Ja11にピッタリのオイルブロック探し

           

    大量のオイルブロック

    オイル漏れ祭りから1ヶ月、原因の究明をしつつ、ja11にぴったりと合うパーツを探していました。

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    オイル漏れの原因ですが、漏れと言うよりもオイルが噴き出す感じだったので漏れ場所はオイルブロックのパッキン部分が濃厚でした。

    今回の場合、オイルブロックを2個重ねるというダブルブロックにしていたので原因と考えられる場所は4ヶ所、水冷オイルクーラーを外して装着したヘイデン製のオイルブロックの上下、その下に付けたチャイナ製のオイルブロックの上下です。

     

    採寸

    まず寸法をじっくりと測ってみます。

    ヘイデンオイルブロックの下側、開口部は49mmですが、サーモの部分が四角に切り取られているため実質の開口部は66mmとなります。

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    アストロプロダクツのオイルエレメントのパッキン径は58φなのでこれでは隙間からオイルが吹き出ます。

     

    今回の場合、ヘイデンオイルブロックの下にチャイナオイルブロックを装着していました。

    チャイナオイルブロックの上部パッキンは60mmと70mmのダブルパッキンとなっています。

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    装着したところ、ヘイデン下部はチャイナブロックの70mmパッキンによってピッタリと密着し、この部分からの漏れはなさそうです。

    一方チャイナブロックのオイルエレメント装着部分の開口部は56mm、オイルエレメントのパッキンは58mmなので接地面の余裕が2mmしかありません。

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    これでは強く締め込んだ場合、Oリングの一部が変形しそこからオイルが漏れる可能性があります。

    そして今回オイル噴射の原因と考えられる部分が、水冷オイルクーラーを外して設置したヘイデンオイルブロックと、エンジン本体の接合面です。

    エンジン側の接地面の径を計ってみると外径が65mmでした、そしてヘイデン側のOリング径は70mm、明らかにOリングのサイズがあっていません。
    パッキン無しで締め付けだけで止まっていたようです・・・・・

    これだけ怪しい要素があれば、そりゃオイルもふくよ・・・という感じです。

    ちなみにヘイデンのOリングが原因と突き止める前はチャイナ製ブロックが原因とおもい、新たにダブルブロックをするために、ヤフオクでトラストの中古のセンサー用オイルブロック(1,000円)をゲットしていました。

    今更使うことはありませんが、やはり日本製、クオリティーが段違いに高いです。
    まずパッキンがOリングではなく、専用設定のパッキンです。
    すごく密着しそうです。

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    パッキンの径は60φ、エレメント設置部分の径は53mm、まったく問題無く設置出来そうです。さすがは日本製!!!!
    とはいえこの日本製は無用の長物となってしまったので、ぴったりとはまるオイルブロックを探さなくてはいけません。

    最初に目に付くのは「キノクニ」です。
    品質といういい、なんといい問題なさそうです。

    今回水冷オイルクーラーの撤去はやめたので、ブロック上部の設置可能なパッキン径は60mm~65mm(水冷オイルクーラーのエレメント接地面は役70mm)と言ったところです。

    キノクニのセンサーも取り付け可能なオイルブロック(K-450)はOリングはダブルになっていて、問題はなさそうです。
    エレメント側のサイズはホームページでは確認できませんがおそらく問題はなさそうです。

    さらにGOODなのがセンサー取り付けのネジの規格がNPT1/8となっていることで、これならば手持ちのセンサーがそのまま取り付け可能になります。

    また、私の現在のオイルクーラーの場合、フィッティングではなくホースをニップルでつないでいるため、キノクニのオイルブロックを使う場合、フィッティングの上に「エコノメイト」というホース用のニップルを取り付ける必要があります。

    お値段占めて16,000円強、  う~ん  ちょっと高いなぁ~

    他にもオイルブロックで探すと「カプチーノ専用オイルブロック」なんて言うのもあります。

    http://works-izumi.com/oil-attachment/suzuki-cappuccino-attachment.html
    こちらは最初っからニップルが付いていてお値段11,880円、キノクニよりお買い得ですが、センサーの取り付けネジが1/8PTなので変換コネクタが必要です。

    エレメント設置部が55mm以下
    ニップルが使える
    センサーネジが NPT1/8
    Oリング径が60~65mm

    この条件にあうオイルブロックがなかなか見つかりません。

    そんな中、アリエクスプレスで近いのを発見、早速購入しました。
    お値段驚きの6ドル、、、

    内外価格差のおおきいったら無いです。

    そしてチャイナブロック第二弾がやってきたので早速採寸です。

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    センサー-ネジ2個 NPT1/8  Ok
    エレメント側開口部 50mm  Ok
    Oリング径 69mm  むむ!微妙

