JA11ジムニー ワイパーの異音を修理した
2号車のワイパーで異音がします。
動くごとに、「カッコン・カッコン・カッコン」という感じ
平成2年式なのでもう33才、SJ10の45才とまでは行かなくてももう既にけっこうなお年です。
取りあえず、患部を見て修理しようかとももいましたが、ebayを見ていると、ワイパーのリンケージアームが19.04ドル(2904円)送料込みで売られていたので、修理するより早いかな~と購入しました。
購入先国はもちろんインド。インドではJA11をGypsy(ロングボディーですが)として長らく製造・販売していたので、インド製のパーツは豊富にあります。
因みに、スズキ純正だとロッドだけで7480円するので、細かいボルトなどもコミコミで2900円は破格の安さです。
注文してから約3週間で部品は届きました。
さて、取り付けるかな~
2号車は幌車なので、ワイパーのリンケージアームへのアクセスはフロントウインドウを倒すだけのお手軽さです。
これがバンボディーだと、ダッシュボードまわりをごっそりと外さなくてはならないので、異音くらい我慢しちゃいそうです。
フロンウインドをたおして、ワイパーのリンケージアームとご対面です。
どこから音がしているのだろう?
リンケージアームが見える状態でワイパーを動かしてみます。
原因が分かりました、
ワイパーリンケージは2本のロッドに分かれていて、モーターからセンターのワイパー、センターのワイパーから運転席側のワイパーにボールジョイントで繋がっています。
このセンターのボールジョイントのボールの受け側の樹脂部品が欠損して、ワイパーが左右に動く度に、樹脂部分が無くなって大きくなったロッドの穴にボールジョイントの先が接触してガッタン、ガッタンといっていたようです。
さて、このリンケージを外すには、まずはワイパーをはずし、ワイパーの軸にあるM19のナットをはずし、裏からモーターを外せば簡単に取る事ができます。
ここで、ちょっと苦労しました。
M19ののボルトをはずそうとすると、激しく固着していて、さらに根本から回ってしまいボルトが空回りします。
後の軸を押さえようにも場所が悪くておさえられません。
急がば回れです。
幸いJA11幌のフロントスクリーンは取外しが出来るので、フロントガラスごと取り外して作業します。
これで作業性が大幅に上がりました。
後からペンチでおさえて、フロント側のボルトを回します。
運転席側はなんとか外れましたが、中央部がまったく外れる気配がありません。
え---い、スペアもあるし、切ってしまえ!
とグラインダーで切断して漸く古いワイパーリンケージアームを外しました。
とはいえ、知恵の輪のようにリンケージを外しました。
インドから来た新しい部品と比較してみます。
樹脂部分などの作りは30年前の日本製の方が良い気がします。
インド製を取り付けます。
ん??
インド製あるあるですが、相変わらず精度が今ひとつです。
ワイパーからワイパーへのジョイントは問題無く出来ましたが、センターワイパーからワイパーモーターへのジョイントがフロントの袋状の構造内で干渉して、うまくモーターへ繋がりません。
何とか、モーターのボールジョイントにポールをつないでも動かすとボールジョイントごと外れてうまくワイパーが動きません。。。
さてどうしよう。。。
モーターとワイパーをつなぐポールを曲げて、うまく干渉しない形状に変形させます
付けては動かし、外れてはポールを曲げるを繰り返します。
ようやく、正常にワイパーが動くようになりました。
インド製部品、Gypsyにはこれでポン付けなのでしょうか?
何にしても、異音のないワイパーは気持ちよいです♡
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