JA11 ジムニー リアからの異音を修理

           

    スパルタンロッカーに変更後、すぐに発生した異音・・・

     

    40キロ以下ではほとんど音はありませんが、40キロ以上になると、壮絶な音がします。

    また、異音はアクセス音の時のみ発生し、アクセルを話していると静かです。

     

    ネットで、「ジムニー アクセス音 異音」などで検索するとヒットするのは「プロペラシャフトのペラ鳴り」です。

     

    ペラ鳴りというと、アクセルオフの時するイメージですが、アクセルOnの時のみなることもあるようです。

     

    しかし、2号車は2.5インチアップと、ペラ鳴りが発生するほどのリフト量ではありません?

     

    しかし、トランスファー側を15mm位上げているので、全体では2.8インチくらいのリフトアップとなります。

     

    今回、デフキャリアを動かしたことで、何かのバランスが崩れ、ペラ鳴りが発生したのでしょうか???

     

    スパルタンロッカーをつけたのが4月21日、4月29日(日)はチャイナカップトライアル2018年第1戦があるので、28日(土)になんとか直したいところです。

     

    異音対策その1 原因はプロペラシャフト?

    と言うことで、検証作業もそこそこに「原因はペラ鳴り」と当たりをつけて、平日中に部品の手配を行いました。

     

    仕入れたのは「キャスターウエッジ」と「プロペラシャフトスペーサー」です。

    キャスターウエッジは、くさび状の金具で、「リーフ」と「ホーシング」の間に咬ませて、ホーシングの角度を変えてやることでプロペラシャフトのねじれを解消する物です。

     

    今回はアピオの「3度」のキャスタウエッジを手配しました。


    さらに、プロペラシャフトの伸び対策として「プロペラシャフトスペーサー」の10mmを手配しました。

     

    その後、猛烈な異音を我慢すること5日間、ようやく土曜日です。

     

    天気は快晴、絶好の整備日和です。

     

    キャスターウエッジの取り付け

    朝っぱらから車両をジャッキアップします。

    今回はリーフがフリーになる必要があるので、フレームにジャッキをかけて、タイヤをはずします。

     

    まずは左から。

     

    リーフとホーシングを固定しているUボルトをはずすのですが、そのままではホーシングが落ちてくるので、ホーシングにもジャッキをかけて脱落防止します。

    Uボルトのボルトをはずすのですが、しっかりと固着しています。

     

    ここで、先週購入した「トルクレンチ」が大活躍しました。

     

    てこの原理で、硬いながらもちゃんとバルトが回ってゆきます。

     

    4個のボルトをはずし、ショックをスプリングシートからはずすと、ローフとホーシングが分離します。

     

    がっちりとついて離れないので、ハンマーでUボルトの下からコンコンとたたいてはずしました。

     

    ホーシングとリーフを分離後、ホーシングを支えているジャッキを上げると、リーフのセンターボルトの頭にアクセスできます。

    センターボルトはM8のボルトで留まっていますが、頭が丸くレンチで固定できません。

     

    いろいろと試した結果、まずは容易にアクセスするために、シャックル側からリーフをはずし、「バイスプライヤー」でがっちりとボルトを固定した後、メガネレンチでこじりながらはずしました・・・なかなかの強敵でした。

     

    そうそう、センターボルトをはずした際に、リーフがばらけるのを防止するために、クランプでリーフを挟んでから作業を行っています。

    センターボルトが外れたら、アピオのキャスターウエッジを通して、再び固定します。

     

    センターボルトはロングタイプは購入せずに、そのまま利用しました。

     

    キャスタウエッジ未装着時に10mmくらい余裕のある物ならば、そのまま使えると思います。

     

    キャスターウエッジがついたら、先ほどと逆の手順でホーシングとリーフをUボルトで固定します。

     

    肩側完了!

    1時間以上かかりました。

     

    続いて右側。

     

    今度は試行錯誤もなく、順調に進みます。

     

    ボルトが硬いのは同じですが、左と同じ手順で淡々と進めます。

     

    キャスターウエッジを入れて、ホーシングを戻そうとすると、あれっ?位置がありません・・

     

    センターボルトの頭を、ホーシング下部の穴に固定するのですが、穴の位置が15mmくらい前にあります。

     

    力ずくで引っ張りますが、ビクともしません。

     

    そうだ!ラチェット!

     

    ラチェットベルトで固定し、ギリギリと引っ張ると「パキン!」と言う音とともに所定の位置に納まりました。

    スプリングシートを戻して、ショックを固定し、タイヤをつけて作業完了です。

     

    プロペラシャフトのグリスアップとスペーサ取り付け

    つずいて、プロペラシャフト側です。

     

    まずはグリスアップしよう!と、分離したところ・・・・・・!!!!!!!!!!!!

