JA11 ジムニー FRPボンネットの自作(後編)

           

    ボンネット制作の後編です。

    前回制作途中でタイムアップとなったため、1週間、暫定設置のラチェットで過ごしました。

     

    週末、今回は天気も上々、朝から気持ちよい晴天でようやく作業再開です。

    作業自体は楽しいのですが、FRPの加工は結構痛い・・・

    ガラス繊維が固まって、無数の細い針が体中に刺さりチクチクします。

    服の中に入り込んで、先週は2~3日チクチクしていました・・・

     

    FRPボンネットへの パテ盛り パテ研ぎ

     

    さて、前回パテ研ぎの途中だったので、そこからスタートします。

     

    パテと言えば、薄黄色のイメージでしたが、ホルスのパテは水色です。

    デコボコにパテを塗り込んでは、ペーパーでそぎ落とす作業を何度となく繰り返します。

    こんな時に、サンダーがあるととても重宝しました。(手動ではやってられない作業です。)

    180番の耐水ペーパーでおおまかにそぎ落としてゆきます。

    2~3時間、パテをもっては落とし。持っては落としを繰り返します。
    (最初のゲルコートをもっとちゃんとしていれば、この作業は大幅に軽減されるのですが・・・)

    大概飽きてきました。

    あとは自分の基準で許せるかどうかです。

    こんモンかな

    適当なところで折り合いをつけます。

     

    FTPボンネット塗装/細部加工

    脱脂して、塗装しました。

     

    ホムセンの198円のスプレー3本にて塗装、、、クオリーティーはそれなりです。。。

    いちど車両において位置を合わせて、ボンネット取り付け金具部分をジグソーで切り取ります
    (大きすぎました・・・orz)

    フロント部分のスリッドも開けてみました。

    (失敗しました・・・orz)

    ボンネットオープナーは取り外して、穴はアルミテープで塞ぎ、白色のスプレーを吹いています。

    ボンネットの固定にはJA22用の金具を使いました
    (ヤフオク!にてゲット)

    FTPボンネット、ボンネットピンの取り付け方

    固定にはボンネットピンを使います。

    いろいろなタイプがありますが、今回はこの見た目が超格好いいやつを取り付けます。

    車両にピンを取り付けるのですが、「どうやって付けよう???」

    しばらく悩みます。

     

    ホームセンターで金具を買ってきて、L型に加工しました。

     

    ヘッドライトの裏に、タッピングビスで固定してみました。

    ボンネットに穴を開けます。

    ピンの位置が、固定金具の穴にジャストフットしなければいけません。

    ピンを伸ばして、頭に塗料を塗って、ボンネットを閉めます。

    ピンの頭がボンネットと接触した部分に塗料がつくので、そこを起点にドリルで穴を開けます。

    開けた穴を基準に、ボンネットピンの受けの金具の周りをマジックでマークし、ジグソーで取り付け穴を開けました。

    「ぴったし」です。

    取り付け器具の周り6カ所に穴を開けて、付属の皿ネジで固定!

    できた!!!!

     

    インタークーラーのダクトを取り付けて完成!!!!

    相変わらずチクチクします

     

     

    ↓純正ボンネット

    今回作成ボンネット、 先端が薄くなり、ずいぶん見切りがよくなりました。

     

    ちなみに純正ボンネットの重さは約12Kg 今回作成のボンネットの重量は約5キロ

     

    7キロの減量です

     

    FRPボンネット自作の反省点

    良かった点

    1. 先に「メス型」を作ったことと思います。
    2. メス型もゲルコート仕上げで作成したおかげで、本番用のオス型の表面処理も最低限ですみました。

    反省点

    1. いろいろとせっかちに進めすぎました。 もう少し待って、完全硬化してからゆっくりと作業を進めた方がきれいな仕上がりになったと思われます。
    2. 剥離剤を使えばよかった。メス型作成もオス型作成も車のワックスを使いましたが、手間がかかる割には塗りむらが出たりと、今ひとつでした。 剥離の出来は、仕上がりに直結するし、剥離剤も安価なので、専用の剥離剤を使用した方が数倍楽できれいに仕上がるのではとおもいます。
    3. メス型の表面処理に手を抜いた。メス型の一部が剥離失敗でガタガタしたり、していました。 オスを削ればいいかな、と処理せずに作業しましたが、やはり、できる限りメス型をきれいに仕上げて方が、最終的なできあがりはきれいになるようです。
    4. ガラスマットを先にひいて、後からFTP樹脂を塗った。塗りむらがでました。あと、端の方、1プライ目と2プライ目の密着が十分でなく剥がれていたり・・1枚づつ、しっかりと力を入れて密着させながらFTP樹脂を塗り込む必要がありました。

     

    という感じで、今回のボンネットは65点くらいかな・・・

     

    次回作るならば、80点くらいのは作れそうです(^^)

     

     

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    コメント

    1. クラフト親父 より:

      「自動車DIY」でサーフィンして辿り着きました。
      ボンネットまでFRPで自作してしまう、なんて驚きです。
      これからもヨロシク!
      http://craftdad.blog.fc2.com/

      1. ルンルン21 より:

        クラフト親父さん 初めまして

        コメントありがとうございます。
        FRPボンネットの作成、やってみたら思ったよりも簡単でしたよ~

        ブロクを拝見しました!
        溶性技術が凄いですね!

        僕も以前、車いじり用に家庭用の100V溶接機を購入しましたが
        家のアンペア数がまるで足りず、倉庫の肥やしになっています・・・

        それでは今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

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