ジムニーをタカラ塗料で全塗装 オールペンしました。刷毛塗り&ガン塗装
トタンスミッションも無事治り、どんどんと新車に近づいてゆきます(笑
こうなると、悪いところを手当たり次第に直したくなるのが心情という物です。
で、次に気に入らないところが塗装です!
1年ほど前、ホームセンターの198円の管スプレーでオールペンした2号車。
見た目はそこそこきれいですが、いろいろと問題点があります。
最大の問題は「アクリル塗料」と言うこと
この、アクリル塗料、自動車のボディーの塗装にはこれ以上無いくらい向きません
これからやろうとしている人は、絶対に止めた方がよいです。
まず、弱い、傷にめっぽう弱いです、すぐに傷が付きます。
さらに、汚れに弱い、白と言うこともあり、すぐに汚れますが、パーツクリーナーなどを使って拭くと、下の塗料まではげてきます。
さらに、熱に弱い。。
真夏の炎天下では塗装が浮いてきます。
ということで、早い段階から後悔していましたが、1度やってしますと、後の祭りです。
ウレタン塗料ならば、すぐに上から重ね塗りが可能ですが、アクリル塗料の上にウレタン塗料は塗装できません(涙
ウレタン塗料はシンナーが強すぎて下地にアクリル塗料があると、下地が溶けて、塗装が割れてきます。
そうです。新たにウレタン塗料でオールペンし直すには、この、でっぷりと塗ったアクリル塗料を全て剥離しなくてはならないのです。
さらに問題は続きます。
ウレタン塗料の剥離の場合、ランダムサンダーを使い、全体にこすってやる感じでOKですが、アクリル塗料の場合、剥離するくらいまでランダムサンダーを使うと、摩擦熱で塗料が溶けてサンダーのヤスリの目に詰まり、まともに塗装の削り落としができません。
ちなみに、剥離のためにランダムサンダー用のペーパー100マイセットを購入(2580円)を購入しましたが、結局ほとんど使うことはありませんでした。
こうなると、シンナーをかけて溶かして拭き取るか、剥離剤を使うかの2択です。
試しにシンナーを使って、ボディーの一部の塗装を剥離してみました。
なんと、30cm角を剥離するのに30分以上かかりました。
これではボディー全部を剥離するのに何日かかることやら・・・・
絶望的です。
こうなるともう剥離剤を使うしかありません
しかし、話に聞くには剥離剤は強力な分、ボディーに残ってしまうと錆の原因となり、車の寿命を縮めるといいます。
さて、どうした物か?????
しかし、動き出した歯車はもう止まりません。
取りあえずアマゾンにて「カンペハピオ 水性タイプ塗料はがし剤 300ML 」なる、ボディーに優しそうな剥離剤を購入してみました。
早速使ってみます。
まずは試しに、車内から。
剥離剤はどろ~とした液体です。
刷毛を使い、荷台部分に塗布してみました。
説明書には「30分くらいおいてください。」と記載されています。
30分たちました。状態を確認します。
塗装が、モコモトと浮き出ていること期待したのですが、走破ならず、なんとなく、塗装が浮いている感じです。
スクレーパーを使い、ゴリゴリ剥がしてみました。
「う~~~~~~~~~ん」
ドアもやってみます
今ひとつ・・・・
使えないこともないですが、パワー不足です。
思ったほどの剥離力は無く、結局剥離剤を塗った部分にワイヤーブラシを付けたグラインダーを使って剥離しました。
「これって意味ある???」
やはりボディーに優しい剥離剤ではパワー不足は否めません
こうなると、もう、あれしかありません
youtubeなどでよく目にする強力剥離剤「ネオリバー」です。
ジクロロメタン(塩化メチレン)系剥離剤で、下のような注意点があります。
ジクロロメタン(塩化メチレン)系剥離剤 使用上の注意事項
●閉鎖された場所や密閉場所での使用の際は送気マスクの使用や有圧換気装置での換気を必ず行ってください。(事故例が多くあります)
●ジクロロメタン(塩化メチレン)のガスは非常に重く(空気の約5.5倍)下の方に滞留しますので換気方法にご注意ください。
●ジクロロメタン(塩化メチレン)のガスは炎に接触しますと塩化水素を発生します。ガス加熱式の焼付け炉をご使用の場合、剥離槽の設置場所にご注意ください。又、在宅のまま建築物を剥離された場合、室内を十分換気した後火をお使いください。
さらに、「E-Value ディスクグラインダー用 カップワイヤブラシ 75mm 780円」と「E-Value ディスクグラインダー用 剛腕カップブラシ 強力研磨 80mm 980円」を追加購入して、事に臨みます。
まずは、ドアをはずしてドアでテストしてみます。
缶を開くと、ドローとした緑色の液体が出てきます。
最初素手で液体を塗ろうとしましたが、少し皮膚に付いただけでピリピリと痛んだので、急遽ゴム手袋を買いに走りました。
ドアに塗ってみます。
すると、なんと言うことでしょう!
youtubeなどで見るように、数秒で都道がポコポコと浮き上がってきます。
これはいい!
