SJ10ジムニーのエンジン不調の原因判明??

           

    さて、依然エンジンが不調な3号車です。

    1番が仕事をしていない。。。

     

    という事でいろいろと原因を考えますがピンときません。

     

    プラグを外して確認します

    1番はしっとりと濡れてかぶっている感じです。

     

    2.3番はすすけていたので、メインジェット145番ではちょっと燃料が濃いようです。

     

    何故1番プラグは濡れているのだろう???

     

    症状を元に2ストの不具合で検索しまくります。

    そこで、引っかかったのが、「クランクケース内にガソリンが溜まり、クランクが回ることでガソリンがプラグを濡らしてしまいかからない」事があるようです。

     

    これが怪しい・・・

     

    めんどくさいですが、インテークマニホールドを外して、リードバルブをはずし、1番のクランクケース内を確認して見ました。

    230610085226885

    なんと言うことでしょう!!

    230610100026394

    1番のクランクケース内はガソリンで一杯になっていました。

     

     

    注射器で吸い出してみます。

     

    230610092609568

    1番のオイル、1回目

     

    なんと注射器1本と1/3くらいの量のガソリンともオイルとも取れるような液体が溜まっているではありませんか!

    ちなみ2.3番も確認したところ、溜まってはいましたが、注射器に1/4程度、1番とはまるで違います。

     

     

    230610092555371

    2番のオイル

     

    230610092520513

    3番のオイル

    これが原因か?!

     

    オイルをクランクケーから抜き取って、ウエスできれいにします。

     

    ひととおり作業が完了したので、パーツ等を元に戻して、再びエンジン起動テストです。

     

    キーを回して、セルを回します。

     

    「ブロンッ」

    エンジンはすぐにかかりました。

     

    そのままアイドリングします。

     

    1番のプラグコードを外したところ、ちょっとだけエンジンが弱くなります!

    直った!?

     

    気を良くして、そのまま、テスト走行に行きました。

     

    しかし、最初は良かったのですが、20分も走っていると、なんだか前と同じ感じのフィーリングに????

     

    一度自宅に戻って、もう一度1番のプラグコードを外します。

     

    変化無し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

     

    何故じゃぁ!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

    エンジン不調の原因はおそらく1番のクランクケースに溜まるオイル、そして、しばらくすると再び溜まるのか?・?

     

    こうなると、キャブも怪しくなってきます。

    230709163314185

    取りあえずキャブレターをオーバーホールしてみることにしました。

     

    オーバーホールキットをヤフオクでポチります

    15000円・・・・

     

    SJ10の部品はいちいち高いです

     

    数日後部品が来たので、キャブレターをバラしてみます。

    フロートに位置がおかしいのかな?

     

    どうもガソリンの供給過多で1番シリンダーが溺れているような気がします。

     

    実は数週間前に電磁燃料ポンプを導入したのですが、ダイヤフラムの燃料ポンプから電磁ポンプに変えてキャブに燃料を注入したところ、本来ならばある程度燃料がキャブに溜まったら止まるはずの電磁ポンプがいつまでたっても止まりません。

     

    仕方なくダイアフラムのポンプに戻していました

     

    230610131109195

    なので、キャブが怪しいと・・・

     

    フロートと繋がっている燃料を出し入れするバルブが壊れているのかな?

    とにかくバラしてみます。

    230709154000460

    バラしたところ、フロートはキャブのフタから7mmくらい離れていました。

    正常値は2mm~5mmの様です。

     

    フロートの先の燃料バルブが正常に動いているか確認のため、外して息を吹き込んでみます。

    バルブは正常に動いています??

    (写真は新旧のフロートのバルブです。

    明らかに新しい方のバルブの方がフロートが押す棒の部分が長いです。)

     

    とはいえ、せっかくオーバーホールキットを購入したのでバルブを新しい物と交換してみました。

     

    しかしこの新しいパーツがくせ者で、中のスプリングが強すぎるようで、フロートを思いのほか押し上げてしまいます。

     

    それでも、5mmくらいに調整して取り付けました。

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    高価なキャブレターオーバーホールキットでしたが、結局使ったのはこのバルブだけでした。

    他のパーツは寸法が違ったり、もともと純正のジョット類とサイズが違うので取り付けを悩んだりで使いませんでした。

     

    こんなもんかなぁ~~~

     

    バラしたキャブレターを元に戻して車両に付けます。

     

    そして、エンジンON

     

    キュルキュルという音はしますが、エンジンが起動しません???

     

    なぜ????

     

    悪化しとる・・・・

     

    試しにと、ダイアフラムの燃料ポンプから、使っていなかった電磁ポンプに付け替えて、再びチャレンジです。

     

    キーをひねると、「ブロロッロロロ」と燃料ポンプが動き出します。

    しばらくするとポンプがストップ!

     

    あっ、ちゃんと電磁ポンプが機能している!

     

    そして、キーをひねってセルを回します。

     

    キュルキュルキュル、キュル・・・ブロロロロロロ!

     

    エンジンがかかりました。

     

    こころなしか、いつもより元気が良いです。

    そのまま放置します。

     

    いつもなら、だんだん元気がなくなってエンストしたりするのですが、今のところ元気が良いようです。

     

    直ったかな?

    ためしに、1番のプラグコードを抜いて変化を見ます。

     

    変化無しorz

     

    やはり、仕事をしていない様です。。。

     

    なぜ??

     

    多分既に1番のクランクケース内はオイルで一杯なはずです。

     

    また、開けてオイル掃除するか・・・めんどくさい・・・

    う~~む、先は長い。。

     

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    コメント

    1. DeeDee より:

      はじめまして、以前SJ30ジムニーに乗っていたものです。
      私のジムニーも以前同じような症状が発生した事がありました。
      その時は負圧式フューエルポンプのダイヤフラムが破れて、ガソリンが負圧ホースを通って1番のクランクケースに流れ込んでしまっていました。
      電磁ポンプも装置されているみたいですから、
      負圧ポンプを完全に作動させない状態、負圧ホースを完全に塞ぐ状態にしてみてはいかがでしょうか?

      1. ルンルン21 より:

        DeeDeeさん
        コメントありがとうございますm(__)m

        なるほど!シングルキャブなのに何故1番だけオイルが溜まるのかが謎だったのですが、ダイヤフラムから流れていたのだと説明つきますね!

        もう一回掃除して電ポンで燃料注入したら直りそうですね!

        貴重な情報ありがとうございます(o^^o)

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