空冷ビートルフロントのハミタイ対策・理想を言えば編
前回、フロントタイヤのハミタイに気がつき、タイヤの幅を細くすることで対策を行いました。
しかし、空冷ビートルの様々な写真を見るに付け、同じホイールを履いていても、フロントタイヤがフェンダーの奥深くにある車両をよく目にします。
どうやっているのだろうかと、ちょっと調べて見ました。
どうやら「フロントアクスルビーム」というパーツに第1の秘密があるようです。
おなじみフラット4のサイトでフロントアクスルビームを見ていると、2インチロワードフロントアクスルビームと言うパーツが売られています。
2インチロワードというので、2インチ車高を下げられるのかな?と思うとさにあらず
どうやら、フロントアクスルビームの左右の幅を2インチ(約60mm)短くすることが可能の様です。
なるほど、このパーツを付ければ完全にハミタイは収まるなぁ~~と思いますが
さらに、これらのフロントアクスルビームにはアジャスターという物がついていて、アジャスターを上下することで車高を任意で調整することが出来ます。
これはぜひ欲しい機能です・・
そこには、高い高いハードルがありました。
まず、パーツ代が高い!
一番安いやつで158000円、高いやつだと25万円オーバーです。
さらに、このパーツだけでは機能しません。
フロントアクスルビームに加え、2インチダウンのフロントトーションバー スプリング2本セット 約5万円、さらに2インチナロードタイロッドASSYが必要です。
■2インチダウンフロントアクスルビーム 約17万円
DISCRIPTION - 商品説明 –
ホイールアダプターの装着やホイールオフセットの問題、またワイドホイールの装着時にフェンダーより出てしまったタイヤを内側にスッキリと収める事ができる、片側1インチ(25.4mm)ナロード加工されたフロントアクスルビームのボールジョイント用(’66〜ON)がリニューアルされて登場しました。
今回新たに、ショックタワープレートが9.5mmもの厚さとなり、更にガセット溶接により抜群の強度と耐久性を実現しました。CB PERFORMANCE製アイテムの中でも定評のある”PUMA”スタイルアジャスターも装着済みの為、約90.0mmの範囲で車高の調節が可能です。
また、インストール済みのニードルベアリングがトーションアームのスムーズな動きをサポートし、インナーブッシュには耐久性の高い特殊樹脂を採用しました。
2インチナロードビームに合わせて必要となるフロントトーションバースプリングSET(DR-114A)やタイロッドASSY(DR-114B※)もご用意しております。
■2インチダウンのフロントトーションバー スプリング2本セット 約5万円
【フラット4の商品説明】
ナロード加工されたアクスルビームに必要となる、2インチナロード専用のトーションバースプリングです。’66年以降のボールジョイントタイプで、各々1台分の上下ビームセットとなります。
■2インチナロードタイロッドASSY レフト&ライト W/アジャスター、ロックナット L.H.D. T-1 ’69-ON、K.G. ’69-ON 約2万円
DISCRIPTION - 商品説明 –
2″(約5cm)のナロードが施されたナロードビーム専用のタイロッドASSYです。ナロードビームに交換するとストックのタイロッドでは長過ぎるため加工を必要としましたが、ナロード専用のタイロッドをご使用いただくと一切加工等を行わずに取付けが可能です。レフト&ライトのセットとなっており、左右のタイロッドエンドにはそれぞれアジャスタブル機構が付いていますので、ナロードビームへ交換した後のトーイン角調整も簡単にベストセッティングへと調整できます。
なんと、タイヤを3cmづつフェンダー内に収めるのに、約25万円が必要になります。
さらに気がついたことに、これらのパーツはすべて左ハンドル用です!
