ジムニー  JA11のラジエーター電動ファン化する手順 【完全版】

           

    JA22純正ラジエーターを流用してJA11を電動ファン化する方法の問い合わせを何度かいただいたのであらためて手順を紹介します。

    JA11の電動ファン化の方法はいくつかありますが、私が最もおすすめするのはなんと言ってもJA22ラジエーターの流用です。

    主な利点は3つ

    1,JA11の純正ラジエーターに比べてコアの面積が1.5倍に拡大されています。電動化しなくても、このラジエーターに変更するだけでも冷却効率は上がります。

     

    2,スズキ純正の安心の品質、ヤフオク!でよく見るアルミラジエーターと比較すると、JA22純正ラジエーターは「銅」製です。熱伝導率はアルミより銅の方が優れます。
    その上、価格はヤフオク!のアルミラジエーターは8000円~1万円程度、JA22純正ラジエーターは電動ファン付きで同じくらいの相場です。

     

    3,JA22用なのでJA11にポン付けできます。

    さあ、もうこれだけでJA22のラジエーターを流用したくなってきたのではないでしょうか(笑

    電動ファン化に必要なパーツ

    それではまずは部品調達です。

    ヤフオク!にて価格が急騰する前に「JA22純正ラジエーター、電動ファン付き」をゲットしましょう。

    あと用意するものは下記になります。

    水温センサーにスズキの純正品を使うか、汎用のセンサーを使うかで、若干変わってきます。

    その1)スズキ純正センサーを使う場合

    ・JA22ラジオエーター本体&電動ファン

    (画像出展:ヤフオク!)

    ・28φアルミパイプ

    ・30Aヒューズ

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    エーモン E433 平型ヒューズホルダー
    価格:181円(税込、送料別) (2017/8/3時点)

     

    ・電動ファン

    ・ワゴンRのサーモキャップ 2,300円 (17561-72B53)

    DSC_0435

    ・ワゴンRのサーモスイッチ(83度通電タイプ)2,300円 (17680-50F70)

    DSC_0436

    ・サーモキャップのガスケット 100円

    DSC_0434

    ・ON-OFF-ONのトグルスイッチ 750円

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    エーモン工業 1201 トグルスイッチ 【電装品のON-OFFに】
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    ・通電確認のランプ 

     

    ・リレー 798円

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    エーモン 1245 リレー
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    ・クーラント 780円

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    古河薬品工業 ラクラククーラント55-003 1本(5L)
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    その2)汎用センサーを使う場合

     

    ・水温センサー

    SODIAL(R)DC 12Vサーモスタットサーモスタット温度熱センサスイッチ-50~110℃
    上記センサーだと驚きの204円です

    後、以下は同じです

    ・JA22ラジオエーター本体&電動ファン
    ・28φアルミパイプ
    ・スイッチ
    ・30Aヒューズ
    ・12V LEDランプ
    ・リレー

    組み付けと配線

    パーツの準備が整ったら、JA11の純正ラジエータを外して、JA22ラジエータの設置を行います。

    まずはカップリングファン周辺のシュラウドを外します。

    JA11のカップリングファンはウオーターポンプの頭にぼると4個で固定されています。
    4個のボルトを外してシュラウドごと引き抜きます。

    ラジエーターのクーラントを抜いたら、ラジエーターのアッパーホースとロアホースを外します。
    固着している場合は、ホースリムーバーがあれば簡単に外すことが出来ます。(アストロで300~500円くらい)

    ラジエータを固定している5個のボルトを緩めてラジエーターを外します。

    つづいてJA22用ラジエーターを取り付けます。

    JA22ラジエータはロアホースの位置と、クーラントを抜く穴の位置がJA11とは逆です。

    JA11のラジエーター下のカバーにクーラントを抜くホースが除く穴を新たに開けます。

    純正ロアホースを2つに切って、28φのアルミパイプでホースを延長します。

    ボルト位置はJA11ラジエーターと共通なので、そのまま固定して、ロアホースを取り付けます。

    このあと、水温センサーに何を使うかで手順が若干異なります。

    ワゴンR用センサーをを使う場合

    センサーに配線がある場合はそのまま利用します。

    配線のないセンサーを使う場合、小さい端子を使うか、コードをそのままハンダ付けしてケーブルを作ります。

    サーモキャップをJA11のものからワゴンR用のものに変更します。

    ここがポイントですが、ワゴンRのサーモキャップはアッパーホースをつなぐ口が22φなのでJA11の28φのアッパーホースでは大きすぎます。

    なので、28φのパイプを溶接でつなぐか、アッパーホースを途中で22φに変化する必要があります。

    無理矢理締め込む方法もありますが、抜けると大惨事なのでおすすめできません。

    差し込み口の角度が変わるので、JA11のアッパーホースを真ん中で切断して、パイプを咬まして90度くらいホースをひねって接続します。

    これでパーツの接続は完了、後は配線のみです。

    配線図はこちら

    汎用センサーをを使う場合

    汎用センサーを使う場合、JA11の純正サーモカバーを使用します。

    アッパーホースの加工も必要ありません。

    配線図はこちら

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    コメント

    1. あーちゃん より:

      参考になりました

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