    フィッティング(AN10)のため、別途AN10のニップルを購入(2ドル)しました。

    そして現物に合わせてみます。

    でかい・・・やはりOリング径69φでは大きすぎるようです。

    う~ん、このブロックは決定打と思っていただけにショックです。

    そんな中、ヤフオクで「亀有エンジンワークス-オイルブロック(油温センサーおまけ)」を勢いで580円で落札しました。

    これも一か八かの掛けです。(掛けというのには激安ですが)亀有のオイルブロックのOリングは65mmバージョンと70mmバージョンの2種類があります。

    そして、賭に負けましたorz

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    届いた品のエレメント側は開口部50mmと問題ありませんが、Oロング径は70mm、、、これでは大きすぎてオイル漏れの原因となります。

    既に手元には5個のオイルブロックがありますが、どれも帯に短したすきに長し・・

    もう奮発して「キノクニ」で購入しようかと考えましたが、最後のチャンスとばかり、(懲りない)アリエクスプレスでOリング60mmと書かれたセンサー取り付け可能な4穴、センサー穴1/8NPT(12ドル)というオイルブロックを購入してみました。

    今度のはOリング60mm、問題無く取り付け可能なはずです。オイルブロックも6個目、そろそろ決着を付けなくてはいけません。
    そして到着、採寸をして立ち尽くしました・・・・

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    エレメントの接着面の開口部が55mm!!なんでじゃ~~~~~~

    微妙な大きさです。できればエレメント側の開口部は50mmくらいが理想です。

    55mmではちょっと大きいなぁ

    アリエクスプレエスに限らずですが、どの会社のホームページを見ても
    オイルブロックの各所の寸法の記載がまるでありません。

    是非オイルブロックを販売する際はOリングサイズ、対応エレメントのOリングサイズくらいは記述しておいて欲しいです。

    しかし、現在手持ちのブロックでOリング径60mmのこの子を使うのが一番良さそうなのでとかくのオートバックスにOリング径が60mm以上のオイルエレメントがないか探しに行きます。

    オートバックスのエレメントコーナーでノギスを持った怪しいおじさんがオイルエレメントのOリング径を計っています。

    そして2個見つけました。
    一つはPIAAのダブルフィルターと言うやつ、そしてもう一つが写真のメーカーのコペン用フィルター!です。

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    JA11でオイルブロックを付けたらコペン用というのは定番ですが、Oリング径も62mmと少し大きいので良さそうです。

     

    取り付け

    さて、いよいよ満を持して装着しようとしたその時でした。

    ホースが入らん・・・・

     

    NA10のフィッチングに合うように購入したNA10用ニップルですが、外径が16φあり、どうやってもメッシュの入ったオイルクーラー用のホース内径11mmのホースに差し込むことが出来ません・・・・

    調べてみると、どうやらan8のサイズでないと難しいようですorz

    ちなみに、アリエクスプレスでan8の同じオイルブロックが9ドル、フィッティングだけだと2ドルかける2で販売されています。。。。

    7個目のブロックを買うか???
    ちょっと悩みましたが、もう方向転換です。

    やはり中国製はやめて、メイドインジャパン!です。

    ということで「自由な形のパッキンを作成出来る」というゴム板を購入し、亀有オイルブロック用に65mmの専用パッキンを作成します。

    このブロックのセンサー穴は1/8PTなので手持ちのセンサーを付けるにはNPT1/8-1/8PTへの変換コネクタが必要です。

    幸い、落札時に1/8PTの油温センサーがおまけに付いていたので油圧センサー用に変換コネクタを1っこ購入しました。

    こんな感じでパッキンは制作完了です。

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    ブロックとパッキンの間に薄く液体ガスケットを塗って準備完了です。
    そして装着。

    センターボルトをとめるには26mmのディープソケットが必要です。

    オイルを入れます。
    湯量はオイルゲージで中央よりもう少し上くらい、オイルクーラー分を考えて多めの注入です。

    そして緊張のエンジンON!

    ブンブーンと噴かしてみます、オイル漏れ無し!

    ようやく装着完了・・・・

    やれやれ、オイルクーラーの装着には日本製のジムニー対応をうたうキットをオススメします。。

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