JA11ジムニーをSJ30トランスファーでダウンギア化 さらに 2LO 2本シフトで戦闘力アップ
今回はこれを取り付けます。
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今後取り付け予定のデバイス
2号車の戦闘力もずいぶんと上がってきました。
しかし、どうしても手をつけたい部分があと2カ所あります。
一つは「LSD」、トライアル出場で、ある程度上を狙うにはどうしても必要なデバイスです。
もう一つが「ダウンギア」パワー不足を補って、走破性を高めてくれます。
最近はヤフオクをみては出物がないか探していますが、なかなか「LSD」の出物は出てきません。
LSDに関してはバックラッシュの調節や組み付け時の問題を考えても、デフキャリア付きが望ましいです。デフキャリア付きならば、私の腕でもDIYでの取り付けも可能になります。
JA11の純正LSDでデフキャリア付きは3万5千円~5万円といったところが相場です。
できることならばJA11純正LSDよりももう少し効きそうなタニグチなどのサードパーティー製がほしいところですが、そうなると8万~10万となかなか手が出ない価格となります。
エアロッカーやロックライトなどのデバイスも検討可能・・・・・
と悩んでいても、先立つものがありません。
なのでLSDは夏か冬のボーナスに持ち越しです。orz
ダウンギアを取り付けよう
まずはなんとかなりそうな「ダウンギア」です。
なんとかなりそうとはいえ、ダウンギアも、普通に購入すると高価です。
パーツ代だけで20万~48,600円
最安値は「モーターファーム」のロックリザード 48,600円です。
モーターファームはトランスファーごと送ると工賃7,000円で取り付けしてくれるようです(安い)
上記料金だと、むしろLSDより高いし、工賃もかかりそうですが、JA11のダウンギア化にはもっとお手軽な方法があります。
SJ30トランスファーのスワップです。
この方法ならば、お手軽ダウンギア化できて、付け替えはDIYで可能。
トランスファーの落札相場も15,000円~25,000円とお手軽です。
【各ギア比】
・JA11の Hi:1.580 Lo:2.511
・SJ30のギア比 Hi:1.741 Lo:3.052
・ロックリザードのギア比 Hi:1.580 Lo:4.16
上記がギア比の比較です。
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タイヤ外径 743mm(グラントレックMT2225/75R16の場合)
JA11 ミッション1速 ギア比 4.063
JA11 デフギア比(ファイナル) 5.125
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JA11で1速でエンジン回転数3000rpmの場合
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JA11標準トランスファー Hi
エンジン回転数÷トランスミッション変速比÷トランスファ減速比÷ファイナル比 =ドライブシャフトの1分間の回転数
3000÷4.063÷1.580÷5.125=91.185(ドライブシャフトの1分間の回転数)
(タイヤ外径mm×π)÷1,000,000 =タイヤの外円周(Km)
タイヤの外円周=743×3.14÷1000000=0.00233
速度(Km/h)=91.185×0.00233×60 = 12.74(Km/h)
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JA11標準トランスファー Lo
3000÷4.063÷2.511÷5.125= 57.376
速度(Km/h)=57.376×0.00233×60 = 8.021(Km/h)
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SJ30トランスファースワップ HI
3000÷4.063÷1.741÷5.125=82.752
速度(Km/h)=82.752×0.00233×60 = 11.56(Km/h)
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SJ30トランスファースワップ Lo
3000÷4.063÷3.052÷5.125=47.205
速度(Km/h)=47.205×0.00233×60 = 6.599(Km/h)
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ロックリザード Lo
3000÷4.063÷4.16÷5.125=34.632
速度(Km/h)=34.632×0.00233×60 = 4.841(Km/h)
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SJ30トランスファーにスワップした場合、現在のタイヤでJA11純正トランスファーと比較して Hiレンジで10% Loレンジで18%ダウンとなる。
ロックリザードに変えるとLoレンジで40%ダウン!となる。
30トランスファーに変えたときのデメリットとしてHiレンジもダウン化されて実用域が乗りにくくなると言われますが、今はいている225タイヤにしてから若干トルク不足も感じているために、Hiレンジのダウン化はむしろ好都合、実用域のトルクアップを期待できます。
さらに現在の225タイヤの場合、純正より円周が10%アップしているので、Hiレンジの10%ダウンと合わせると、速度メーターの数値尾がほぼ実測になるはずです。
30トランスファーの種類
ということでお買い得品の30ファーが出品されていないかオークションをあさります。
この30ファーですが、大きく分けて3種類あるようです。
前期型
コンパニオンフランジがJA11と異なる
4WDランプが無い
中期型
コンパニオンフランジがJA11と異なる
4WDランプが使用可能
後期型
コンパニオンフランジがJA11と共通
4WDランプが使用可能
基本、どれでも取り付けはできますが最も適したのが後期型となります。
さらに前中期型の場合、純正のままのパーツを落札した場合、コンパニオンフランジ2個を後期型のものに変更する必要があるようです。
(純正パーツ価格 2,700円/個)
もう一つ気がかりなのは、元々着いているセンターブレーキを外すことができるか!です。
インパクトレンチがあれば楽勝と思いますが、これまでも何度も手強いボルトを相手にしてきているので、できればポン付けが可能な加工済みのファーをゲットしたいところです。
ヤフオクで漁りますが、後期型で加工済みポン付けOKのファーは3万円前後が相場、センターブレーキ付きの前中期は1.5万~2.5万です。
30トランスファー購入計画
ちょどのタイミングなのか、各種30ファーが5点ほど出品されています。
乗り出し価格は1万~1.5万、様子見のため、一番良さそうで安いファーを入札してみました。
3日ほど待ちます。
落札時間が近づいてきた30ファーを狙い入札、しかしすぐにライバルに阻まれます。
最初の品は28,000円でA*********というアカウントのライバルにゲットされてしました。
気を取り直して、前期型ファーです。
19,000円で落札間近、19,500円で何者かがBET!
