SJ10ジムニーにJA11のリーフを移植する

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3号車の乗り心地は極めて悪いです(笑

 

どのくらい悪いかというと、想像を絶する悪さです。

それに加え、へたったシートと相まって、走るのが不快なほどです。

 

これはなんとかしなくてはいけません。

 

まずは、純正のリーフを確認、フロント側は完全に逆反り状態です。

 

リアは幾分かましのようですが、それでも限界に近いと思われます。

さらにショックですが、もし、1977年から交換されていないのならば、完全に抜けている可能性が高いです。

 

さて、どのように乗り心地の改善をするかですが、なんと、SJ10にはJA11のリーフが使用可能です。

 

フロントリーフはまったく無加工で取り付け可能、リアリーフはJA11のリアリーフの後のブッシュの穴の径がSJ10より大きいので、JA11用のシャックルが必要となります。

 

早速部品の手配です。

ヤフオクでもJA11のリーフはけっこう出ていますが、幸いヒカリオートの中村社長が譲ってくれるとのこと!

 

「作業場においてるジムニーから、取っていってくれていいよ~」とのことでした。

作業場は私の職場の近くなので、仕事帰りに立ち寄ります。

リーフを外すだけだから、1時間もあればいけるだろう~

 

そんな感じでした。

作業場に着きます。

 

これか・・・・

 

(写真はありませんが)台分分解の進んだJA11があります。

フロントタイヤは外されていて、フロントのピポットに左右ペール缶が噛ましてあります。

 

リアタイヤは付いたままです。

 

取りあえず、フロントをはずそうか・・・

インパクトレンチとジャッキを持って行っていたので、作業は手早いです。

フレームにジャッキをかけて、ペール缶からリーフを浮かして、インパクトで一気にボルトを緩めて取ります。

フロント2本の摘出は15分くらいで完了しました。

 

問題はリアリーフです。

タイヤが付いているので、これを外さないとリアリーフの摘出が出来ません。

しかし当たりには余ったペール缶のような物は無く、馬もありません・・・

 

どうやってはずそう???

 

取りあえず、フロントのピポットにかかっていた空のペール缶をラダーフレームの真ん中に左右共に持って来ました

これで、リアタイヤを外すと、ペール缶を中心に車両が左右浮き上がる寸法です。

 

リアタイヤ外します。

 

なんと言うことでしょう!

リアタイヤを外した瞬間、ボディー中央にあったペール缶が、重さに負けてクシャッと、半分ぐらいに潰れてしまいました・・・

 

反対側のタイヤを外すと同じくペール缶が潰れます

 

こわ~~~~~

 

こんな不安定ではとてもリーフを外す作業など出来ません・・・

 

どうしようかと悩んでいたところ、妙案が!

けっこう肉厚なガソリンk\タンクカバーが付いていたので、ジャッキで上げて、外したリアタイヤ2個を重ねてタンクの下に入れました。

 

おっ安定した。

ペール缶もこれ以上は潰れなさそうです。

3点で支えて、作業はタイヤの横なので安全に作業可能です。

 

漸くリアリーフ2本も摘出出来ました。

純正のリアシャックルが欲しかったのですが、この車にはタニグチのロングシャックルが取り付けられていました。

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さらにヒカリオートにてJA11の純正長のショック前後4本を調達しました。

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あと必要な部品はJA11のリアの純正シャックルのみです。

残念ながら、ヒカリオートには無いとのこと(珍しい~)

仕方なく、ヤフオクでJA11純正シャックル前後セットを5000円にて落札しました。

 

 

部品は揃った、いよいよ作業開始です。

 

まずはフロント右から。。。

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ジャッキでフレームを上げて、フレームにリジットジャッキをかませます。

さらにホーシングをジャッキであげます。

 

タイヤを外して、スプリングシートの下のM14のボルト4本を緩めます。

固着は無く、以外とすんなり緩みました。

この状態で、ホーシングのジャッキを緩めると、リーフがUボルトごとスプリングシートから外れます。

つぎに、ピポット側のボルトをインパクトレンチで緩めます。

さすがマキタのインパクト 600ニュートンの力で、いとも簡単に外れてゆきます。

あとはフロントのシャックルを外すとSJ10の純正リーフを摘出完了です。

 

SJ10リーフとJA11のリーフを比べてみます。

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SJ10のリーフはへたっているのか、最初から然うなのかわかりませんが、まっすぐです。

 

そりゃ、逆反りするわ・・・といった感じ。

 

で、JA11のリーフを取り付けます。

 

まずはピポットにリーフをはめて、さらにフロントのシャックルを取り付けます。

サイズはピッタリ!

 

この状態ではスプリングシートの穴の位置がずれていてUボルトに入らないので、リーフをジャッキで軽く上げて位置を合わせます。

 

そのまま取り付けようとしましたが、Uボルトを見ると錆だらけでネジ山が埋まっています。

M10の細目のダイスでネジ山をさらいました。

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これできっちり付くはずです。

Uボルトの位置を合わせて、ボルトで留めます。

 

これまで付いていたショックはお役御免です。

外して見ましたが、なんと生きていました!

途中で交換された物と思われます。

ですが、新しく用意した物の方が良さそうだったので、フロントショックを交換、これを左右2セット行いました。

 

前の作業で所要時間早く1.5時間でした。

続いてリアに移ります。

 

フロントと同じくフレームにリジットジャッキをかけて、ホーシングをジャッキで上げます。

JA11のホーシングはデフが右にオフセットされていますが、SJ10のデフは車体の真ん中にあるのでデフにかけてジャッキアップすると左右均等に上がります。

タイヤをはずし、スプリングシートをはずし、Uボルトを外してダイスでネジ山を切り直します。

SJ10のリアショックはJA11と異なり、ホーシングの走行方向に付いていています。

純正のリーフを外します。

用意したJA11の純正シャックルを見ると、ボルト部分がけっこう錆びてボコボコになっていたのでグラインダーでならしました。

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そして取り付け。

因みにリアのJA11のリーフも純正のまま、ヘルパーも付けたまま取り付けしています。

 

そうそう、前後共にブレーキホースは純正のままでOKです。

取り付け完了、

最後にリアのショックを交換すべく外して見ると、こちらは「やや抜け気味」で、かろうじて息がある程度でした。

 

作業完了です。

全体を見てみます。

前評判では1インチくらい上がると聞いていたのですが、見た目はほとんど変化無しでした。

 

では、いよいよ乗って、乗り心地を体感してみましょう~~

 

で、乗りました!

 

完全に違う!乗り心地がJA11と同じ感じになった!

 

明らかに良くなりました!(とは言ってもJA11レベルですが)

エンジンフィールは2ストで、超重ステですが、乗り味はJA11にかなり近いです。

 

ということで、乗り心地改良完了。

 

当初予定していたメニューは概ね完了しました。

本来ならばこれでだ完了なのですが、気になる箇所が・・・

 

やはり、1番のシリンダーが仕事をしていないようなのです・・・・

??????????????

 

シリンダーのボーリングも完了し、焼き付きも抱きつきも無い状態です??

 

いったい原因は何???

 

という事で、次回、1発動かない原因をとにかく探ります

 

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