JA11ジムニーの電動ファン化の方法
ジムニーの定番チューンのひとつ、電動ファン化をおこないました。
JA11の標準はカップリングファンなので、特別電動化する必要は無いという意見も多いのですが、最近は「いじれるところはどんどん改造しよう!」と言う勢いなのでほとんど躊躇なし、どんなふうに変わるか楽しみです。
電動ファン化に必要なパーツ一覧
早速必要な部品の調達に入ります。
必要なものは
・電動ファン
・ワゴンRのサーモキャップ 2,300円 (17561-72B53)
・ワゴンRのサーモスイッチ(83度通電タイプ)2,300円 (17680-50F70)
・サーモキャップのガスケット 100円
・ON-OFF-ONのトグルスイッチ 750円
・通電確認のランプ 100円
・リレー 798円
・クーラント 780円
電動ファン化に必要なパーツの調達方法
電動ファンはヤフオクにて入手しました。
何のファンか不明の電動ファン 500円でした。
ネットを見るとレガシーの電動ファンがボルトオンらしいので付くらしいのですが
この正体不明の電動ファンでも何とかなるでしょう。
取りあえずバッテリーに直結してみると、しっかり回ります。
何とか使えそうです。
<2017年4月18日追記・>
JA11の電動ファン化に当たり、このときはJA11の純正ラジエーターに謎のファンをつけて使用しましたが、今一番のおすすめは「JA22純正ラジエーター」の流用です。
スズキ純正の電動ファンで、JA11に本付けできます。
また、ラジエーターの体積がJA11純正の1.5倍ほどもあるためラジエーター単体の冷却効率も上がります。
注意点としては、ロアホースの取り付け位置がJA11と反対のため、パイプなどで延長する必要があります。
詳しくは下記記事にてレポートしています。
JA11にJA22用ラジエーターを流用
その他のパーツに関しては全て新品で揃えました。
サーモカバーとサーモスイッチ、ガスケットは近所のスズキ部品で
5,000円で少しおつりが来るくらいの価格でした。
電動ファンの取り付け方
パーツがそろったので早速取り付けです。
まずはラジエーターの水を抜き、アッパーホースを外します。
つぎにシュラウドを外します。
シュラウドは四方4ヶ所にビス留めされているので、ビスを外します。
これだけではカップリングファンが邪魔で外せません。
カップリングファンはエンジン本体に4本のナットで止まっているので
ファンの根元のナットを外します。
このナットはかなり外しにくい場所にあります。
外すのに20分くらいかかりました。
ファンが外れたら、シュラウドと一緒にエンジンルームから抜き取ります。
大きなスペースが現れました。
これが取れるとラジエーターのロアホースもよく見えます。
つぎにラジエーターを外します。
ロアホースが固着してロースを抜くのにかなり手間取りましたがなんとか外れました。
はずしたラジエーターに電動ファンを取り付けます。
ねじ穴はまったくあわないので、その辺に転がっていた四角い金具を4個使い
無理矢理取り付けます。
こんな感じになりました、結構しっかりと付いています。
ラジエーターを元の場所に戻してできあがりです。
電動ファンの配線
さて次はセンサー部分です。ワゴンRのサーモキャップはポン付けで交換が出来ます。
サーモスイッチはハーネスが無いのでスピーカー用端子(小)というのを買ってきてつないでみました。
あとはスイッチに液漏れ処理をしてサーモカバーにねじ込んでできあがりです。
ワゴンRのサーモカバーのホース径はJA11より細いので、ビニールテープを巻いて調節しました。
<2017年4月18日追記・>
[ビニールテープを巻いて調節しました]はとても危険です。
私の場合、テープが劣化してクーラントが噴き出しました!
ワゴンRのサーモカバーを使う場合、アッパーホースの途中でサイズを変換するか、サーモカバーのホース口にパイプを溶接して径を広げるなど何らかの対策が必要と思います。
JA11純正のアッパーホースを無理矢理締め付けて止めれないこともありませんが、抜ける危険性があります。
改造はあくまで安全第一で!
今回はON-PFF-ONのトグルスイッチを使い、センサー稼働の他、強制稼働、強制停止が行えるようにするつもりです。
エンジンルーム左端の穴から社内にコードを2本引き込みます。
スイッチはハンドル左に配置しました。
配線はこちらのサイトを参考にさせて貰いました。
www003.upp.so-net.ne.jp/jcj-shonan/kaizou/030728/3102.htm
さて配線完了です。
いよいよ通電テストです。
ラジエーター液を入れて、エア抜きがてら水温を上げてゆきます。
水温計の針は100度、電動ファンは動きません・・・
110度、動きません・・・・・
何故???
