JA11ジムニー ジャダーの直し方

           

    キングピンベアリングを変えたり、ステアリングロッドのナットをハードロックナットに変えたりといろいろと方策をめぐらせているうちに、JA11ジムニーの持病であるステアリングジャダーもずいぶんとマシになってきました。

    キングピンベアリングの交換

    JA11ジムニー 夢の中で3度フロント駆動系をバラバラにしたお話

    しかし、残念ながら未だ完璧には抑えられていない状態です。

     

    ある轍を越すと必ずジャダーが発生するポイントでは未だにジャダーが発生します。

     

    さて如何した物か・・・・・

     

     

    という事で、考えられる方法を全て試してゆきます。

     

    ハブベリングの締め増し

     

    まずはハブベアリングの締め増しです。

    交換しても良いのですが、まずは締め増しで様子を見てみることにします。

    さて、ハブベアリングの締め増しはそれ自体は簡単ですが、50mmのソケットレンチが必要です。

    スズキの純正ソケットも3000円位で売られていますがそれよりちょっと安い「トネ(TONE) ソケット(6角) 6S-50 差込角19.0mm(3/4″) 二面幅50mm 」というのをamazonで購入しました。

     

     

     

    そして、商品が届いてから気がつきました。

     

    レンチへの取り付け部分がデカい・・・・・・・・・・・・

    よくよく見ると(3/4)と書いてありますorz

    (3/4)、、つまり19.0mmの穴が開いています。

    そんなの持ってないよ~~

    という事で1/2への変換アダプターを購入、素直にスズキの純正品を買っとけば良かったです・・かえって高く付いてしました。。。。

    とまぁ、無事変換アタプターも届いたので早速作業開始です。

     

    まずはジャッキアップしてタイヤをはずし、フリーホイールハブをはずします。

     

     

    ハブをはずすとハブベアリングが確認できます。

     

    ハブベアリングは50mmのナット2枚で固定されていて、奥が締め付け用、手前が回り止め用のナットになります。

     

    ナットの使い回しは特に問題ないのですが、ナットの間にある回り止めのパーツ(43466-80000)は新品を用意した方が無難です。


    ナットが回らないように43466-80000の出っ張り部分を落ち曲げないといけないのですが、何度も使用していると劣化して折れてしまいます。

    今回はベアリングの増し締めだけなので、車体からハブをはずさずに行いました。

    とりあえず50mmのナットを2個はずします。

    はずしたナットを1個戻して、締め付けトルク 800kg・cmで締めます。

    この作業はトルクレンチが必須です。

    締め付けたら1度緩めて、改めて150Kg/cmでしめます、

    優しく手で回す程度。

    その上に、ナット回転防止の金具をセットして、もう一枚のナットを900kg.cmのトルクでしめて完了です。

    これを左右両方ともおこないます。

    ハブベアリングの締め増し作業は完了。

     

    タイアを付けて、いつもジャダーが発生する轍でテストします。

     

    結果は・・・・まだジャダーが発生します。

     

    う~~~~~~ん・・・・

    キングピンベアリングへのシム増し

    つづいて、使用するのはこれ!

    「スリーウェーブスプリング 調整シム」です。

    ウエーブ状のキングピンに付けるシムで、強力にキングピンベアリングを押しつけます。

    早速付けて見ます。

     

    今回は下側のキングピンに1個づつ装着してみました。

     

    付けたあと、ナックルを動かしてみるとプリロードがかなり堅くなっているのがわかります!

    これは期待できそうだ!

     

    という事で、施工後、またもや例の轍へ・・

     

    轍を乗り越えます。

     

    ちょっと・・・怪しいですがジャダーは発生しませんでした!!!

     

    やった!ようやく治った!!!

     

     

    さて、実は今回はダメ押しの一手も実施しました。

     

    ステアリングダンパーの装着

    ステアリングダンパーです。

     

     

    以前、ランチョのステダンを装着していたのですが、いつの頃からかはずしていました。

     

    これを再装着します。

     

    と、保存していたランチョのショックを確認すると・・・・

     

    ショック!抜けとる・・・・・・・・・・・

     

     

    スコンスコンになっています・・・・・・・・

     

    これでは使い物になりません。

    新しいの買うかな~~

    ステーの金具はあるので、ショックだけで十分です。

    という事で、ヤフオクを探ると、あるわあるわ、、中華製の激安ステダンが大量に販売されています。

     

    それも、金具付きで5000円前後!

    やす~~~

     

    ちなみにステダン用のランチョのショックは約9000円!

    どちらにしよう~~

    かなり悩みましたが、やはり信頼のランチョにしました♪

     

     

    やってきたので装着します。

     

    気になったのは、ステダンを付けることで、切れ角に影響するのか??

     

    計ってみます。

    ランチョのステダン用ショック、最大に伸ばすと約570mm、最小長が約380mm。

     

    中心から80mm伸び縮み可能なので切れ角には影響はなさそうです。

    という事で、金具を設置します。金具から金具までの長さが460mmになるように設置ました。

     

     

    取り付けました。

    早速例の轍へ・・・・の前に、ステダン、すごく良いです。

     

    こんなに良かったの忘れていました。

    ダブルパワステなので、常にステアリングが軽く、ふわふわする感触だったのですが、ステダンを取り付けたことでステアリングの感触がすごくしっとりマイルドになりました。

    さすが、JB64では標準装備するぐらいのパーツです!

     

    付けて良かった!

    という事で、ジャダーゾーンにやってきました。

     

    いつもの感じで通り抜けてみます。

     

    「おっ!」

    完全に治りました、
    ステアリングはプルリともしません、ジャダーが発生する感じは皆無です!!

     

    長かったジャダーとの戦いにようやく勝利しました!

     

    これで(当分は)快適にドライブで出来そうです♪

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