JA11のサイドシルをカット

           

    サイドシルをカットしました。(2018年、ずいぶん腕をあげたので、文章の修正および追記)

    DSC_0454

    サイドシルカットについて

    クロカンや山で遊んでいると、必ずへこませる部分がサイドシルです。

    アフターパーツでサイドシルをカットせずにカバーするパーツも売られていますが、岩だらけのロックシーンアドの場合、カットして少しでも地上高をあげておく方がボディーのダメージを減らすことが出来ます。

    また、一度へこませてしまうと、へこんでいない状態での作業の倍の手間がかかります(当社比・笑)

    さらに、山に行かない場合でも、サイドシルをカットすると、リフトアップしなくても若干車高が高くなったようになるので、見た目にもグッドです。

    サイドシルカットの車検について

    (2018.12追記)ジムニー(JA11/JB23 ほか)はラダーフレームを持つ車種なので、ボディーを切ろうが穴を開けようがきちんと処理されていて危険が無ければ車検は問題なく通ります。

    パジェロミニなど、モノコックボディーの車種の場合、サイドシルをカットすると車検には通りませんのでご注意下さい。

    ただし、すべての改造は自己責任で ♪

    サイドシルカットの道具

    サイドシルカットといえばJA11では定番メニューの一つですが、ディスクグラインダーでボディーを切り落とす、という結構ハードな行程が必要です。

    レザーソーなどのいい工具をお持ちの方は、良いのですが、最低限ディスクグラインダー・ハンマー・ジャッキなどが必要です。

    ディスクグラインダーはジムニーいじりの定番工具なので、買って損はあありません!

    サイドシルカットのガードの種類

    さてまずは下準備として、どんなふうにカットするか決めなくてはいけません。

    基本的には、取り付けるガードに合わせたカットが必要となります。

    主なガードはこんな感じです。(2018年12月追記)

    1,ハードカット不要のそのまま貼り付けるタイプ

    見た目重視の方で、純正スタイルが好きならばこれも可

    2,軽くカットした見た目用サイドシルガード(2018年12月追記)

    見た目はクロカン用のサイドシルガードと同じになる。ただし、見た目のみで、実際にサイドシルをヒットした場合、あまりガードの役割は果たさない。

    3,アルミ製ハードカットサイドシルガード

    見た目は本格派、ただしアルミ製などで、本格クロカンでの使用では強度不足

    4,ハードカットサイドシルガード

    本格的にクロカンするならば、最低限このあたりにガードが必要

    5,補強付きハードカットサイドシルガード

    クロカン定番、補強の三角板がついた本格サイドシルガード。値段はそれなりに高いが、ドアやボディーをがっちりガードしてくれる。見た目もグッドでおすすめ

    6,ガードは購入せずに、サイドシル下部を切断して、鉄板を斜めに折り曲げる方法

     

    ハードカットの方法

    ネットを探すと一番よく見るのは、ドア下のサイドシルの膨らんだところから8cmくらいの所をきって内側に折り曲げて、その上から市販のサイドシルガードを取り付ける、という方法のようです。

    あと、すでにボコボコの場合はずばっと切ってしまう事もよくあるようです。

    やりたくなったら、あまり後先考えずに突っ走ってしまう正確の私はネットの情報をそこそこに調べて、早速下8cmの所を切る事にしました。

    (2018.18追記 このカット方法は上記ガードの3.4.5のガードを取り付ける際に行う方法です。)

    とはいえグラインダーで車のボディを切るのは初めてです。(当時の感想)

    クラインダーの歯に298円位の高級ディスクを装着し、長袖Tシャツにゴーグルというスタイルで挑戦しました。

    切るラインに合わせてマスキングテープを貼り付けてGO!!!!!!

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    すごい火花が飛び散り、全身に降りかかってきます!

     

    「あつっ!!!!!!!!」

    長袖Tシャツでは火の粉をカバーしきれません、さらに頭に襲いかかる火の粉カバーも必要のようです。

    その後、ジャンパーにGパン頭にはタオルを巻いてマスクを装着、重装備で再びトライです。

    (2018年・追記、なれてくるとサンダル、半袖でもぜんぜんOKデス、このときはびびっていましたが・・・)

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    行程はこんな感じでした。

    1.ドア下の膨らんでいるところから8cmの所を切断

    2.折り曲げるために、切断したラインから垂直に膨らみから両端を切断

    3.下側を車の下に潜って切断しようとしましたが、もろに火花が散ってくるので断念して車の下は両端のみを切断

    4.木槌を使って車下部分の鉄板を下側に垂直に伸ばす

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    5.手前のボディを内側に手で押し曲げる

    6.油圧ジャッキと木の棒を使って外側ボディを完全に折り曲げる
    ここで、よくネットで見かける油圧ジャッキのうえに木の棒を置いて押し上げる方法はうまくいかなかったので、油圧ジャッキのハシを支点にして、テコの要領で棒を突っ込んで曲げてゆきました。