どうやっても動く気配はありません。
強制ONにすると動くのでリレーは正常に動いているようです。
センサーが原因か?
悩んでいるうちにタイムアップです。
日が暮れたので明日に持ち越しです。
2日目です
強制稼働でなら電動ファンが動くので取り合えず試し乗りをしてみます。
軽い!
エンジンが軽いです!
全域で吹け上がりがすごくスムーズ、とてもいい感じです。
体感できるトルクも上がっている気がします。
と思っていたら、水温が120度に!!
急いで帰って電動ファンを確認します。
水温上昇の原因はすぐにわかりました。
電動ファンの風向が逆でした。
通常、グリルからエンジンぬ向けて風がながれるようにしなければなりませんが
ファンからラジエーターに向けて風が吹いていました。
配線をつなぎ直して修理完了。
こんどはいつもと同じ100度付近で安定しています。
と思ったら、今度はサーモキャップからラジエーター液が超漏れています!!
非常に危険な状態です。
どうやらビニールテープで巻いたのがよくないらしく、ホースが抜けそうになっています。
ここは対策が必要なようです。
そして、昨日からのセンサーの問題がこのっています。
センサーを外してキッチンで油につけて通電テストを行ってみました。
その結果、油温計が85度付近で通電を確認、特に壊れてはいないようです。
こうなると、いよいよ謎です。
配線し直して、丁重に取り付けます。
エンジン始動・・・・・・・・・・・・だめです。
やはりモーターは回りません・・・・・
<2017年4月18日追記・>
電動ファンが回らなかった原因は下のコメントにいただいた原因が濃厚です。
センサーの極性が正常でなかったため?通電しなかったのではと思われます。
新品でセンサーを購入した場合、コードは自分で設置済ますが、ハーネスの場合
コードの色が分かれているとのことです。
モーターが回らない場合、極性を入れ替えてテストしてみてください。
困ったなーと思いつつ、仕方ないので方向転換です。
温度センサーでのスイッチオンをあきらめて、リレーをACCに接続、
キーオンで電動ファン回転としました。
オーバークール対策として、強制OFFスイッチ付きです。
当分はこの仕様で行くことにしましょう。
その後の仕様変更について
<2017年4月18日追記・>
現在の電動ファンの仕様はこの頃からずいぶん変わりました。
変更点
1,JA22純正電動ファンに変更
2,センサーを電子回路のものに変更
詳しくは下記レポートにて
【関連サイト】
はじめまして。こんばんは。
いつも参考にさせて頂いております。
もしかして?なんですが、
サーモスイッチの極性があって逆なのではかと?
スイッチ単体ですと、稼働しても
回路に組み込むと作動しないのでは?と思いメールさせて頂きました。
サーモケースは、ワゴンRでも初期型ノンターボだと
パイ数が丁度ですが・・・上向きになってしまいますが・・・
タケさん
初めまして。
サーモスイッチの極性!
まったく頭にありませんでしたが、今思うとその可能性大いにあります。
家で油でセンサーの通電テストを何度も行いましたが、正常に作動し
何故動かないのかずっと謎でしたが、、極性の可能性、非常に高いです!
情報ありがとうございます。
当方、現在、漏れの為ラジエーター交換をしておりまして・・・
何も考えずに、電動ファン付きでJA22の純正を購入してしまい(笑)
ロア配管は、参考にカプチーノ21用を流用で
サーモスイッチやサーモケースはここを参考にワゴンR用で部品調達して、
あとは、サーモスイッチのコネクター部分をどうしようか、極性はあるのかと悩んでましたら、
昨日、上記レスにあるように中古屋さんに部品取りらしき初代ワゴンRがあり、
コネクター頂くついでにサーモケースも頂戴してきました(笑)
で、コネクターを見ると黒と青の配線でこれは!と
極性は、コネクタースイッチの引っ掛けが二つある側を上にしましたら、
*下側の引っ掛け一つは左になりますよね?
左側が黒配線、右が青配線でした。
極性がなければ同色配線となると思われますが、
極性がある為、異色配線ではと・・・
まだ換装途中なので予測でしかないので申し訳ございません。
ただ、このサイトをかなり参考にさせて頂いてるので、
情報共有出来ればと思い、
生意気ながらレスさせて頂きました。
これからも宜しくお願い致します!
ワゴンRのサーモスイッチ、私の場合、スズキ部品で新品を購入したのですが、新品には配線がついておらず、自分で半田付けしたので極性はまったく頭にありませんでした(汗・・・
これからも情報よろしくです(^^)