R134aエアコンガスとエアコンオイルの充填方法
今は11月、既に降雪がある地域もありますが、エアコンガス充填の記録です。
作業したのは10月の頭、まだ結構暑い日がつづいておりエアコンが必要な日もありました。
そんな中、5号車のエアコンはと言うと、流石はJA11、もれなく効きが悪いです。
しかし、スイッチを入れるときちんとコンプレッサーも回っている様なんので、今回はガストオイルの充填で大丈夫そうです。
モノタロウとアマゾンで冷媒ガスとエアコンオイルを購入。
5号車は四型なのでエアコンは新ガスのR134aです。
2号車の旧ガスR12と違ってとてもやすいです。
エアコンオイルが1缶419円、冷媒ガスが3缶セットで1909円でした。
早速作業に入ります
ガスチャージにはマニホールドゲージを使用します。
新ガスの場合、低圧だけに接続する簡易ホースもありますが、手持ちのは2号車用の高級品です(笑
取りあえずエンジンをかけてエアコンを起動、レシーバータンクの泡を確認します。
レシーバータンクの泡の状態である程度冷媒ガスの状態が確認できます。
冷媒量がすくないとき、充填されている冷媒量が少ないと質量あたりの冷媒が受ける熱量は増えます。このためコンデンサで十分液化できず、二相状態になります。レシーバータンクを見ると泡がぶくぶくと出ている状態です。
適正冷媒量のとき、アイドリング状態でごく少量の泡が流れます。エンジン回転を少し上げると透明になります。
過充填の時、コンデンサ出口で完全に液状態になり,時間的に変動があっても,液のままです。このため泡が無い状態になります。
こんな感じなのですが、5号車の場合、ぶくぶくと泡が出ています。
早速充填していきます。
高圧が細い管、低圧が太い管ですがR134aは高圧と低圧でプラグの大きさが違うのでR12のような間違いは起きません。
エアコン冷媒ガスの基準値(psi)はおおよそ下記の通り
高圧 188.5~232
低圧 21.75~36.25
まずはマニホールドゲージをつないだときの値です
高圧が65psi、低圧が75psiと言ったところです。
マニホールドゲージに冷媒ガスをつないで、黄色ホースのパージ用バルブから空気をパージします。
小窓に液体が見えたらOK
まずはエンジンをかけずに高圧側にガスを入れて行きます。
ある程度はいったら、一度バルブを閉めてエンジンをかけてエアコンをMAXにして低圧側から入れて行きます。
1缶終わったところで高圧が130psi、低圧が31psiくらいになりました。
続いてエアコンオイルを入れます。
エアコンオイルの働きは、ガス冷媒を吸入圧縮するコンプレッサーの内部潤滑と、気密性を高めてガス漏れを防ぐところにあります。 この潤滑オイルが無いとエンジン同様にコンプレッサーも焼き付きを起こし、破損してしまいます。 エアコンのオイルが減ると、冷媒も漏れ、最終的にエアコンが効かなくなります。
マニホールドゲージにつなげて、低圧側から充填しました。
数値的にはもう少し入れた方がよさそうですが、吹き出し口に手を置いてみると結構冷たい風が出てきています。
夏も終わったことだし、今回はこれで様子を見ようと言うことで作業は終了です。
5号車、娘ちゃん号、だいぶん仕上がってきました~