ジムニーにジオランダーX-MTを装着 費用と感想

           

    前回タイヤを変えたのが2018年6月、それから3年と10ヶ月、そろそろタイヤの溝がオフロード走行には向かないくらいの深さになりました(5mm~8mmくらい)

    そろそろ替え時かな~

     

    最初に考えたのは、おなじみグラントレックMT2です。

    カブキ号ではこれまでMT2の225→7.00とグラントレックばかり乗り次いできました。

    グラントレックMT2は700サイズだと1本あたりが1万円を切る価格、そのうえオフロード性能はすこぶる高くコストパフォーマンスのよいタイヤです。

     

    MT2にするならば、今度は245サイズを試してみたいところです。

     

    ちなみにグラントレック225と7.00、そして245と7.50の仕様は次の通りとなります。

    【グラントレックMT2 寸法比較】

    LT225/75R16 103/100Q 外径(750mm) 幅(223mm) リム幅(6インチ)重量15.7Kg

    LT245/75R16 108/104Q 外径(780mm) 幅(248mm) リム幅(7インチ)

    7.00R16 8PR 外径(782mm) 幅(199mm) リム幅(5½インチ)重量16.5Kg

    7.50R16 6PR 外径(820mm) 幅(230mm) リム幅(6インチ重量20Kg

    外径で言うと245と7.00は2mm違いでほぼ同サイズ、幅は50mm近く太くなります。

    いま7.00サイズでぎりぎり干渉しない感じなので、245にするとフェンダー内にかなり干渉する可能性があります。

     

    (カブキ号はリーフで3インチアップ、フロントフェンダー拡大、バンプストッパーでの規制などを行っています。)

     

    タイヤの干渉を補正するにはホーシングごと2~3cm前に出すのが一番よいのですが、それをするにはフロントのスプリングシートを加工したり、プロペラシャフトを延長したり、バンプストッパーの位置をまえにずらしたりと、結構な加工が必要になります・・

     

    さて、どうした物か・・

     

    候補タイヤ一覧

     

    グラントレックMT2以外にも気になるタイヤが2種類あります。

    ・ヨコハマのジオランダーX-MT

    ・SAVERO コモド マッドエクストリーム

    X-MTはジオランダーの最新モデル。

    少し前にジオランダーMT G003というモデルが発売されたばかりですが、それにつずきジムニーにも対応可能な7.00サイズの販売が開始されました。

     

     

    X-MTの超ゴツゴツもタイヤパターはかなりかっこいいです。

     

    チャイナカップトライアルでもちらほらとX-MTをはいている車両が現れています。

     

    ヒカリオートレーシング内ではまたブルー君1名がはいているだけで、ほとんどの人はMT2です。

    ここは一発X-MTをはいて自慢したいところです。

    X-MTの価格は1本13000円~15000円くらいと、MT2より30%位高めとなっています。

    サイズはこんな感じ

    7.00R16C 108/106N
    8プライ  外径(785mm) タイヤ幅(202mm) 適応リム幅(4½-6インチ) 重量 約17Kg 溝の深さ(13.6mm)

    グラントレックMT2よりも外径で5mm 幅で3mm大きいですが、まぁ、ほとんど一緒ですね~

    もう一つ魅力的なのがSAVERO コモド マッドエクストリーム。

    泣く子も黙るモーターファームが日本総代理店になっているタイヤで、これまたゴツゴツです。

    ジムニーに履かせるならば245サイズあたりでしょうか?

    SAVERO コモド マッドエクストリーム 245/75-16(31×9.5-16)LT 10PR 120L (外径755mm,タイヤ幅230mm)

    とにかくグリップがいいという噂ですが、一本 21,560円 (税込)となかなかのお値段・・4本買って送料&組み込み料を足すと10万オーバーという代物です。

     

    いろいろと考えて、MT2かX-MT、のどちらか、サイズは7.00で決まりにしました。

     

    そうなると、少しお高いものの、まだみんながはいていなくて自慢できる(笑)X-MTということになります!

     

    X-MTにも懸念点があります。

     

    まっすぐ進むには超グリップしそうですが、タイヤパターンから見て、横滑りに弱そうな気がします。

    キャンバーきついと滑っちゃうかな?

     

    実際、昨年のチャイナカップトライアルで、X-MTをはいたPクラスの車両が横滑りしてるのを目撃したことがあります。。。。

     

    どうしよ~~~

     

    そんなことをヒカリオートで駄弁っていると、メンバーの8080さんが「横滑りしやすいと言うことは、滑らせて横に向けやすいと言うことなんじゃないの?」の一言!

     

    確かにそうじゃ!!!!

     

    目からうろこの発言でした。

     

    この一言でX-MTに決定!

     

    ジオランダーX-MTを購入

     

    早速ポチります。

     

    楽天で、送料込みで63750円でした。

     

    タイヤは重量物です。

     

     

    法人にしか届けてくれないので、地元のお店にお願いして着荷場所になってもらいます。
    (最近出費が激しいので、奥さんにばれないよう隠密行動が続きます)

     

    いきなりタイヤがピカピカになっては奥様に怪しまれるので、カブキ号がはいている既存タイヤをタイヤワックスでピカピカに磨いて、その日に備えます

    準備は万端!

