空冷ビートルにコブラシートを装着した

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4号車のシートはフォルクスワーゲンの純正です。

 

1974年仕様はピン留めタイプ?と言われピン1本でシートが固定されています。

このシート、破れもなくとてもきれいです、一度外してぐるりと見てみましたが、シートカバーが交換された形跡があります。

で、きれいはいいのですが、ビートルの純正シート、まるで古いソファーのように結構多めのワイヤースプリングで構成され、乗り心地もソファーっぽいです。

しかし、経年劣化によりスプリングが常にギーコギーコと音を立てて、今ひとつよろしくありません。。

 

空冷ビートルのシートを変える場合、みんなはどんなシートにしているのかな?と探してみますが、意外と純正シート派が多く、シートを替えているのは少数派のようです。

よく見るのは純正シートでも60年代のバックレストがないタイプのシートをきれいに入り替えて使ってる人が多い印象です。

次に多いのが、やっぱりのレカロ!です。

しかし個人的に、空冷ビートルにレカロというのはなんとなくしっくりきません。

ビンテージな雰囲気にあう社外シート~

 

という事でやはり引っかかるのが「コブラシート」です。


コブラを付けているのは「旧MINI」乗りに多い様ですが、チラホラと空冷ビートルに装着されている例もあるようです。

しかしこのコブラ、そこそこ悪名も有り、すぐにクッションが抜けるとか、価格に品質が見合わないとか・・・・・

 

新品を買うと一脚67000円、2脚で約13万円、さらにシートレールも必要です。

 

因みにこのヘッドレストのないコブラ型のシートの形状をローバックシートといって、コブラ以外にもいくつか販売されています。

なかでもCOLIN プロジェクトというメーカーのシートが物もしっかりとしていてお値段もやすいです。

COLIN プロジェクトのローバックシートの場合、新品2脚で45000円くらい、コブラの三分の一です。

しかし問題が2点あります

シートレールは底留めタイプですが、ねじの間隔が縦 260mm × 横 315mm

サニトラとかハコスカとか、その辺のシートレールに合うピッチのようです。

結構探しましたが、空冷ビートルに適合するシートレールにはこのピッチはなく、加工が必要のようです。

その点コブラシートは、naniwayaでコブラシート用空冷ビートルピン留めタイプシートレールが販売されていました。

 

そしてもう一つの問題点が、

 

「デザインが気に入らない」

 

これは、もうどうしょうもないです

どうしよう~~~

 

やはり格好いいのはコブラです。

 

取りあえず、運転席側だけ替えようか???

 

先にも書きましたが、4号車のシートは運転中にギコギコいって、ホールド性も皆無、ちょっとスポーティーさにかけます。

さらにもう一つシートを替えたいわけがあります。

4号車が右ハンドル車だからなのか、左ハンドルはどうか分かりませんが、右ハンドル車の場合、ステアリングの軸と、ドライバーズシートのセンターがずれています。

シートのセンターに対して、ステアリングの軸が若干左に寄っています。

之は結構な違和感で、常になんとなく左を向いて運転している感じになります。

シートを変える際に右シートの固定を出来る限り左にずらすことで幾分かでも改善しようという魂胆です。

 

そうこうの悩んでいるさなか、ヤフオクにこれ以上ない物が出品されました!

「 バケットシート左右セット クラシック コブラ 55000円(送料8000円)」

 

「sr311に使っていたシートです。
とても綺麗なのですが、純正シートに戻したので売却致します。」とのこと!

実際写真を見る限りではとてもきれいです

気づいたときにはポチっていたのは言うまでもありません。

そうなると、必要なのがシートレールです。

純正シートレールを加工して付けようかとも考えましたが、最近の車検ではシートやシートレールもうるさくなっているという噂を聞きます。

1974年式だから、大丈夫かなぁとも思いましたが、念の為純正シートはそのまま保存、あきらめてシートレールを購入しました

naniwayaの空冷ビートル用コブラシート対応シートレール、1本2万円、2つで4万円

naniwayaの空冷ビートル用シートレール、文字情報では適合と書いてあるのですが写真が別のシートレールの物、、

それでもいいや!とポチりました。

 

だいぶ安く買えたとは言え、シートとレールで10万円、しばらく節約せねば・・・

 

1週間ほどしてシートとシートレールが揃いました、

 

 

なんとnaniwayaで購入したシートレールはNスポーツ製のシートレールでした。

Nスポーツのシートレールも検討したのですが、コブラ装着には別売りのアタッチメントが必要と書いてあったので、naniwayaにしたのですが、なんだか得した気分、レールの強度計算書も付属されていました。

早速シートの方を確認、確かにとてもきれいです、片方のシートのサイドショルダーに若干しわがある程度で、ピカピカです。クッションもまったくへたっていないようです。

「これはよい買い物をした!」

 

シートレールも確認します。

 

複数のパーツに分割されていますが説明書は一般的な物が一冊入っており、空冷ビートル用のものではありません。

 

手探りでなんとなく組み立てます。

 

シートとレールを合体!

無加工で合体できました。

 

左右取り付けて、あとは車体から純正シートを取り外してコブラシートを付けて完成です。

純正シートを外します。

 

前に一度外していたので手順は簡単

 

純正シートを後ろまで押して、シートレールのセンターにあるピンを外します。
ピンはタッピングビス一本で取り付けられています。

ビスを外すと金具を後ろ側に引き抜きます。

あとはシートを後ろに引っ張ればシートが取れます。

シートレールに蓋がある場合は、引っ張って外しておきます。

それではnaniwayaのシートレールを取り付けます。

無加工で付くはずです。

 

シートレールのセンターのレールを、純正位置のレールにはめ込みます。

後ろは、レールにはめ込んで、付属の留め具金具をシートレール内に入れてシートレールをを固定します。

naniwayaのシートレールの付属品に謎のスプリングがあったのですが、取り付け中に用途が分かりました。

純正のシートレールはレールにピンが刺さるようになっているのですが、naniwayaのシートレールでは純正のシートの位置合わせピンは使いません、そのピンをひっぱているスプリングに、付属のスプリングをたすことでテンションを弱めるようです。

左右つきました。

「うひょ~~~~格好いい」早速座っています。

 

サイドウォールが邪魔でめちゃめちゃ乗り込みにくいです

乗り降りするときはシートを一番後ろまでスライドさせて乗り降りしないとシートが傷みそうです。

 

走ってみます。

 

今までのギシギシが消えて、非常に心地よいです。

クッション性は落ちたので振動はかなりお尻に感じますが、スポーティーな感じで悪い感じではないです。

 

そして気になっていたステアリングの軸とシートのずれですが、ギリギリ左に寄せて取り付けた成果もあって、幾分か改善された気がします。

バックレストがなく、リクライニングもしませんが、大満足です!

 

リクライニングしないので、リアに荷物を積むときなどはちょっと大変そうです~

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