ジムニー カスタム 低速で発生するシミー現象退治

           

    ここ最近、不思議なジャダーに悩まされていました。

    ジャダー(シミー)現象と言えば、車速が60キロ前後になったころから、タイヤが暴れ出し、ステアリングが左右に取られ、停止するまで収まらないと言うのが定番で、主な発生原因はキングピンベアリングやハブベアリングの劣化です。

    わたしも1号車では、相当ジャダーに悩まされました。

    で、最近発生しているジャダーですが、まったくこれまでと発生時のタイミングと症状が違います。

    徐行状態で、マンホールや道路の継ぎ目などの段差を超えた際にジャダーが発生し、タイヤが左右に暴れ出します。しかし、アクセルをふかし加速すると収まります?

    時速20キロを超えた頃からはステアリングが安定し、ジャダーも発生しません。。。

    キングピンベアリングも、ハブベアリングも半年以内に交換済みで、ナックルもオーバーホール済みです。。。

    謎の症状に2か月ほど、悩まされていたある日、ふっと「ここが原因ではないかな?」と言うポイントを思いつきました。

    シャックルです。

    数ヶ月前、キタガワの中折れシャックルをヤフオクでゲットして取り付けています。

    キタガワの中折れシャックルはウレタンスペーサーが必要な幅広タイプでしたが、ヤフオクで落札したシャックルにウレタンスペーサーは付属しておらず、仕方なく、純正ブッシュの耳を切って自作スペーサーを作成して取り付けていました。

    ここのサイズがあっておらず、シャックルが遊んでいる可能性があります。

    と言うことで、正規のウレタンスペーサーを装着して様子を見てみることにしました。

    ネットで探したところ意外と、ウレタンスペーサーの単体は販売されていません。

    ようやく、NTS技研で販売されているウレタンスペーサーを発見、購入しました。

    1個300円、フロント8箇所で2400円です(送料は200円でした)

    程なくパーツも到着、早速取り付けます。

    フレームをジャッキアップして、シャックルをフリーにし、シャックルのボルトを外し、中折れシャックルのプレートをはずそうとしましたが、、、まったく抜けません。。。。

    シャフトにがっちりと固着して、ビクともしません。。

    困ったなぁ~~~

    兎に角、ハンマーでどつきます、さらにギアプーラーをつけて、引っ張ります。

    なんとか動いてきましたが、なかなか手強いです。

    なんやかんやで30分くらい格闘し、ようやくシャックルを外すことに成功!

    自作スペーサーを外し、ウレタンスペーサーをはめて、組み付けようとしたところ、、、、

    今度はボルトが入りませんorz

    ハンマーでたたきまくったせいで、ネジ山が潰れています。。。

    「ブツブツ。。。めんどくさい・・・」

    10mm・1.5ピッチのノギスでネジ山を切り直します。

    ようやく、片方のシャックルのスペーサーを交換完了、たったこれだけの作業に1時間近くかかってしまいました。

    ひきつずき、反対側のシャックルのかかります。

    同様に固着して、プレートがシャフトから抜けません。

    同じ作業を繰り返します。

    さすがに要領をえてきて、15分くらいで交換完了しました。

    やれやれ、思いのほか手間取ったなぁ~

    早速、効果を検証します。

    今まで、ほぼ必ずと行って言いほど低速でジャダーが発生していた道まで行ってテストしました。

    「ガタン」と段差を超えてもジャダーは発生しません!

    ビンゴ!

    どうやら、中折れシャックルのブッシュとスペーサーの間に遊びができて、ジャダーが発生していた様です。

    もし、同じような症状が発生している方がいたら、シャックルのブッシュがへたっているかも(*_*)でした。

  • by
  • SNSでもご購読できます。

    ad

    コメントを残す