    到着には1週間くらい掛かったでしょうか

     

    そして週末、タイヤは到着しています。奥様は仕事で留守の絶好の土曜日です。

    早速でかくてごついタイヤ4本を車に積み込んで、いつも交換をお願いしている車屋さんに持ち込みます。いつも1本2000円で交換してくれます。

     

    なんと言うことでしょう・・・・閉店しています!

     

    いつも土曜日、あいてるのに・・・・

     

    仕方なく、近所のガソリンスタンドに行って、装着可能か聞いてみます。

     

    ジムニーのタイヤ交換費用は?

     

    「あの~~ジムニーのタイヤ、16インチなんですけど、組み込み出来ますか?」

     

    「あっ、大丈夫ですよ~、担当呼びますね」とガソリンスタンドの定員さん

     

    しばらくして担当さんが現れます。

     

    「あの~チューブ入ってるんですけど、おいくらでしょうか?」と私

     

    (チューブを入れることで、限界まで空気圧を落とすことができます。)

     

    「えっ、チューブ入ってるんですか?でも、これ、チューブタイヤじゃないですよね?」

     

    「ええ、でも入れてるんです・・・」

     

    「すみません、ウチではチューブが入っているタイヤの経験が無くて、ちょっと難しいです・・」

     

    まじかぁ~~~~断られました。

     

    やばい!、奥さんが仕事の今日中に片を付けなければ・・

     

    同じ道の並びに、もう一店知り合いの自動車屋さんがあります。

     

    「あ~ここがあったわ~」と持ち込みます。

     

    「すみません、ご無沙汰してます、タイヤの持ち込み組み込みいけますか?」

     

    「おや、久しぶり~大丈夫ですよ~」とのこと

     

    「じゃぁ、お願いできますか!」

     

    組み込み工賃を聞くのを忘れたまま、お願いしてしまいました。

     

    待つこと30分くらい、奥で「パンっ」という音が4度したので、そろそろ出来たようです。

     

    「おいくらでしょう?」

     

    「じゃぁ、7800円くれるかな」

     

    「マジですか!ありがとうございます!」

     

    いつものお店より安く付きました!

    ちなみに、これまではいていたMT2はヤフオクにて販売予定です。(完売しました)

     

    ジムニー電磁ロッカーのインプレッション

     

    そして、3月14日、2021年チャイナカップのルール決めドライバーズミーティングおよび走行会の日です。

    新タイヤおよび、電磁ロッカーのシェイクダウンの日がやってきました。

    気合いを入れて、いつものフル幌から、サントップ(自作品)に付け替えて挑みます。

     

    まずは電磁ロッカー、音はしませんが、スイッチを入れると確実にロックしてくれています。

     

    何かで電磁ロッカーのON/OFFは車両が止まった状態で!という記事を読んだことがありますが、トライアル程度の低速走行ならば、多少動いていてもきっちりロックしてくれます

     

    気になっていたタイヤ四分の一回転のロックするまでの遊びですが、実際乗ってみた感じではほとんど意識することはありませんでした。

    よほどシビアな場面以外では、そんなに気にすることはなさそうです

    ジオランダーX-MTのインプレッション

    そして、気になるx-mtのインプレッションです。

    オフロード備中に行くまでの公道の印象

    まずロードノイズですが、パターンが大きいだけあって、音は結構大きめです。

    MT2では一定の音で「ぶおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」という感じでしたが、X-MTは「ぶぉんん~ぶぉん~ぶぉん~ぶぉん~ぶぉん~ぶぉん~」とった感じで波のある感じの音がします。

    タイヤの重さはMT2とほぼ同じなので、重くなったとか軽くなったという印象はありません。

    で、オフロードです。

     

    オフロードを走るときにはタイヤの接地面を増やす、地面の凹凸に対応するなどの目的で、空気圧を落とします。

    通常アスファルト上での空気圧は1.5~2Kg位でしょうか。オフロードでは0.7~1Kg位まで空気を抜きます。

     

    さて、チャイナカップトライアルが行われるオフロード備中には、正面にかなり急斜面の上り坂があります。

    これまではいていたタイヤでは滑って登れませんでした

    勢いよく登ってみます。

     

    上れました!

     

    新しいタイヤでグリップ強め!、と言うこともありますが、かなりよいです。

     

    X-MT、前に進み掻く力はMT2より上のような気がします。

     

    さて、では気になっていた横滑りはどうでしょうか?

     

    キャンバーを走った印象では、ほとんど「滑りやすい」という感覚を持つことはありませんでした。

     

    全体的な戦闘力はかなり高いといえそうです。

    ちなみに走行会当日は前日雨で若干泥が多め、X-MTは山と山の間が広いのでみっちり詰まっています。

    メーカーHPでは泥はけは抜群となっていましたが(悪くはない)泥はけに関しては若干MT2の方がよい感じがしました。

     

    見た目もグッドなNEWタイヤ!今年のシーズンはこれで暴れます♪

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