     

    あれ?????

     

    プロペラシャフトのメス側の向こうに何やら景色が見えます・・・

     

    蓋がない・・・・

     

    プロペラシャフトのグリースホールの蓋が飛んで行っているようですorz

     

    後で効いたところ、ここの蓋は良くなくなっているそうです。

     

    みんなパンパンにグリスを詰め込んで、圧力に負けちゃうらしい・・・

     

    パーツもないので、ビニールテープで応急修理して、グリースを注入、ゴムブーツ内に物注ぎ入れます。

     

    最後にスペーサーをつけようとしたら、長さのちょうど良いボルトがありません・・・・

     

    そもそも、スペーサを入れるほどプロペラシャフトが伸びていない態でした。

     

    もうこれはいいかな・・・

     

    対策1の効果テスト

     

    試乗です。

     

    異音が解消されていることを祈りつつ・・・

     

    徐々にスピードをあげてゆきます。

     

    10キロ・・20キロ・・・30キロ・・・40キロ・・・・

     

    「ガ~~~~~~~~~~~」orz

     

    全く解消されていません。

     

    どうやら原因はプロペラシャフトではなく、デフキャリアの中にありそうです。

     

    翌日はチャイナカップトライアル第1戦

    翌日はチャイナカップ第1戦、異音がするまま出場しました。

    今回はTANIGUTCI杯 デモカーも来てました

    総出走台数は45台

    有名選手に有名車両♪

    ガチの選手は車載でやって来ます。

    商品はリーフ他超豪華!!

     

    まぁ、トライアルは40キロも出さないので、しばらくは異音のことは忘れています。

     

    試合終了(惨敗)の帰り道・・・・

     

    試合中にリアのドラシャが折れたN氏のJA11とともに、山からおりています。

     

    N氏のJA11はLSDが効き過ぎたらしく、左リアのシャフトが「パッキン」と逝って、とりあえずリアプロペラシャフトをはずしてFFで走行しています。

     

    走行中も、一定のリズムで「カッキン、カッキン」という音がしています。

     

    私のJA11はその後ろから「ガガガガガガガ」という音とともについて走ります・・・・・「あ~あ」

     

    異音対策その2 デフキャリアの点検

    翌日、ゴールデンウイークのため月曜日もお休みです。

     

    なんとしても異音の解消をする必要があります。めんどくさくても、もう一度デフを下ろします。

    先週と同じで順で車体をジャッキアップしてデフキャリアをはずします。

     

    リングギアを回してみると、「カッカッカッ」と音がします!!!

     

    やはり犯人はこいつか!しかし何故????

     

    異音の原因特定

     

    デフ玉をはずしたところ、すぐに原因は確認できました・・・

     

    「なんじゅ これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

     

    ピニオンギアが刃こぼれでボロボロです!!!!

    これじゃ、音がするわ!!!

     

    このデフキャリア、先々週ヤフオク!で8,900円で落札した物です。

     

    スパルタンロッカーの取り付けで歯が欠けたのかな???

     

    壮大にかけているので、今回かけたならば、オイル内に金属片があるはずです。

     

    デフオイルをタオルで濾して金属片を探してみました。。。

    ない!

     

    結論!  ヤフオク!でゴミをつかまされた!

     

    (とはいえ、デフ玉はどうしても必要だったのですが・・・)

     

    「くっそ~~~!」

     

    横に転がっていた純正lLSDのついているデフキャリアからLSDを摘出し、スパルタンロッカー入りのデフを取り付けます。

    バックラッシュ調節後、組み付けました。

     

    (ちなみに、ピニオンギアは動かしていないので、歯当たりやプリロードの調整は未チェックです。)

     

    異音の原因は確実ですが、それでも緊張の一瞬です。

     

    10キロ・・20キロ・・・30キロ・・・40キロ・・・・

     

    「異音無し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

     

    ギアは滑らかに回転しています!

     

    ロックライトの乗り心地もずいぶんとなれてきて、ようやく完全復活です!

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    コメント

    1. おやぢ より:

      お疲れ様です(^▽^)/
      意外な不具合だったみたいですね~
      でも、解決して一安心かな?
      当方にもオープンデフはありますので
      要り様の時にはご一報ください(笑

      1. ルンルン21 より:

        おやぢさん

        いや、まいりました。。
        外したLSDはキャリアごと転売した方が高値がつくはずだったのですが、LSDのみでの売却となりました・・・

        そのうち、今度はエアロッカーもつけてみたいと思っているので、その時はよろしくお願いですm(_ _)m

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