ja11ジムニーオイル漏れ修理・リアクランクシールの交換
オイル漏れが止まらない・・・・
トランスミッションのケース下に、常時オイルだまりが出来ています。
原因はオイルパンかな?との推測から、前回クラッチを交換する際に、オイルパンを外して、改めて液体パッキンをたっぷりと塗布して再装着を行いました。
しかし、残念な事にまったくオイル漏れが止まりません・・・
それも結構な量が漏れており、300キロ程度走行した場合、1リッターくらいオイルがなくなり、ほとんど2スト状態です。
オイルが溜まっている場所から考えて、オイルパンの他に、もう1箇所怪しい部分があります。
それは「リアクランクシール」!!
クランクロッドにつながった部分で、エンジン裏にあり、クランクロッドはフライホイールに接続されます。
この、リアクランクロッド部分のシールがリアクランクシールです。
しかし、この部品の交換をする場合、フライホイールを外さなくてはなりません。。。
そう、またしても、トランスミッションを下ろさなくてはならないのです。
めんどくさい・・・・・・・
この1ヶ月以内に、既に2回、トランスミッションを下ろしています。
作業自体は簡単ですが、工程が多い!!
めんどくさいの一言に尽きます・・・・
しかし、、、やるしかありません。
まずは部品の注文、近所のスズキ部品にてオイルシールを注文しました。
品番は「09283-60009」 税込みで2500円くらい、オイルシールにしては若干お高めの価格です。
作業工程
必要な部品は之一つ、あとは分解するだけです。
3回目の作業とあって、手順は考えなくてもすいすいと進んでゆきます
1,デフオイルを抜いて
2,トランスファーガードを外し
3,トランスファー側のプロペラシャフト3本をすべて外し
4,トランスファーのネジを緩めて、右側を後ろにずらし
5,ミッションと繋がっているプロペラシャフトを外し
6,ミッションとエンジンをつないでいる2個のボルトと2個のナットを外し
7,フロントパイプを外し
8,ミッションからでているバックライトの配線を外し
9,セルモーターをとめている2箇所のボルトを外し
10,ミッション後部の6本のボルトを外し、マウントを外し
11,ミッション脱落防止のバーを外し
よいしょとミッションを引っ張ると、トランスミッションが外れます
さほど重くないので、お腹で受けとめて、側にはけます。
つずいて、クラッチカバーをはずすと、クラッチも取れます。
ようやくフライホイールとご対面
フライホイールの取り付けトルクは600Kg そう簡単にはボルトは外れませんが、そこは道具があります!
前回締めたときは、トルク不足を心配して、ネジ止め剤を使い、固定しました。
今回は秘密兵器があります!
アストロプロダクト「電動インパクトレンチ」最大トルク510Kgの業物です!(ただ、このレンチ販売終了っぽいのですが、欲しい人は在庫がある内に急げ!)
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■商品仕様:
・本体サイズ:W310×D95×H230mm
・重量:3.5kg
・最大トルク:510Nm
・差込角:1/2DR(12.7sq)
・無負荷回転数:2200rpm
・打撃数:2200min-1
・電源:AC100V-50/60Hz
・消費電力:950W
・消費電流:9A
・定格使用時間:20分
・対応ボルト径:
/M12~M22(通常ボルト)
/M12~M16(高力ボルト)
・コード長:2100mm
■商品説明:
電源がAC100Vのハイパワー電動インパクトレンチです。
片手で正逆の回転切替が可能で、操作方法も簡単です。
■注意事項:
※本製品は、AC100V専用となっており、異なる電圧での使用は、絶対に行わないでください。
※インパクトレンチ専用のソケットを使用してください。専用以外のソケットを使用すると、ソケットが破損したり、思わぬ事故の原因となります。
※本製品は、非常に高いトルクが発生する為、締め付けの際、回転を続けると、ボルトナットを破損させる恐れがあります。
※トリガースイッチを握ると、一気に高速回転になりますので、使用の際は十分注意してください。
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これで、ボルトを緩めると、いとも簡単に6本のボルトが緩みました。
ハンマーでコンコンとたたいてやると、フライホイールが外れます!
ようやく、リアクランクシールをご対面!
「前回クラッチ交換時に一緒に変えとけば良かった・・・・」後悔後に立たず、クラッチ交換時には必ず交換をお勧めします。
さて、シールを確認したところ、見た目にオイルもればありませんでした。
しかし、すでに交換しないという選択肢はありません。
躊躇なく交換します。
シールの抜き方はいろいろありますが、私の交換方法は、こんな感じ
まず、1mmのドリルでソール上部に穴を開けます・
このとき、シール裏の鉄の部分に穴が開く位置に穴を開けるのがポイント
穴が開いたら、ドライバーで先の鋭い木ネジをねじ込みます。
固定できたら、プライヤーで木ネジを引っ張ります。
すると、かんたんにシールを外すことが可能です。
新しいシールを用意して、水道管の塩ビパイプを利用してコンコンと打ち込みます。
塩ビパイプは、シールより径の大きな物を使用することで、シールの打ち込みすぎを防止できます。
リアクランクシールは、エンジンと面一になったら打ち込み完了。
あとは、もとどおりパーツを戻して終了です。
一番やっかいだった、フライホイールの締め付けもアストロのインパクトレンチでラクラクです!
やはり、DIYプライベーターに必要なのは「道具」ですね~
作業所要時間は3時間強と言ったところでした。
これで、オイル漏れも直っただろうと、まずはオイルをきれいに拭いてテスト走行です。
20キロくらい、いろいろなシュツエーションで走ってみました。
ミッションケースをチェックします・
「オイル漏れてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
さぁ、どうした物か、・・・・次回に続きます