ジムニーのエアコンがそれでも効かない・・次の一手は
さて、ガンとして動かなかったコンプレッサーの心を開き、素直に動くよう改心させてやったのは記憶に新しいところですが、コンプレッサーは動いたもののぜんぜん涼しくなりません。
まだ何か足りない様です。
そこで、まず思い浮かぶのはガスです。
JA11-2型なので、使用するガスはR12になります。
進学のR134aは一缶3~400円で買えますが、R12は高いです。
既に絶盤で、デッドストックがヤフオク!で数千円で売買されています。
そして今回使用するのは「R12の代替ガス カーエアコン用クーラーガス R-12対応 R-SP34E」です。
一缶200g入りで1690円でした。
念のため2缶購入。
ガスチャージには専用のチャージ用マニホールドゲージが必要です。
これは、昨年既に購入済みです。
ケーブルをつなぎます。
青ケーブルが低圧、赤が高圧用です。
JA11の場合、奥が低圧、手前が高圧です。
設定値は低圧が2KG、高圧が15KGです。
ゲージをつなぎ、メモリを確認します。
低圧が9KG、高圧が5KGを示しています。
まるでガスが足りない様です。
先に高圧のバルブを開けて、30秒くらい注入します。
1度しめて、低圧のバルブを開けて、じっくりとチャージします。
ボンベがキンキンに冷えて、チャージしづらくなるので、手で温めながらチャージします。
ボンベ2本用意していましたが、1本で規定値までチャージが完了しました。
「よ~~し、これでキンキンだぜ!!!!」
ためしに、エアコンONでしばらく走ります。
「う~~~~ん、涼しいと言えば涼しいのですが、なんだかパンチが足りません?」
その後も30分くらい走ってみます。
やっぱ、なんかおかしいなぁ?
ふっと助手席の足下上にあるエバポレーターを触ってみます。
「なんじゃこれは!!!!!!」
キンキンです
凍り付いています!
助手席側からエバポレーターの中を覗いてみると
「おーーーーーーーーーーーーーーーー」
エバポレーター一面が真っ白に凍り付いているではありませんか!
「こんなところで、エネルギーを無駄につかとったか!」
翌日早朝、掃除します。
掃除のために、エバポレーターのカバーをはずそうとしますが、なんだか外れる気配がありません・・・・
もー時間ないのに!!
「切っちゃえ!」
ニッパーで、エバポレーターのカバーの格子を全て切り取りました。
エバポレーターの表面は28年分の埃でみっちりと覆われています。
この埃が濡れて、凍って、効率を落としていた可能性があります。
できた大穴から歯ブラシを入れて掃除します。
驚く量の埃が取れました。
最後にエアコン洗浄スプレーを一本噴射します。
その後10分以上待てと書いてあったので、そのまま会社へ。
そして、帰宅。
お楽しみのエアコンONです。
「どうかな?効くかな?」
スイッチON!
「明らかに涼しい!これ、涼しいよ~~~」
結局、「エアコンアップの故障」「ガス不足」「エバポレーターのほこり詰まり」の3点セットで冷えなかったようです。
これでこの夏は快適かな~~
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