空冷ビートルのエンジン冷却対策としてデッキリッド スタンドオフを自作
空冷ワーゲンのエンジンは、ご存知の通りリアにあります。
エンジンはジェネレーターに直結のファンから取り込まれ、エンジンを冷やして車の下に排気されます。
1200ccの頃のエンジンフードには空気取り込み用のスリッド穴がほとんど開けられておらず、1300cc、1500cc、1600ccと排気量が上がるにつれて、エンジンの冷却対策も順次取られてエンジンフードが穴だらけになってゆきます。
さて、我が家の4号車ですが、もともとは1200ccのSTDグレードですが、50年間誰かが所有しているうちにエンジンが1600ccに載せ替えられています。
しかし、エンジンフードは1200ccSTD仕様のままので、夏場の熱対策が必要なのでは?という感じです。
ということで、デッキリッドスタンドオフを自作してみました。
デッキリッドスタンドオフとは、エンジンフードとラッチの間を金具で伸ばして、エンジンフードが少し浮いた状態でロックできるようにするためのパーツです。
当然、FDLAT4やマイボウズでも販売していますが、ものもいいけど値段もいい!と追うことで1万円くらいします。
こんな金具ごときで1万円は出せないので(笑 自作します。
構造はいたって簡単、ロックのためのフックを伸ばすだけです。
既製品のデッキリッドスタンドオフの画像から構造を真似て、ホームセンターの汎用金具で似たようなものを組み立てます。
こんな感じ、パーツ代は1800円くらいでした。
早速取り付けます。
取り付け場所は、ボンネットフードの受け側下部にあるゴムブッシュを外し、そのにネジ止めします。
ゴムブッシュは回すだけで外れました。
穴にゴム製のグロメットをつけて、M10の20mmのボルトに金具を付けて差し込みます。
受け側のボルトは緩み防止のナイロンナットを使用しました。
台座の金具にアームの金具を付けますが、ボルト間に何も入れないときつく固定できないので、転がっていたショックアブソーバーのカラーを適当な長さにカットして入れました。
ここの受け側のボルトも緩み防止ナットです
上部もM10の60mmのボルトもアームの左右をM10のボルトで止めて補強。
最後にガタ防止でボルトにビニールテープを巻いて完成です。
エンジンフードを開け閉めしながら、アームの角度を調整し、ちょうどエンジンフードのロックが掛かる位置でボルトを締めて完成です。
約5cmくらい浮くようになりました。
これで、エンジンの冷却対策もとりあえずOK!
あとは人間の冷却対策ですね~