JA11ジムニー エンジン不調の原因とは

           

    エンジンパワーが無いというフラストレーションを抱えたまま、ようやく週末がやってきました。

    本日は徹底的に原因の究明を行います。

    まず、症状としては、アクセルを踏み込んでも、ふけが悪く、パワーがまるで出ていない感じです。

    ブースト圧はかかりますが、普段より踏み込まないと、ターボがかかりません。

    タービン周りをばらす前に、まずは簡単なところからチェックしてゆきます。

    インテークチャンバーチェック

    最近変えたアルミインテークをはずして、純正に戻します。

    さらに、ヤフオク!でゲットしたインテークチャンバー&ブローオフバルブをはずし、純正に戻します。

    テスト走行・・・・・・

    これと行った変化はありません。
    パワーダウンしたままです。

    (ブローオフバルブは、戻すときにアジャストスクリューを締め込んでみました。)

    クラッチのチェック

    続いて、車の下に潜り、クラッチワイヤーを一杯に締め込んでみました。

    以前、クラッチが引っかかるのを改善するために、ワイヤーの調整を行っています。

    車に乗り込んでシフトレバーを操作してみます。

    ぎちぎちに締めているので、特に1速2速に入りにくくなっています。

    この状態で、再びテスト。

    改善しません。

    やはり、パワーが戻っていません。

    タービン周りのチェック

    2週間前に同様の症状でばらしたときには、タービンのからEVCに向かうホースとアクチュエーターからEVCに向かうホースの両方が根元で裂けていたので、今回もこのホースが「裂け」が本命です。

    2週間前に行ったタービン部分の分解を再び行います。

    まずはオイルとエレメントを抜きます。

    フロントパイプ部分をちょいとジャッキで上げて、タービンとアウトレットを切り離します。

    タービンについている各種ホースをはずして、エキマニとタービンの連結をはずします。

    アウトレットパイプの4本のブルとも、エキマニの3本のボルトも、2週間前にはずしたばかりとあって、簡単に外れました。

    タービンを摘出してホースを確認します。

    きれいについています・・・・・・「裂け」は内容です。

    ????????????????????

    この部分が本命だったので、ちょっと焦ります。。。

    「まじか~~~~、じゃあ、原因は何?????」

    とにかく、中国製の安物シリコンパイプでは品質に問題ありありなので、今回信用のおけるパイプを手配しました。

    HKSのEVC用のシリコンパイプです。

    2メートルで2,800円と、安物パイプの4倍以上のお値段です。

    しかし、2種類のパイプを比較してみると、その差は歴然です。

    安物パイプはとても柔らかく、ホースバンドを締めこみ過ぎるとちぎれてしまいます。

    パイプを押した感じも、安物パイプはただ柔らかいですが、HKSのパイプはしっかり感があり、硬めで弾力があります。

    タービン周りのパイプはすべてHKS製に変更しました。

    さて、タービン周りに漏れが無いとすると、点火系かな?

    プラグのチェック

    プラグをはずしてチェックするべく、1番のプラグにレンチを入れてますと・・・・

    「おや????」

    引っかかりがなく、レンチがくるくる回ります。

    程なく1番のプラグが出てきました。

    (写真ではわかりにくいですが、)プラグの周りがオイルでべったりと汚れています!

    マジか・・・

    2番3番のプラグもはずします。

    2/3番は通常通り、しっかりと締め込まれており、ぐっと力を入れて回すと、外れました。

    2/3番プラグにはオイル汚れはなしです。

    「ここか・・・・・」

    イJA11ジムニーエンジン不調の原因判明

    事前に近所の自動車部品屋で、プラグを3本用意しています。

    新しいプラグを付けて、タービンを元に戻します。

    ついでに、インレットパイプやインテークチャンバーも戻します。

    オイルやエレメントを戻して、いよいよ緊張のテストです。

    エンジンONでエンジン周りから白煙が上ります。

    これは、整備中のオイルの煙で、しばらくすると、白煙はなくなります。

    いよいよ緊張のテスト。

    まずは、そろ~りと駐車場をでます。

    広い道に出たら、アクセスON!

    「ブィィィィィーーーン」とエンジンを吹かしてみます。

    「戻ったかな??」

    あきらかに、先ほどまでとは、パワー感が違います。

    「直った!」

    しばらく走ってみますが、問題なくパワーが出ており、吹けも正常、ブースト圧もEVCの設定通りに正常にかかっています。

    なんとなく、出足がとろいのは何故?

    路肩にとめて、ボンネットをあけてエンジンルームを点検します。

    「あっこれか!」

    アクチュエーターをひっぱているスプリングが緩んだままです。

    スプリングを締めて固定し、再びテスト。

    アクセスONで「グッ」と加速します!!!

    やった!戻ってきた!!!!

    と言うことで、最近のエンジン不調の原因は、「1番プラグが緩み、そこから排気漏れを起こしていた」と言うしょうも無い理由でした。

    恥ずかしい・・・・・

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