JA11ジムニーのエアコン修理 エアコンアンプの修理
相変わらずのギア鳴りが収まらない中、季節は真夏です。
「効かない」で有名なJA11のエアコンですが、今年も恒例のガス注入によって、それなりに効いていました。(毎年3~4缶ガスを入れ直します)
そんなある日、信号待ちをしていると、突然エアコンアンプ付近から「カチカチカチカチ」というリレーの切り替え音のような音が連続でしたかと思うと、吹き出し口から温風が吹き出しました。
帰ってボンネットを開けて確認します。
エアコンOnでセンターコンソールのエアコンランプは点灯していますが、エンジンルーム内を見てもコンプレッサーのクラッチがフリーの状態で、エアコンが作動していません。
「エアコンアンプが逝ったな・・」
もう3度目です。
JA11のエアコンアンプ、なぜあんなに脆いのでしょうか。
これまで2度はエアコンアンプをアッセンブリーで交換していましたが、今回は故障の原因と思われるエアコンアンプの基板修理を行ってみます。
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エアコンアンプの基板修理
とはいえ、電子基板の修理はしたことがありません。
まずはググってやり方を必要なパーツを調べます
エアコンアンプの中身はこんな風になっているようです、写真を見る限りでは単純そうです。
画像引用(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12192540767)
どうやら基板上の「コンデンサ」が壊れて(液漏れ?)不具合を起こすようです。
そもそもコンデンサとは「受け取った電力を消費したり、貯めたり、放出したりする部品のことで、ただ電気を受けて流すだけの単純な部品」のようです。
そして、ググればエアコンアンプの修理方法も簡単に出てきます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2389027/car/1892949/4337327/note.aspx
こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
必要なコンデンサは下記のようです。
・1μF 50V×5
・10μF 25V×2
・47μF 25V×1
・47μF 35V×1(もしくは47μF 50V×1)
「なるほど、これらを変えればいいのか!」
早速モノタロウで注文しました。
1個30円前後のパーツですが、1個では売っていない場合がおおく、5個とか10個単位が多いようです。
仕方なく多めに買いました。
それでも送料込みで1,500円。
エアコンアンプはヤフオクで「5000円+送料」で売られているので、ずいぶん安くすみます。
そして、作業に必要なのが、ハンダごて、ハンダ(極細)、ハンダの吸い取り線です。
ハンダと吸い取り線で300円くらい、アマゾンにて用意しました(ホームセンターでも売ってますが)。
さて、必要な部品が揃ったので、意気揚々とエアコンアンプをはずし、ケースを開けました
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「オモッテタノトチガウ・・・・」
なんかごちゃごちゃしています。
googleでみた基板とは全く違います。
(よくよく調べてみると、この基板の修理もいっぱいありましたorz)
兎に角基板をチェックしたところ、1カ所明らかに異変が発生しているコンデンサがあります。
コンデンサの根元が白く変色しています。
これが犯人かな?
幸いなことに、購入したコンデンサ内に同じ物がありました。
交換しよう!
ハンダごてでハンダを溶かし、コンデンサを引っ張ります。
しばらくするとはずれました。
ハンダ吸い取り線で、余計なハンダを吸い取って掃除します。
きれいになったので、新しいコンデンサを差し込みます。
コンデンサには極性があるので「+」「-」の向きを間違わないよう注意です。
コンデンサの足が長い方が「+」短いのが「-」です。
基板に「+」の表示がプリントされているので、間違うことはないと思います。
ハンダで止めて、完了。
基板を見た限り、異変があるのはこの1個のみです。
とりあえず、これでつないでみよう~
車両に取り付けて、エンジンをかけて、エアコンスイッチON!
「ブロロッロ」とアイドリングが高くなり、エアコンが動きました!
やった!修理完了!
余分なコンデンサを大量に購入してしましたが、結局は39円のコンデンサ1個交換で修理完了、無事動きました。
もうこれで、エアコンアンプの故障は怖くなくなりましたね(^o^)