JA11ジムニー FRP樹脂を使ってボンネットを自作してみました。(前編)FRPボンネットの作り方
ゴールデンウイーク突入!
今年は5月3日から5月6日までみっちり4連休、いろいよ計画を実施するタイミングがやってきました。
今回はFTP樹脂でボンネットを自作します。
計画
ボンネットの作成計画は昨年12月頃すでに考えていて、FTP樹脂は12月中盤に注文済みでしたが、よくよく調べて見ると、FTPは10度以下の気温では硬化しづらいらしく、暖かくなるのを、首を長くして待っていたわけです。
今年は3月中まで、寒波が毎週のように押し寄せなかなかタイミングが合いません、さらにエンジン不調やデフ交換のため、延び延びになっていました。
材料調達
用意した材料はこちらです。
FTP樹脂2セット8Kgの他、白ゲルコート2Kg、ガラスマット10M
合計15,978円でした。
FRPボンネット、ヤフオク!の激安品だと15,000円くらいからありますが、別途送料が1万円くらいかかります。
ちゃんとしたメーカー品だと3万円以上、自作すれば半額以下で作成可能です。
更になんと言っても、一度FRP工作をしてみたかったのが最大の動機ですが。
[品 番]
[商品名] 【FRPゲルコート/ノンパラフィン/オルソ系/ホワイト 2kg】FRP樹脂/補修
[価 格] 3,276 円
[数 量] 1
[金 額] 3,276 円
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[品 番]
[商品名] 低収縮タイプ【FRP補修5点キット/FRP樹脂4kg】一般積層用(ノンパラフィン)硬化剤/ガラスマット/ガラスクロス/ポリパテ付
[価 格] 5,371 円
[数 量] 2
[金 額] 10,742 円
——————–
[品 番]
[商品名] FRP成型用ガラスマット#450 10m★FRP樹脂/補修
[価 格] 3,239 円
[数 量] 1
[金 額] 3,239 円
先に書いておくと、「FRP補修5点キット/FRP樹脂4kg】一般積層用(ノンパラフィン)」付属のガラスマットのみで十分な量がありました。
追加で購入したガラスマット10Mは余計な買い物でしたorz
5月3日は用事のため、作業できず、5月4日良い作業開始です。空は快晴、温度も28度程度と絶好のFRP工作日和です。
さらにアリエクスプレスにて、かっこいいボンピン(ボンネットピン)を手配しました。
不自然な日本語がいかにもパチくさいです(笑
(「ダイナミックな」って何だ、定価12,000円って・・980円くらいでした。)
ボンノットの取り付けにはJA22用のヒンジを使用します。
FRPボンネット作成準備作業開始
まずは、JA11のボンネットにワックスを塗って型を取る準備を行います。
ワックスは合計3回塗布しました。ワックスを塗っては15分くらい乾かしてから拭き取ります。
つるつるなりました。映り込みもあります!
下準備ができたので、本体からボンネットをはずします。
ボンネットはM10のボルト4本で止まっていて、簡単に取り外しが可能です。
「よっこらせ」とボンネットを下ろして、作業台の上にのせます。
(FTPで手がベトベトなので写真は少なめです・・・)
メス型の作成
まずはメス型を作成します。
ネットのボンネット自作の記事を見ると、ボンネットの上張ったFRP樹脂で直接ボンネットを作成していますが、JA11のボンネットは箱形なので、この方法では左右の大きさが広くなってしまいます。
さらに、表面処理のことを思うと、めんどくさくても先にメス型を作った方が後の作業が楽ちんです。
急がば回れです・・・・
まずは白ゲルコート500MLくらい入れて、硬化剤を適当に垂らしてボンネット上に直接塗りつけます。
ワックスが撥水して、うまくゲルが乗りません。
それでも2重3重と塗り重ねてゆくと、なんとか全体をゲルコートで覆うことができました。
メス型も、ゲルコートでコーティングすることで、表面がきれいになります。
続いて、ガラスマットを敷いて、FTP樹脂を塗布してゆきます。
今回メス型には2プライ(2重)にガラスマットを使用しました.
25度越えの気温のおかげで10分くらいから硬化が始まります。
急いで作業を行います。
2重に塗布完了後、その辺に転がっていた竹をメス型のうえに乗せて、その上からFTPを張りました。
これで湾曲防止もばっちしです。
1時間経過・・・・・・・
根がせっかちなので、硬化時間が待ち遠しいです。
9割くらい硬化した状態で、もういいかな!とボンネットからメス型を剥がしにかかりました。
ボンネットとFTP樹脂の間に差し金や長い棒を突っ込んで少しずつ剥がします。
「ペリッペリッペリッペリッペリッ」と少しづつ剥がれ、10分ほどで分離完了しました。
が!、ゲルコートが固まりきっていなかったのか、ところどころゲルコートがボンネット側に残ってしまいました。。。
「あ~~~あ、まあ、後で削ればいいか」と気にせずに作業を続行します。
オス型の作成
今度は、メス型の内側にワックスを塗布します。
こちらの3度塗布しました。
ワックスが乾いたら、早速白ゲルコートを塗り込みます。
本番ボンネットなので、3回ぐらい塗り重ねました。
その後、今度はガラスマットではなく、ガラスクロスを敷いてみました。
ガラスクロスはガラスマットよりも柔らかく、ボンネットの両端の箱部分などの貼り込みに向いています。
その後、2重にガラスマットをを引いて3プライとしました。
最後に段ボールを使い、裏にボンネット補強用の骨を作成しました。
硬化を待ちます。
1時間くらい経ちました。
もういいかな?とメス型からオス型を抜いてゆきます。
緊張の一瞬・・・先ほどと同様に棒を突っ込んで少しずつ剥がします。
20分くらいかけて、ゆっくりと剥がしました。
できた!!!!!
メス型のクオリティーが今ひとつでしたが、オス型は、メス型の型どおり抜けました。
表面は概ねつるつるですが、メス型でしくじっている部分はオス型もでこぼこです。
とりあえず、抜けたオス型を車両においてみました。
「いいんじゃない!!!!!!!!!」
パテ研ぎ
でこぼこ部分をサンダーでならして、パテを塗って研ぎます。
ちなみに、ここまでの作業で、4日と6日実は2日かかっています。
せっかくのFRPなので、ボンネットの下を斜めに3cmほど削って、トライアルボンネットにしてみました。
5月5日はスポーツランド岡山で走行会があったため、タイムアップ!
仕上げ作業は来週に持ち越しです。
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- 次の記事「JA11 ジムニー FRPボンネットの自作(後編)」
大量生産で儲けましょう(^▽^)/
いいですね~~
しっ・・しかし。販売するにはもう少しクオリティーアップが・・・
遠目ではきれいですが・・・