まんべんなくネオリバーを塗り込みます。
しばらく待つと、あらかたの塗装が浮き上がりました。
大まかにスクレーパーで剥がします。
しかし、ネオリバーも万能ではありません
大まかにはとれましたが、細かく見ると、はげてない部分も結構あります
ざっと、塗装を剥いで、残りはグラインダーで剥いで行きました。
ドア2枚にかかった時間は約2時間!
大体のことはわかったので、本日はこれで終了です。
さびては困るので、パーツクリーナーでしっかりと洗浄して、プラサフスプレーをしておきました。
翌日、本格的に剥離に入ります。
まずは、外せるパーツを外してゆきます。
ウインカー類、フロントグリルにモール類、その他諸々、2時間くらいかかりました。
そして、マスキングです。
ボディー以外はどんどんマスキングしてゆきます。
午前中はパーツ外しとマスギングで終了です。
お昼ご飯でしばしの休憩、お昼からはいよいよボディーの塗装剥離に入ります。
まずはリアゲート、ネオリバーを塗るとみるみる塗装が浮いてきます。
しばらく待った方が良さそうなので、ボディー全体にくまなく塗布してゆきます。
もこもこと塗装が浮いてきます。
ある程度剥離できたら、スクレーパーで塗料を剥がし、塗料が残っている部分には剥離剤を塗るの繰り返しです。
3時間くらいやったでしょうか。。。
もうヘトヘトです。
見た感じ剥離70%位は完了しています。
剥離していると隠れた錆も出てきます。
見つけては錆転換剤を塗布してゆきます。
日も落ちてきました。
この後、犬の散歩に行かないといけないので、今日はこれで終了です。
ボディー全体をパーツクリーナーで洗ってゆきます。
剥離剤が残っているとさびてしますので、結構慎重に、大量のパーツクリーナーを使用しました。
最後にプラサフを全体に塗布します。
スプレー缶を買っていたのでは、お金がいくらあっても足りないので、アマゾンにて
「【関西ペイント 1液プラサフ(希釈済)グレー 2kg】 自動車用ウレタン塗料 カンペ ウレタン 塗料 サフェーサー2825円」を購入
前回、メタリックブルーで全塗装したときに使用したアストロプロダクツの電動ガンを使い、ボディー全体に塗布しました。
細かくみると、まだまだ塗装が残っています。。。
先はまだ長いな~
この日は日曜日、次回作業は1週間後です。
そして、1週間がたちました。
ボディーをチェックします。
プラサフが足りなかった部分に若干、錆が出ていました。
ランダムサンダーとグラインダーを使い、錆を落としてゆきます。
さらに、ネオリバーを使ってもなかなか落ちない、しぶとい場所にはネオリバー塗布の後、ラップをかけて蒸らす作戦をとりました。
ラップで蒸らすと、ただ塗るよりもしっかりと剥離してくれます
「最初からこうすればよかった・・・・・・・」
後の祭りです、そして4キロあったネオリバーも残りわずかです。
そんなこんなで、ネオリバーは終了、後はグラインダーで残った塗装を剥離してゆきます。
ほぼ一日中、グラインダーにワイヤーブラシを付けて作業していました。
最初使った「 ディスクグラインダー用 カップワイヤブラシ」はワイヤーが抜けてきて、体全体に刺さります、さらにバランスがおかしくなって、猛烈な震動が襲ってきます。
これはあまりおすすめできません、
次に使った「ディスクグラインダー用 剛腕カップブラシ 強力研磨 80mm」
これはとてもよかったです。
ワイヤーの抜けも無く、きれいに剥離してくれます。
今日の作業終了、またもやパーツクリーナーできれいに洗って、プラサフを電動ガンで拭いて終了します。
今回は土曜日が仕事だったので、作業は日曜日1日のみとなりました。
しかし、ようやく、アクリル塗料の剥離は完了、来週から念願の塗装に入れます。
さって、何色にしようかな~
目を付けているのは「タカラ塗料」の刷毛塗りシリーズです。
気になるのは
「イーグルブルーグレー」
ブルー系にしたいのでこの四色から選びます。
迷いに迷った結果、「KURAYAオールドブルーシー」に決定しました。
早速購入します。
今回は余裕を持ってウレタン2液塗料、3キロ購入、シンナー付きセットで14540円(送料込み)でした
そして待つ事1週間、塗料も届き、土曜日です。
朝から、塗装の準備に入ります。
ロールケージを付けたまま作業していましたが、はずした方がきれいにぬれそうなので、はずします。
メチャクイチャ重いです。朝からヘトヘトです。
さらに、2週間もたつと、マスキングした部分が剥がれたりしています。
マスキングをし直して、ランダムサンダーの400番でプラサフの上から足付け作業をしてゆきます。
いよいよだぞ~~~~~~
足付けが終わったら、いよいよ塗装です。
タカラ塗装のパッケージを開くと調合の説明書が入っていました。
刷毛塗りの場合、「塗料4:硬化剤1+シンナー25%」くらい
今回はガンとそうなので「塗料4:硬化剤1+シンナー50%」に調合します。
まずは目立たない端っこから拭いてゆきます。
1回目、全体に薄くカラーを拭きます。
20分ほど待って、2回目です。
そして3回目、もうバッチリです。
おっと、フロントスクリーンとボンネットをはずしていたのでこちらも塗ろうとすると、「おや?」
ガンから塗料が噴射されません・・・
詰まった???