4号車は右ハンドルなので、使えるかどうか、フラット4に問い合わせて見ました。
その答えがこれ
お世話になっております。
お問い合わせの件ですが、DR-114を右ハンドル車に使用する場合は2か所加工が必要となります。
1.ステアリングダンパー取り付けブラケットの位置が左ハンドル用なので、切断して反対側のビーム左側の同位置に溶接が必要
2.ピットマンアームのストッパーが使えなくなるので切断し取り外し。
ストッパーは無しでも乗れますが、必要であればノーマルビームより取り外し移植して下さい。
ステアリングギアボックスの位置出し・固定のでっぱりが無くなります。
無くても使用可能ですが、必要であればノーマルビームを参考に加工を行って下さい。
以上、ご検討よろしくお願いいたします。
FLAT4
フラット4さま、ありがとうございましたm(_ _)m
と言うわけで、買ったたででは取り付けは出来ず、さらに溶接による加工が必要となります。
因みに、いつもの通り、他に安いのがないかも探しています。
いつもの如くebayで、総額9万円くらいのパーツを発見
当然左ハンドル用です・・・
お値段は2インチダウンフロントアクスルビーム単体で9万円くらい まぁまぁ安いけど・・・
さらに、もう一件フロントタイヤを外に突き出す要素があります。
ドロップスピンドルです。
フラット4の高級ドロップスピンドルですと、オフセットプラマイゼロに出来る物もあるようですが、一般的なドロップスピンドルの場合、10mm~30mm程度外側にオフセットされてしまうようです・・・
そんなこと書いてなかったじゃん・・・ぶつぶつ
対策としては、フラット4のオフセット0のドロップスピンドルに変更
DISCRIPTION - 商品説明 –
キャスト(鋳造)製に比べ肉厚を増す事なく強度を得る事が出来る為、ホイールの取り付け位置がストックスピンドルと変わらない”0″ オフセットを実現するフォージ(鍛造)製ロワードスピンドルに、TYPE-1 & K.GHIA ’66年式以降のトーションバーモデルディスクブレーキ車用が新登場です。
ストックのスピンドルと交換する事で約63mmのフロントロワードが可能で、トーションアームのアッパーアーム/ロワーアーム共に位置変化せず、ストックハイトのショックアブソーバーも使用出来る為、乗り心地をスポイルする事もありません。レフト&ライトSETとなります。
※’66-’68年(〜CH#118857239)迄に使用する場合は、タイロッドエンド取り付け部とインナーベアリング内径が異なるため、’68年式以降用のタイロッドエンド(DR-249A-OC, DR-250A-OC)とホイールインナーベアリング (DR-312)、ハブオイルシール (DR-322)へ交換してください。
もしくは、ディスクブレーキ&ディスクブレーキ用のドロップスピンドルに変更するのが良いようですが・・・・
DISCRIPTION - 商品説明 –
フロントディスクブレーキ&911サークル化、更にフロントロワードをボルトオンで同時に実現出来るEMPI フロントディスクブレーキKIT W/ロワードスピンドルです。
フロントにキングピンの足周りを持つTYPE-1&K.GHIA TO-’65年式用となります。ローターはジンクコートメッキが施されたドリルド&スロットタイプで、摩擦力を増やし制動力を高め、排熱性にも優れ、ブレーキダストを排出し易い等のメリットがあります。スタッドホールはP.C.D. 130mmx5LUGの911サークル(PORSCHEピッチ)用(14mmx1.5mm)とP.C.D. 120.65mm(4.75″)x5LUG(CHEVYピッチ)用(12mmx1.5mm)となりますので、アダプターを使用せずにFLAT4 911スタイルホイールやCHEVYピッチのホイール等が装着出来ます(スタッドは別売り)。
更に、フロントロワードスピンドルも付属されておりますので、アクスルビームを加工する事なく、ストック同様の快適な乗り心地を保ちながら約63mmのフロントローダウンが可能。ショックアブソーバーもストックハイト用がお使い頂けます。なお、スピンドル交換により、ホイール取付け面が「6.35mm」外側にオフセットされます。
ディスクローター、ディスクキャリパー&パッド、ロワードスピンドル、スピンドルナット、グリースキャップ、ブレーキホース、ホイールベアリング、ハブオイルシール、マウンティングボルト&ワッシャー等がセットになっております。
※リプレイスメント用のホイールベアリングやハブオイルシールはボールジョイント用となります(DR-312/316/328)。
いずれにしても高いorz
前輪を詰めるか否か・・・・・まずは貯金か!!
- 「空冷ビートルのハミタイ対策」前の記事