    7.内側の鉄板の不要と思われる部分をグラインダーでカット

    8.左右に残っている不要部分を細かくカット

    ここで問題です。
    内側の鉄板ですが、ネットの写真を見ても今ひとつ具体的に何処をカットすればよいのか不明瞭です。

    初めてのグラインダーで、手探りの作業という事もあり片方切断して曲げ終わったところで本日の作業は終了という事にしました。

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    どうでしょう、ぱっと見たらいい感じではないでしょうか。(2018年12月追記・今見るとガタガタですね・・・)

    ちなみに今回カットのために購入したディスクグラインダーは「100mmスリムボディ ディスクグラインダー MDG-100MS」これです。
    ホームセンターでも1980円でした。
    激安ですが、問題なくカットできました、おすすめです。

    ↓こんな機械です

     

     

    サイドシルガードの取り付け

    まず、内側に折り曲げてその後L字鋼でも引っ付けようと思っていましたが、どうもいい素材がないのと、見栄えがいまいちなのと、全体をカバーしないと何となく不安なのが手伝って、結局サイドシルカバーを購入する事にしました。

    いろいろなサイドシルカバーが販売されていますが、今回は「 NTS技研」の
    「ジムニー・ハードカット用ステンレス製サイドシルガードType.2」9600円というのをチョイスしました。

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    「ジムニー・ハードカット用ステンレス製サイドシルガードType.2」は注文後3日ほどで程なく到着、箱を開くとステンレスカバー一式、タッピングビス、取り付けの解説のA4の紙一枚という構成です。

    (2018.12追記・見た目重視のなんちゃってガードです。私の場合、このガード取り付けていて、最初のクロカンでサイドシルをヒットして、ドアが開かなくなりました。「山には行かない」人向けです。山に行く可能性のある方は、下記をお薦めします)

     

    NTS技研の場合

     

    シートメタルジップの場合

     

    「オーマイガー!!!!!!!!!」早速仮止めしてみようと、先週作業した部分にパーツをあてがってみると

    「こっ・・・これ、折っちゃまずいんだ~~~!」

    DSC_0458

     

    ネットの情報に従って膨らんだ部分を力一杯内側に折っていましたが、「ジムニー・ハードカット用ステンレス製サイドシルガードType.2」では膨らみの部分を上から2cmのところで切断となって要るではありませんか!

    すでに折っちゃってるので、ガードをビスで止めるべき鉄板部分が無い!!

    かなり焦りましたが、切断しているわけでは無いので、せっかく力一杯折り曲げた鉄板を、今度は棒を突っ込んで元に戻して行きます。
    なんとか戻ったけれど、かなりグニャグニャです。

    DSC_0534

    気を取り直して膨らみから2cmのところを改めてカットしました。
    さらにパーツを当てて、内側の切断部分にマークを入れてグラインダーで切断してゆきます。

     

    ちなみに先週は高級なディスクを使用しましたが、今週は1枚60円の業物!です。

    作業効率はほとんど変わらないので安い奴がおすすめです。

    何とかパーツをつけられる状態になったので、さび止めスプレーを拭いた後、パーツを押し当てて中央上部の穴にマジックでマークを入れて、ドリルで穴開け、見栄えを考えて、タッピングビスでは無くリペッド止めとしました。

    DSC_0538

    あとは簡単、次々と穴をあけてリペッドで止めてゆきます。

     

    助手席側が完成!いよいよ運転席側に移ります。

    膨らみから2cmの所にマスキングしてカット、あとは先週の通りカットしてゆきます。

    やはり2度目ともなると、作業効率は大幅にアップ、腕も上がって別人のような仕上がり、前回の半分ほどの時間でカットは完了しました。

    そして左同様にさび止め&ガードをリペッド止めします。

    ガードが止まったら今度はコーキングです。

    DSC_0008

    私は何も考えずにコーキング材の白色を買ってきていたのですが、コーキング材にはいろんな色があるようです。
    本来ブラックボディーなので、黒色かアルミ色を選べばよかったのですが、
    「まあいいや、あとで黒く塗ろう」と白色でコーキングしまくりました。

    コーキングが乾いたらつや消しブラックで塗装、ステンレスパーツは傷防止のナイロンがかぶせてあるので、全ての塗装が終わってからはがす予定です。

     

    完成しました。

    DSC_0018

     

    じゃーん こんな感じです

     

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