファベットが進むほど性能が高くなります。最近では省燃費性能を重視する傾向にあります。現在はSN規格が流通していて、こちらもやはり省燃費性についての試験評価項目に重きが置かれています。
エンジンオイルにはもうひとつ、ILSAC(GF-5)規格という規格があり、メーカーによってどちらかの表示、もしくは両方の規格(グレード)を表記しているものもあります。
各規格の詳細はこんな感じです。
(最近流通しているオイルは、ほとんどがSM以上の規格のオイルです)
SA
運転条件がゆるやかなエンジンに使用可で、添加物を含んでいないオイル(ベースオイル)。
SB
最低レベルの添加物を配合したオイルで、かじり防止・酸化安定性の機能が改善されている。
SC
1964~67年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、デポジット防止性・磨耗防止性・サビ止め性腐食防止性が備わっている。
SD
1968~71年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、SCより高い品質レベルを備えている。
SE
1972~79年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、SDより高い品質レベルを備えている。
SF
1980年型以降の車に適応。酸化、高温デポジット(堆積物)、低温デポジット、サビ、腐食に対する優れた防止性能を発揮。
SG
1989年型以降の車に適応。SFの性能に加え、動弁系の耐摩耗性と酸化安定性が要求され、エンジン本体の長寿命化を果たす性能がある。
SH(GF-1)
1993年型以降の車に対応。SGの性能に加え、スラッジ防止性、高温洗浄性に優れる。
SJ(GF-2)
1996年型以降の車に適応。SHの性能を向上。さらに蒸発性、せん断安定性に優れる。
SL(GF-3)
2001年度制定。SJに比べ、省燃費性の向上(CO2の削減)・排出ガスの浄化(CO、HC、NOxの排出削減)・オイル劣化防止性能の向上(廃油の削減・自然保護)があげられる。
SM(GF-4)
2004年制定。SLに比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。
SN(GF-5)
2010年制定。SMに比べて、省燃費性能の持続性のさらなる向上や触媒保護性能を強化。
まぁ、規格に関してはSM以上を購入しておけば、特に問題はないのではないでしょうか。
と言うことで、
前置きが大変長くなりましたが、今回、なんとなくエンジンオイルを変えてみました。
今回チョイスしたのは、このエンジンオイルです。
「LAKE FIELD エンジンオイル ECO SN/GF-5 5W-30 20L 全合成油 国産」
商品情報
☆世界最高規格のSN、GF-5の認定を取得(省燃費性や熱・酸化安定性により、長期間に優れたエンジン性能を維持)
☆あらゆる国産車・欧米車において、エンジン性能を100%発揮
☆低温での始動性や高温での安定性に優れ、エンジンを長持ちさせる
☆燃費性能とエンジン性能の両立を求めるクルマに最適
これまでのカストロールの鉱物油から、100%化学合成のオイルに変更、さらに5Wと言うことで、之まで使っていたオイルよりも若干柔らかめです。
yahooshopにて20リッター6495円(送料無料)と激安でした。
(モノタロウでは同じオイルが8790円で売っていました!)
早速オイルを交換
さて、早速オイルを交換します。
私の場合、アストロプロダクツで激安フィルターを購入・常備しているのでオイル交換の度にフィルターも交換します。
オイルの交換サイクルは、約3000Kmと言うところです。
交換完了、早速エンジンONです。
「おや??」
気のせいかもしれませんが、こころなしか、いつもより車内が静かな気がします。(気のせいかな?)
エンジンの強化マウントを付けているため、アイドリング時はダッシュボードのびびりなど、結構な音がするのですが、いつもよりダッシュボードのびびりが少ないような気がします。
「オイルが柔らかくなって、ピストンの動きがなめらかになったのかな?」
勝手に思いながら、走行テストに移ります。
若干ですが、3500回転くらいからのエンジンの伸びがよくなったような~変わらないような~?