どうやっても出てこないので、急遽刷毛塗りに変更です。
ということで、フロントウインドとボンネットははけ塗りしました。
ここで、またもや問題発生です。
というか、実はわかっていたことなのですが・・・・・
塗装に先駆けて、自作FRPボンネットの修正を行いました
ファイバーパテ2缶分!
プラサフをした状態ではテカテカでいい感じです。
しかし、いざ、ウレタン塗料を塗った途端、したからアクリル塗料が溶け出して、至る所に割れ目が発生しました。
このFAPボンネット、最初からアクリル塗料を使っていて、さらにその上にパテを持っているので、剥離剤が使えません、
サンダーで削るも、熱でアクリル塗料が溶け出し、うまく下塗料が剥がせなかったので、いちかばちか、そのまま上からウレタンを塗ってみたのですが・・・・・
見事に失敗です・
「う~~~ん、どうしよう・・・・・・・・・」
とにかく、ボンネットの塗装割れはひとまず置いておいて、オールペン完了です
続いて車内、こちらはチッピングコートのスプレーを3本購入済み(3275円)です。
軽くマスキングしてから全体に拭いてゆきます。
チッピングコートとは仕上がりがゴムみたいなざらざらの仕上がりになるスプレーで傷に強いです。
車内にはうってつけ(ただし、汚れには弱いですが・・・)
3本で丁度車内全体を塗装することが出来ました。
マスギングを一気に剥がします、車の全貌が現れます。最も気持ちよい一瞬ですね~
はずしていたパーツを付けます。
ロールケージが重い!
もう全身ふらふらです。
よろめきながらも、はずしたパーツを取り付けてゆきます。
できた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後日、ボディーと同色の綏靖アクリル塗料を購入しました。「水性アクリル マットカラーオリジナル色 KURAYAオールドブルーシー AEPM_200g_old blue sea 」
ボンネット用です。
ボンネットとのひび割れをランダムサンダーで消して、水性塗料を塗ります。
何度か塗り重ねると、いい感じになってきました
完成!
こんな感じになりました。見違える~~~
なかなかかっこいいです!
後は、ステッカーチューニングですね
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ランダムサンダー用のペーパー100マイセットを購入(2580円)
カンペハピオ 水性タイプ塗料はがし剤 300ML 989円
E-Value ディスクグラインダー用 カップワイヤブラシ 75mm 780円
ネオリバー#100 4kg 三彩化工 剥離材 3740円
E-Value ディスクグラインダー用 カップワイヤブラシ 75mm(追加) 780円
E-Value ディスクグラインダー用 剛腕カップブラシ 強力研磨 80mm 980円
【関西ペイント 1液プラサフ(希釈済)グレー 2kg】 自動車用ウレタン塗料 カンペ ウレタン 塗料 サフェーサー2825円
パーツクリーナー 298円×5本
プラサフスプレー 890円
KURAYAオールドブルーシー14540円
ソフト99(SOFT99) 補修用品 グラスファイバーパテ 徳用缶 400g 1618円×2
タイホーコーザイ ラバーチッピング ブラック NX483 420ML 3本組 3275円
「水性アクリル マットカラーオリジナル色 KURAYAオールドブルーシー AEPM_200g_old blue sea 」2011円
ゴム手袋 680円
経費合計 38796円 也