ジムニーにインプレッサのシート&フォレスターの純正シートレールを取り付けた。

           

    フォレスターSTIのシートを取り付けてみました。

    ボロボロのPCVシートカバー

    2012年の2月にボロボロのシートに1万円のPCVシートカバーかかけてから約5年、かなりくたびれて、見た目は相当みすぼらしくなってきました。

    カバーを外すとさらにみすぼらしいですが・・

    5年で1万円ならまあ、よい買い物と思います。
    新しいシートカバーに変えようかと思いましたが、問題は見た目だけではなく、クッションもへたりきっていてぺったんこです。

    さすがには平成5年式、23年26万キロも走ったシートはもう限界のようです。

    スワップするシートの選定

    ネットで調べるとレカロの他に「インプレッサ」や「RX-7(FD3S)」「RX-8」のシートなどを装着しているJA11が多いようです。

    レカロは新品は高いし、安い中古は汚いしと言うことで今回はパス、RX-7のシートはあまり出回っていないようです。RX-8のシートは割と流通していて値段もお手頃ですが、デザイン的に4点式のシートベルトを取り付けるには今ひとつの形です。(トライアル出場予定なので4点式シートベルトを導入予定です。)


    写真はRX-8のシート

    やはり、デザイン的にもバケットタイプで格好いいインプレッサWRXのシートが良さそうです。
    さらにググっていると「GC8 インプレッサWRX STI」のシートは小加工で装着可能という記事もあるようです。

    早速ヤフオクを物色します。

    値段1脚は1000円~1万円と幅があります。
    しかし価格が安いシートは送料が高いという裏があるようです。

    送料は1脚あたり3000円から5千円、デカいので当然ですが結構かかります。

    そこで今回は地元岡山県方出品している業者に絞って探しました。
    地元なら直接撮りに行って送料を節約できます。

    幸い岡山県には、ヤフオクに出品している解体業者けっこいます。

    フォレスターのシート、7000円前後が多い中、1脚、4000円!ペアで8000円
    という激安品を発見しました!

    インプレッサのシートではなく「フォレスターSTI」のシートとのことです。
    商品説明は「シートレールを変えたらインプレッサにも使用可能」とのこと
    シートレールはどうせ加工するのでここは即決です。

    (※調べてみたところ、写真のシートはインプレッサのもので、シートレールはフォレスターの物のようです。
    なので、おそらく前のフォレスターのユーザーが、シートのみインプレッサのものをスワップして載せたのでしょう。)

    その後、他の落札者も現れず、無事落札しました!

    フォレスターのシートに決定、早速取り付け

    早速取りに行きます、シート2脚、ぎりぎりJA11の荷台に積むことができました。
    商品をcheckします。そこそこくたびれてはいますが穴もなく、シミや汚れもなくなかなか良さそうです。

    まずは運転席側から

    そして土曜日、朝から装着作業です。

    まずは運転席側から。

    純正シートをはずします。
    純正シートはボルト4個で止まっていて、簡単に取り外すことが可能です。

    無加工で付かないかな~~~と希望的観測でとりあえずフォレスターのシートレールのママ車に乗せてみます。

    当然ですが前も後ろも幅も、JA11のボルト位置とは全く異なっています。

    「う~~~ん」どうやって付けよう?

    最近購入したオートメカニックのムックでJA22にインプレッサのシートを付けた記事を読みましたが、あれはレカロのシートレールを使っています。

    そんな追加出費はしたくないので、現状でなんとかしたいです。
    しかし「シート」という危険・安全に直結するパーツだけに適当な取り付けは危険です、しっかりと取り付けなくてはいけません。

    ネットを見ると、多くはJA11のシートレールを加工して、インプレッサのシートを取り付けているようですが、フォレスターのドライバーズシートは座面を調節するダイヤルが2個付いて、なんとかの機能を殺さずに取り付ける方法を探りました。

    まず、フォレスターのシートレールは後ろのセンタートンネル側が、センタートンネルにボルト止めする構造のため、ボルトの穴が横向きです。

    この場所だけはボルトを上から下に向けて通せるように加工が必要です。

    そこで、L字の金具を写真の様に取り付けてステーを作成しました。

    フォレスターのシート前部のボルト穴はJA11のドライバーズシートの取り付け方法とよく似た構造ですが幅が少し広めです。

    金具の角度も少し違ったので、まずはゲンノウでぶち回して角度を調整しました。
    そのご、内側にドリルで穴を開けてボルト位置を合わせます。

    補強のため、上から金具を噛ましてボルトで固定しました。
    ここは穴を開けただけでほぼ無加工です。

    問題は後ろです。

    JA11とフォレスターでは、ボルト穴がフォレスターの方が6cmくらい後ろにあります。
    左後ろに関してはL字金具で位置を合わせたので純正位置に固定可能です。

    右後ろはフォレスターのシートレールを無加工で取り付けられるように金具で延長し、下からL字の金具を使い補強しました。

    取り付け完了、フォレスターのシートレールを小加工で取り付け完了!いい感じです。

    続いて助手席の取り付け

    つづいて助手席側です。
    JA11は助手席と運転席でシートレールの形がまるで違います。
    純正助手席を外して取りあえずフォレスターのシートをこれまた純正シートレールのママ乗せてみますが、これまたまったくあいません。

    運転席側とちがい、フラットな床に取り付けるとなります。
    JA11のシートレールが使えるか試してみましたが、うまくあいません。

    さらにフォレスターのシートレールですが、取り外しが困難な形状で、できることならば助手席側もこのまま取り付けたいです。

    フォレスター純正シートレールをそのまま使用するには運転席側にあるようなステーが必要です。
    また、運転席側と同様内側後ろは加工が必要です。

    まずはステーの作成です。

    ホームセンターでかんぬきに使う金具を4個(1個489円)を4個かってきて、JA11の元からあるシートレール用の穴にボルト止めしました。金具の反対側はタッピングビスで固定します。

    シート側の加工ですが、シート前側のボルト穴は角度が付いているので、げんのうでまっすぐに伸ばしました。
    後ろ内側はL字の金具でボルト穴を新設しています。

    ステーに3mmの鉄板を使いシートが乗る台座を作ります。

    最後にシートを取り付けて完了!強度も申し分なさそうです。

    助手席側ですが、取り付けは何とかできましたが、レールの取り付けが前過ぎたのか、あまり後ろまでスライドしてくれません、これは今後の課題とします。

    JA11の純正シートですが、車検の時、いるとかいらないとか、ネットを見ても意見が割れているようです。

    しっかり固定できていれば問題無いとか、いや、だめだとか?
    取りあえず残しておくことにしました(場所をめっちゃ取りますが・・・・)

    インプレッション

    さて、乗り心地はと言うと、すごくいいです!
    1cmくらい座面が上がったので違和感はありますが問題はなさそう。

    座り心地が別物です、さすがにja11のシートクッションはへたりきっていたのでしょう。

    ホールド性も良好です。

    これまでのja11純正シートはバケットタイプではないので、ホールド以前の問題でしたが、フォレスターのシートはきっちりと体を抱え込んでくれています。

    そしてドライブポジションが変わったためか、なんだか違う(ちょっと良い)車を運転している感じがします。

    しかし、残念な点が無いわけではありませんでした・・
    車内に今までとは明らかに違うにおいがします。
    煙草のにおいではないのですが・・・・

    やはり取り付ける前に丸洗いした方が良かったかな?

    夏になって、まだ気になっていたら洗いましょうか。

    ジムニーにインプレッサシートを取り付けるその2

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