すかざす20,000円をbet!
しかし結局24,000円で競り負けました。
落札者をみると A********* !!!
同じやつだ! 何で何個もいるのだろう?
過去の30ファーの落札価格を調べたところ、先週くらいから A********* が30ファーを落札しまくっているようです。
業者かな? タイミング悪いなぁ~~~
A*********がいなくなるまでしばらく様子を見ようと思っていた矢先、すごいのが出ました!
「後期型 30トランスファー 加工済みポン付け可能 2本レバー 2LO加工済み」
さらに「乗り出し価格 30,000円、 即決価格 45,000円!」
まじか!!!!
希望の30後期ファーです。フランジも加工済み、さらに特筆すべきは2Lo加工済み、それも2本レバーです。
2Lo加工とは、トランスファーを加工することで、通常の
「2Hi→4Hi→N→2Lo」のみでなく、2WDでありながらLOレンジを使えるようにする加工です。
さらに最近流行の1本レバーではなく2本レバータイプなのもポイントが高いです。
モーターファームのブログを見ると1本レバー加工の場合、工賃3万円~2本レバー5万円~
見た目も変わるし、2本レバーは魅力です。
2Lo加工はまたそのうちに~と思っていましたが、セットで45,000円はかなり魅力的なプライスです。
とはいえ45,000円、最近の懐事情きはかなり厳しい金額です・・・・・・・
っと・・・・・・・出品確認30分後、いてもたってもいられずに・・・落札してしまいました。財布がピンチです!
商品は着払いです。
私がいないときに届くと、いろいろと問題があります。
ときかく、誰にも気づかれずに商品を入手するひつようがあります。
こんな時、心強いのがヤマトのアプリです。
アプリ登録しておくと、荷物が発送された時点で連絡があります。
あとは配達場所を営業所止めに変更しておけばOK 一安心です。
そして週末が来ました。
30トランスファーの取り付け
天気も上々、早速取り付けにかかります。
オイルは近所のイエローハットで「80W-90」を購入しました。
JA11の純正は75w-90ですが、ネット情報を見ると「80W-90」でも問題なさそうです。
2本レバーのシフトをファーに差し込んでオイルをそそぎます。
30ファーのドレンボルトはJA11の10mmの正方形ではなく、10mmの6角レンチでした。
たまたま持っていましたが、ちょっと焦りました。
2号車の下に潜って、プロペラシャフトを外します。
緩めるのは、トランスファー側のみでOK、外したら、抜けないようにひもでくくって車体にくくりつけておきました。
ミッションtoトランスファーのプロペラシャフトは、ミッション側が抜けるとギアオイルが漏れるので要注意です。
運転席でトランスファーカバーを外してシフトノブを外しておきます。
4WDランプの配線とスピードメーターのケーブルをはずします。
あとはボディーと固定されている3カ所のマウントを外すとトランスファーを取り外すことができます。
そして、これが重い!!
運動不足の体にはかなりきついです。
激重の知恵の輪をようやく外します。
すでに限界に近いです。
しかし、今度は30ファーの取り付けです。
当然重い!
なかなかはまらないので、上のマウントを一度外し、下側2カ所のみを先に取り付けて、ジャッキで固定して、上のマウントを取り付けました。
ようやく固定完了。
プロペラシャフトを戻します。
4WDランプの配線とスピードメーターのケーブルを戻します。
ほんとに問題なく取り付けは完了しました。
運転席に座って、動きを確認します。
2本レバー、左は前から「Lo-N-Hi」 右は前から「2WD-4WD」となります。
どちらのレバーも引っかかりはなく、スコンと入ります。
インプレッサのシートに交換しているため、けん玉で作ったシフトノブは大きすぎです。
仕方なく、「2WD-4WD」切り替えのシフトレバーを新たに製作しました。
ホームセンターで買ってきた180円のベッセルのドライバーです。
バナーでシャフトを加熱します。
柔らかくなったら、一気に抜き取ります。(素材はマイナスがおすすめ)
あとは12mmの穴を開けて1.25のタップでネジを切って完成。
ギリギリですがなんとかはまりました。
シフトブーツも2本レバー用に縫い直しました。
ようやく完成!!
30トランスファーインプレッション
早速インプレッションです。
まずHi側ですが、思ったほど変化を感じることがありませんでしたが、
近所の坂等でいつもなら2速で上がるところ、ふけ上がって3速まで使います。
なかなかのローギアです。
トルクはなんとなくアップしたかな~という感じです。
Lo側ですが、これは体感できます。
河原を走るといい具合にのろくなっています。
2Loにしてアクセルターンしてみます。
たしかにこれまでの2Hiより鋭く地面を蹴る感じです。
アクセルターンをきっちり決めるにはあとは「LSD」が必要ですが・・・・
まぁ、満足な感じです。
来週日曜日は「チャイナカップトライアル第1戦」です。
戦闘力を試す絶好のチャンス!楽しみです。
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