ジムニー、プラグの熱価(番手)をあげてみた結果

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
       

今回はプラグを交換します。

現在使用しているプラグはNGKのイリジウムプラグ、熱価は純正と同様の5番です。

 

ブーストアップしたエンジンの場合、プラグの熱価をあげた方が良いという記事をよく見かけます。

 

2号車はブーストアップしているので1番あげて6番にした方が良いのでは・・・というところです。

さて、ではそもそもプラグの熱価とは何でしょうか?

Gooバイク(https://www.goobike.com/magazine/maintenance/maintenance/161/ )によると
---------------------------------

プラグの熱価とは

プラグの熱価とは、プラグが受ける熱を発散する度合いを指します。 つまり、プラグ自体の冷却性を数値化したものです。 プラグの熱価は、プラグ自体の設計と燃焼室内のガス温度によって左右されます。 パフォーマンスを最大限に発揮するには、車種ごとの特徴や走り方に合った熱価のプラグを選ぶ必要があります。

熱価が重要視される理由は、プラグ自体の特徴や役割を詳しく見るとよくわかります。

バイクの走行中は爆発による炎が常に当たるため、プラグは高温の状態を保っています。プラグは金属製なので本体が溶けてなくなることはありませんが、プラグの温度が950度を超えてしまうと、イグニッションという現象が起こります。イグニッションとは、プラグから火花を飛ばさなくても、混合気から自動で点火ができてしまう異常燃焼です。

「イグニッションを防ぐために、プラグをとにかく冷やし続ければ良いのでは?」と考えるかもしれません。しかし、プラグの冷却性を高めすぎると、今度は火花がきちんと飛ばなくなり、爆発によるエネルギーが生み出せなくなります。

一般的にプラグは、中心電極の温度が約500~950度の範囲内にあるときに、最大限の性能が発揮できるように作られています。つまり、約500~950度の範囲内に維持できる冷却性を持ったプラグを選ぶ必要があるということです。

-----------------------------------------

とのことのようです。

ではどういった基準でプラグの熱価を判断すれば良いのでしょうか?
エンジンが熱くなるほど、熱価の高いプラグにした方が良さそうです。

低い熱価のプラグ:街乗りなどの低速回転走行が多い場合
高い熱価のプラグ:高速走行が多いなど、高速回転走行が多い場合

ではブーストアップした場合になぜ、熱価をあげた方が良いのかというと、
ブースト(過給圧)が上がると、燃焼温度も上がります。

燃焼温度が上がると、プラグの温度も上がりますので、異常燃焼(早期着火)が起り易く、ノッキングを発生し易くなるので、冷え型にして異常燃焼を防ぐという事になります。

つまり、プラグの熱価の変更は「チューニング」というよりは、「チューニングによる異常燃焼の防止」という効果があります。

ではもう一つの要素「イリジウム」ですが、普通のプラグと「イリジウム」のプラグでは何が違うのでしょうか?

イリジウムプラグとは

出典:https://cargeek.jp/11194

点火プラグは、内燃機関に電気スパークにより混合気を着火し、爆発によりピストンを動かしています。イリジウムプラグは、電極部分にイリジウムという金属を使用することにより、中心電極を非常に細くでき、外側電極先端にテーパーカットを細工しやすくなり、火花が飛びやすく着火性能を向上させる効果を期待できます。

イリジウムプラグは、プラグ電極の消炎作用が小さくなる効果があり着火性能が向上し、始動性・加速性・アイドリングの安定性の向上、さらに燃費を向上させる効果を期待できます。

さらに、イリジウムプラグの絶縁体先端部にスペースを設けることによって、堆積したカーボンを微小放電などによって焼き切る効果が得られ、イリジウムプラグの絶縁性の低下も防止します。

イリジウムプラグの効果

従来のプラグに比べ発火時の炎の広がりが速く、燃焼効率が上昇します。
優れた放電性と強力な燃焼でエンジンの性能を最大限に引き出せ、スロットルに瞬間的に反応するワンランク上の加速性が実現する効果があります。

また、微小放電が生れるサーモエッジを絶縁体先端部分に設計することにより、濃すぎる混合気や長時間の低速走行によって絶縁体に付着するカーボンを微小放電で焼き切り、イリジウムプラグの着火性能を常に高く維持する効果を持つことができます。

---------------------------

という事で、イリジウムプラグに変更するとでエンジンを効率的に動かし、パワーアップが図れると言った代物です。

簡単に言うと発火力が上がるのでエンジンの一発一発のパワーアップが望めるというところでしょうか。

さて、では実際にプラグを交換します

用意したプラグはNGKイリジウムMAXプラグ「BPR6EIX-11P」

「IXプラグの性能はそのままにロングライフを実現!
中心電極にイリジウム合金、外側電極に白金チップと、両電極に貴金属を採用。IXプラグの着火性、燃費向上に加え、耐久性向上を図りました。 」との品です。

JA11の純正プラグの品番は「BPR5E」ネジ径:14mm、レンチサイズ:20.8mmです。
ネジ径:14mmの締め付けトルクは「25~30N・m(2.5~3.0kgf・m)」

トルクレンチを使って正しいトルクで締め付けます。

 

はずしたプラグを確認します。

まだ1年、1000キロくらいしか走っていないのできれいです。

先っちょは若干すすけていますが・・

さて、エンジンフィールは少しは変わったかな??

乗ってみました・・・

正直わかりません、まぁ、エンジンにはこちらの方が良いのでしょう♪

 

 

  • by
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • LINEで送る

    SNSでもご購読できます。

    ad

    コメントを残す


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    JA11 ジムニーDIYレポート|カスタム 改造 レストア パーツレビューをもっと見る

    今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

    続きを読む