ジムニーJA11 フロントタイヤのセッティングについて検証、よく曲がるための方法は?
フロントのセッティングでいろいろやったのでレポートです。
先にレポートしたとおり、現在2号車にはトレイルギアのハイステアキットが組んであります。
太い棒にランクルのボールジョイント、言うこと無しの逸品ですが、フレームに干渉します(涙。
それはもう当たりまくりです。
原因はリフトアップ不足、おそらく4インチ以上あげるか、ホーシングの逆付けをしないと当たる仕様です。。。
とはいえ、せっかく高い物を購入したのだからと、バンプストッパーを30mm延長して見ました。
現在のところ、無事干渉せずに使えています。
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フロントのみジオランダーG001(旧ワイルドトラクション)へ変更
さて、そんな中、フロントタイヤを変更しました。
これまでのジオランダーG005X-MTからジオランダーのG001へ変更です。
早速購入しました。
ヤフオクにて送料込みで27800円、さらに近所の車屋で1本2000円で装着してもらいました。
ジオランダーのモデルとしてはX-MTよりも旧式のタイヤとなります。
G001のタイヤパターンは新しくなっていて、7.00サイズでは、ちょっと前「ワイルドトラクション」と呼ばれていたパターンのみとなっています。
変更した理由は2つ。
ジオランダーG001への変更ポイントその1
まずは柔らかいこと。
X-MTは8プライ(ゴムが8重構造)ですが、G001は6プライです。
タイヤの空気圧を抜いた時によりタイヤが潰れてくれるので、8プライのX-MTよりも接地面積が大きくなり、ねばってくれるのではないか?という仮定の実験です。
X-MTとG001で空気圧を0.8Kgに落として、どの程度潰れるのか実験してみました。
X-MT の場合
ほとんど潰れていません、8プライだけあって、サイドウォールはかなり堅いです。
多分空気圧0Kgでも走ります。
一方のG001です。
明らかにX-MTよりタイヤがへこんでいるのがわかります。
これでしっかりと地面を捕まえてくれるはずです。
ジオランダーG001への変更ポイントその2
さらにもう一つの理由は軽いこと!
x-mtは18キロですがG001は13.4キロ。4キロ以上軽くなります。
ちなみに、2号車はタイヤ4本共にチューブが入っています。
ワイトレの長さを変更
仕様変更はまだまだ続きます。
これまではフロントのワイトレ30mm リア50mmとしていましたが、フロントのワイトレ長くした方が、首をよく振ることになるので良く切れる様になる気がする、という仮定で実験です。
いざ、前使用していた50mmのワイトレに戻そうと、倉庫をごそごそと探しますが、、、「無い」・・・・
いくら探しても、あるはずの50mmのワイトレ2個が見つかりません???
半日探して諦めました・・
「中村さーーーーーーーん、50mmのワイトレ、余ってませんか?」
「40mmならアルヨ~」
という事で、フロントにリアで使っていた50mmのワイトレを移植、リアに40mmのワイトレを装着といういびつな仕様に。
キャンバー角を変更その1
さらに、これまでヒカリオートレーシングのチャンピオンHさんに、偏心キングピン持ってるならポジキャンがいいよ~といわれていたので、何も考えずにポジキャンにしていましたが、ネガキャンに変更してみました。
正面から見ると、かなりのハの字です!
むちゃキャンバーついてかっこいいです。
やはりこの方がかっこいいな~~~~
早速走ってみます。
嘘でしょ!
猛烈なロードノイズです
タイヤノイズはひどいです。
原因はおそらくトー角とキャンバー角のセッティングがタイヤのパターンに合っていないから。。
それまでの若干トーアウト気味のセッティングから、トーイン側に変更してみました。
左右のナットを緩めて、センターの棒をくるくると回すことでトー角の調整が可能です。
走ってみます。
ロードノイズは収まりました。。
ということで、取りあえずこの仕様に決定です。
仮セッティングでトライアルに出場
その数週間後、青垣で行われた「下剋上トライアル」に出場しました。
セッティングが当たるかどうか、絶好のテスト場所です。
最初にSSセクションに。
このコースはコースイン後、すぐにぐるっと右に1回転するコースです。
あれ????全然曲がらない・・・・・・
というか、曲がらな過ぎる???
結局バックしまくり、切り返しまくりでようやくコースアウト。
明らかにおかしいです。
もしや!!!!!!!!!!!!!!
そうです、ハイステアキットを組んだ時に、ピットマンアームのセンターのセッティングを出すのを忘れていましたorz
なので、ステアリングを切った時、右は1回転、左が3回転回っています・・・・・
これじゃ曲がれるわけ無いよ~~~
完全なちょんぼです。
最近は脚がアルトなので、ジムニーに乗る機会が少なく、こんな単純なミスに気がつきませんでした。
試合会場で急遽修正作業を行います。
なんとか右2回転行かないくらい、左2回転強くらいまで治りました。。。
もちろん、結果はぼろぼろでしたorz
この試合では、もう一つ気づいたことがありました。
登りや下りのコーナーで車が外に外に流れてゆきます・・・・
何故???
この原因は後日、ふっ と思いつきました。
とにかく、結果はさんざんでしたが、テストとしては上々の結果の出た下剋上トライアルでした。
さて、翌週の週末、いろいろと直します。
ピットマンアームのセンター調整
まずはビットマンアームからステアリングロッドをはずして長さを再調整します。
ステアリングをセンターに持ってきて、左右共に2回転になるよう調整します。
トレイルギアのステアリングアームの場合、ステアリングシャフトは左右ギリギリまで締め込んでようやくぴったりと合う感じでした。
そて、もう1カ所修正します。
キャンバー角を変更その2
ネガキャンにしていたタイヤの角度を、再びポジキャンに変更します。
先に書いた、コーナーで外に流れる現象ですが、次のような仮説を立てました。
ネガキャンの場合、空気圧を0.8Kg位に設定してコーナーを曲がると、タイヤの内側が潰されるので外側に押される力が働きます。
逆にポジキャンにした場合、タイヤの外側が潰れるので、タイヤを内側に引っ張る力が発生します。
このため、ネガキャンの時に外に流れたのではないか?
という事で、偏心キングピンをくるっと回してポジティブキャンバーにセットします。
上から見たところ、ネガキャンの時にはオーバーフェンダーにきれいに収まっていましたが、ポジキャンにしたところ、思いっきりはみ出ています。
ネガキャン、上から見たところ
ポジキャン、上から見たところ
これはなんとかしなければ・
取りあえず、走ってみます。
と、ものすごいロードノイズが!
一度もどって、トー角を若干トーアウト側に設定します。
再び走ってみると、今度はまぁ、普通のタイヤノイズ程度になりました。
Ok、これで良し。
コーナーのテストを行います。
ステアリングを思いっきり切って曲がると、一瞬沈み込むような感じになり、ぐにゃっと曲がります。。。
これで良いのか悪いのか??・
来週、オフロード備中で走行会があるので、しっかり検証してきます♪