とにかく、かなりの好印象です。
今のところ、悪い印象は一切ありません・・・・・あのことに気づくまでは・・・・・
2号車の平均燃費は9.2~9.5キロくらい。
ガソリン満タンで約270~300キロくらい走ります。
その日も、あ、そろそろガソリン入れなきゃ~とスタンドに行ってハイオク満タンです。
31リットル、リッタ-151円、4700円くらい入りました。
そしてトリップメーターに目を移すと、230キロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出ました新記録!
リッター7.4リットルです。
特に普段と違う走りもしてないし、山にも行っていません。
何じゃこりゃ~~
考えられる原因はたった一つです
エンジンオイル!
検証するため、1週間おとなしくエコランで走ってみました。
その結果、リッター7.7キロ!!!
悪い、、、、、、悪すぎる
「柔らかいオイルを入れると燃費が悪化する?」
Google先生にて調べます。
こんな記事が出てきました!!
中古車に燃費が良いオイル選ぶ際は「10w-30」が下限だと思って良いです(これ以上サラサラのオイルはNG)。
新車に近いとエンジン内部の磨耗か無いのでサラサラのオイルを入れても大丈夫ですが、中古になるとあちこちに隙間が出来るので(磨耗で)サラサラのオイルだと密封できなくなり(力が抜けて)燃費をロスするんですね。また隙間からオイルが燃焼室内部に漏れてきて燃えるので排気の色も白くなったりします。
これじゃぁ~~~~~
明らかに、ロスが出ています。
1リッター当たり1.5キロ!
加護出来る数字ではありません。。。。
しかしオイルは20リットルも購入してしました。。。。
打開方法を探します。
その1、粘度の高いオイルと混ぜる
20W-50当たりのオイルと混ぜることでオイルの粘度を上げることが可能です。
しかし購入した「レイクフィールド」の粘度ラインアップを見たところ、最も硬いので10W-30たいした違いがありません・・・
混ぜるならば、出来れば同じメーカのものが望ましいです。
あえて、違うメーカーを使うにしても100%化学合成の20W-40 20リッターとなるとどれも12000円前後、結構なお値段がします。
う~~~ん、弱った
と、もう一アイデア思いつきました!
その2、エンジンオイル添加剤を添加
「エンジンオイル添加剤です」
一般的なエンジンオイルの添加剤の効果は、燃費の向上、エンジン内部の潤滑の促進、エンジン内部の保護、洗浄などなど。
今回の場合、エンジンオイルのサラサラ化によって、排気にロスが出ている可能性がたかいので、ポートとピストンの間に膜を作ってくれる添加剤を添加してみることにしました。
近所のイエローハットで物色します。
購入する添加剤は直ぐに決まりました。
「モリドライブエンジンコート」
パッケージに「燃費がよくなる!」と書いています。
効能を見ると、「減摩剤の定番、高評価の液化モリブデンを高濃度に配合。エンジン内で持続的安定的に潤滑保護被膜が形成できエンジン性能を強力にバックアップします。」とのこと
さらに、どういうわけか、値下げになっています!
一本780円のはずが321円!超お買い得、これも日頃の行いがよいせいでしょうか。
さて、今回チョイスした添加剤ですが、「コーティング系オイル添加剤」と呼ばれる種類のもので、主成分は有機モリブデン。
擦軽減効果を持ちながら、固体である二硫化モリブデンと違って油溶性のため、沈殿などの心配がないとのこと、ピストンやポートの付着して機密性を高め、エンジンのコンディションを整えます。
この機密性を高めると言うのがポイント。
さらさらで、ガバガバになったピストンホールに、ローションで優しくフタをしようという算段です。
早速入れてみました。
アイドリング時。。。。。こころなしか、さらに静かになったような、なっていないような??
ガソリンを満タンにして、60キロほど走ってみました。
その結果は!
走行距離 56キロ
減ったガソリン、5.4リットル
リッタ-10.3キロ!!!!!!
向上しとる!!!!!!!
大当たりじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさかこんなに効果が出るとは思いませんでした。
まだ1度しか計測していないので、追加報告出来るかな~
そして今回の教訓です。
古い車には、古い車なりのオイルを使おう~ミスマッチは命取りですorz