JA11ジムニーにトレイルギア ハイステアアームキットを取り付けてみた
どこでぶつけたのは定かではないのですが、2号車はステアリングロッドがへの字に曲がっています。
おそらく、どこかの林道の石でやったのでしょう・
通常走行では大きな問題ではありませんが、そのうちに直さなくちゃなーと思っていました。
そして、どうせ直すならこれにしたいなーと前々から狙っていたパーツがあります。
TG-JA11用トレイルギア ハイステアアームキット です。
「ホーシング逆付け等の車高が高いリーフ車にありがちな走行不安定、ハンドルの切れ角不足を解消する画期的なパーツ。
キットには鍛造8620製のブラケット、中実のヘビーデューティ仕様のロッド、ランドクルーザー80のタイロッドエンド、 さらに取り付けに必要なリーマー、パーツが全て入っています。
JA11用。」
あの、トレイルギア製で品質には問題なし
ピロボールにはランクル80のパーツを使い、ロッドの太さもJA11の1.5倍という強靱なキットで、これを取り付けることでステアリングロッドの高さが純正より役100mm高くなります。
ほしいな~~~~でも高いなぁ~~~~~~
ハイステアキットは楽天価格で 58,190円 なかなかのお値段です・・・
ほしいと思う気持ちをぐっと抑えつつ、数週間・・・・
「最近、なんだかいろんな物が値上がりして困るな~~」なんて話をしていた矢先、楽天ハイステアキットの値段を見て目を疑いました。。。
値上げしとる・・・
64,020円になっているではありませんか・・・
なんと言うことだ・・・58000円のうちに買っときゃ良かったorz
約10%の値上げです。。。
そんな失意の中、どこか安く売ってないかな~とヤフオクやメルカリを物色するも何も出てきません・・・
もう諦めよう、と思った矢先、なんと値上げせずに販売している店舗を発見!
もう、今すぐにでも買わないと、いつ値上げになってもおかしくありません!
気がついた時にはポチっていたのは言うまでもありません。。。。。
そして数日後、商品はTGの正規代理店の津田レーシングから直送されてきました!
早速開封します。
2本のロッドと、左右のピロボール(正ネジと逆ねじのセット)4個、左右のナックルに付ける金具2個 金具用ボルト4本 です。
ピットマンアームの穴を広げるリーマーも付いています。
早速作業を開始します。
まずは純正のステアリングロッドをはずします。
これまで2号車にはHさんお手製のZリンクのロッドが取り付けてありました。
これはヤフオクで売って資金のたしにしよう~
さて、ロッド一式は簡単にはずれます。
この次の作業がラスボスです。
ピットマンアームをステアリングギアボックスからはずします。
まずはステアリングギアボックスにピットマンアームを固定しているナットをはずします。
このナット、径が30mmあります。
30mmのレンチは持っていないので、事前にヒカリオートで30mmのソケットを借りていました。
ボルトは意外とあっさりはずれました。
いよいよ「外れないと」悪名の高い「ピットマンアーム」外しにかかります。
これまた、ヒカリオートでかりた「ピットマンアームプーラー」をピットマンアームにはめて長めのレンチで締めてゆきます。
プーラーはがっつりと、食い込んでいますが、ピットマンアームは外れる気配が1mmもありません・・・・
ワコーズのラスペネを拭いて、プーラーでテンションをかけたまま、ハンマーでコンコンと殴ります。
全く動く気配無しです。。。。
困ったなぁ~
さらにプーラーのテンションをかけていきます、、そのとき!
「バキッ」というとと共に、ピットマンアームプーラーの爪が折れましたorz
・・・・・借り物なのに・・・・・
ゴメンナサイナカムラサン・・・・
さて、作戦変更です。
ようはピットマンアームの穴を広げて、ランクル用のピロボールのボルトが入ればいいのです。
車下に潜って、ドリルにリーマーをセット、直接ピットマンアームを削ります。
これは成功!
どこに引っかかるわけでもなく、穴の拡張が完了しました。。。
なんだ、はずさなくても良かったのか・・・・
さて、今度はステアリングシャフトに繋がる左右のバーツの取り付けです。
この金具はブレーキキャリパーのボルトをはずして、バックプレートにブレーキキャリパーと共に専用ボルトでとも締めします。
狭いので、1度キャリパーをはずして位置決めしてから取り付けます。
Ok
シャフトの長さは調節可能です、まずは取り付けてから調節してゆきます。
ナックルの左右をシャフトで繋ぎ、ピットマンアームからシャフトを伸ばして金具に固定します。
ビホアー
アフター
出来た!
後は微調整です。
タイヤの前と後のセンターからセンターの距離をスケールで測ります。
若干トーアウト気味です。。。
このままでいいかな~
通常、トーイン(上から見てタイヤがハの字の状態)だと直進安定性が増し、トーアウトだと曲がりやすくなります。
当然トライアル目的なので(どんどんロック仕様になって行っていますが・・・)若干トーアウトにセッティングします。
仕上がった状態を確認すると、ブレーキホースがステアリングロッドに思いっきり干渉しています・
これはいかんなぁ~
と言うことで、スプリングを購入してきてブレーキホースを持ち上げました。
取りあえずこんなもんかな。。
数日後、オフロード備中でテスト走行をしました。
すると、早速問題発生!!!!!!!!!!!!
サスがいっぱいに縮んだ状態だと、バンプストッパーより先にステアリングロッドがフレームに干渉して、それ以上縮みません!!
さらに、ステアリングロッドがフロントのブレーキステーに干渉してぐちゃっと変形してしまいました。。。
トレイルギア製なのに、なぜ?????
おそらくですが、アメリカではこのパーツはホーシングの逆付けした際に、ステアリングロッドをあげるためのパーツのようです。
このため、ホーシングが純正位置だと、ブレーキホースに干渉したり、縮みを抑制したりと、クリアランスが足りません・・・・・
これは・・・・・どうしよう・・・・・
元に戻そうかとも考えましたが、すでにピットマンアームの穴が広がっているので、戻すのならばピットマンアームをはずし、純正ピットマンアームを用意する必要があります・・
はずれんしなぁ~~~~~(汗
という事で、しばらくこの仕様で試してみることにしました。
ちなにみ、ステアリングロッドの固定位置が少し手前になったせいか、今までより感覚的に少し早めにステアリングが回ります。
なので、思ったところへズバッと入るには若干慣れが必要そうです。
(商品自体はいい品です~~)
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