JA11ジムニーのスピードメーターが動かない!!修理編
これから報告する不具合は、大変特殊なものです。
おそらく「ジムニー スピードメーター 動かない」などのキーワードでこのページにたどり着いた方にとっても100%役に立たないことをお約束します。
ということで、前回トランスファーのオイル漏れを直した後から、スピードメーターが動かなくなってしまいました。
速に必要ないのと、すでに短時間に三度もトランスファーを外してはばらし、外してはばらししているので、しばらく触りたくなかったことから放置していました、が、やはり、スピードメーターが動かないのは気持ちが悪いです。
仕方ない、直すか!と立ち上がりました。
ja11のスピードメーターはトランスファーのギアからワイヤーでスピードメーターに物理的につながっている単純な構造です。
そのため、スピードメーターが動かない時の原因として考えられるのは
1,スピードメーターのワイヤーが切れている
2,スピードメーターが壊れている
といったところです。
ワイヤーが切れているかどうかは、メーターを外し、タイヤを浮かせて空転させて、メーターの後ろに来ているワイヤーが回っているかを確認すればわかります。
まずはメーターを外します。
メーターは、上下4本のネジを外せばとれますが、JA11の場合、ハザードスイッチが邪魔でメーターを外すことができません。
2号車の場合、電動パワステ化によりコンビネーションスイッチがむき出しなので、コンビネーションスイッチごと外すと、メーターを外すことができます。
通常のJA11の場合は、トルクスレンチ(星型の6角レンチ 2~3百円)をつかい、ステアリングコラムごと動かしてやればとれると思います。
メーターを外して、スピードメーターのワイヤーをメーターから外し、タイヤを空転させてワイヤーが回っているか確認します。
ピクリとも動きません・・・
「ワイヤー切れてるのかな?」
とりあえず、メーターを元に戻します。
つぎに、トランスファーを確認します。
トランスファーからスピードメーターにつながるワイヤーが伸びているので、まずはワイヤーを外し、トランスファー内のワイヤーを回すギアが動いているか確認します。
ギアが動いているか否かは目視で確認できます。
「あれ?動いていない??」
とにかくスピードギアを外すしかありません。
とはいえ、トランスファーのスピードメーターギアはトランスファーを車体に付けたままで外すことができます。
まずはファーのオイルを抜いて、プライヤーでスピードメーターギアを引き抜いてみました
すると・・・・・・・・・・・・・・
なんと言うことでしょう!
AT用のスピード検測ギアがついているではありませんかorz
前回、トランスファーの2駆ー4駆切り替えレバーのギアの向き修正時にAM用のギアからMT用のギアに変更したと書きましたが、変更したのはトランスファー内のギアのみで、そのギアを受けるパーツをMT用に変えるのをすっかり忘れていたようです。
AT用はMT用より一回り系が小さいようで、そのまますっぽりとはまり、ギアがかみ合っていないためにワイヤーが回っていなかった様です。
なぁ~~~んだ
と、MT用のギアに変更し、トランスファーのワイヤーを回す部分が正常に動いているかを確認。
今度はきちんと動いています。
やれやれ直った。
と、試運転、しかしです・・・・まだスピードメーターが動かない!!
なぜ???
ギアはもう直ったのに、
根元はきちんと回っているのに????
えっ?ワイヤー切れてる???
謎の現象にもうお手上げです。
疲れたので、家でテレビでも見るかと、休憩です。
数時間経ったでしょうか。
「あっ!」
原因がわかった!
突然ひらめきました。
いそいそとガレージに戻り、おもむろにダッシュボードからメーターを外します。
「やはり・・・・・」
そうです。最初にメーターの後ろのワイヤーを確認したときに、ワイヤーをメーターにつなぐのを忘れたまま、メーターを元の位置に取り付けていましたorz
そりゃ、うごかんわ
何という複合的なトラブル(ミス)でしょうorz
情けない
メーターにワイヤーをつなぎ、車を動かしてみます。
当然のごとく、スピードメーターは動きました。
以上、おそらく誰の役にも立たない修理情報をお届けしました・・・orz