ジムニーのリフトアップ
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リフトアップに挑戦
これが
ジムニーと言えばリフトアップ、リフトアップといえばジムニーです。
町でたまに見かけるリフトアップされたジムニーに目を奪われることもたびたびです。
やはりジムニーに乗っている以上、リフトアップに挑まないわけにはいきません。
そう思いながらも月日は流れますがついに「我がジムニーもリフトアップしたくてたまらない、もう我慢できない!!!」という状態になってしまいました。
どれにするかな
さて、そんなこんなでまずはJA11に関するリフトアップの勉強です。
ジムニーのリフトアップの定番と言えば「タニグチ」や「キタガワ」「モーターファーム」などのリーフスプリングやシャックル・サスのセットで、費用は作業代金を含まずに6万~20万円程度必要となります。
しかし、現在住宅建築中の我が身にそんな余裕ありません・・・・
さらに追い打ちをかけるのが任意保険!です。
以前乗っていたワゴンRと比べジムニーくんはABSもエアバックもないため、すでに保険料がアップしています、それに加えリフトアップキットを組むと「改造車」扱いになり、車検証の車の型番にも「改」の字が付くようになります。
このマル改はくせ者で、この仕様になると割安なネット自動車保険は受け付けてくれなくなるようです。
<2017/3/27追記>
正式に構造変更を行い、車検に通り状態の場合、割安なオンライン自動車保険も受け付けてくれる場合もあります。
申請時に「改」があると進行し、それ以上契約ページが更新できない場合、TELにて直接問い合わせれば、ほとんどの場合OKのようです。
まずはご利用の保険会社に問い合わせてみましょう。
私の入っている三井ダイレクト損保はOKでした。
増しリーフに決定
いろいろと調べたあげく「増しリーフ」によるリフトアップをしよう!と言うことになりました。
増しリーフ(元々のリーフサスペンションの板に、もう一枚板を追加して車高を上げる)ならば車検対応で改造申請も必要ないのです。
各社の増しリーフをいろいろと研究、そもそもリーフをアッセンブルで交換するのと増しリーフを組むのでは乗り心地はどう違うのか気になるところです。
もちろんリーフを専用品に組み替える方が戦闘力も乗り心地も良くなるのは当然ですが、増しリーフでどこまで追いつけるかがポイントとなります。
しかし、残念ながら増しリーフ装着後のプロっぽいコメントはなかなか見つからず、一部のブログで「結構いける」と言う程度の物があるくらいでした。
でもです、もう後戻りは出来ません。こうなったら私が試そう!と最終的にはあまり考えずに装着することにしました。
アルマージの増しリーフ
今度は商品の選定です。そもそも「安い」と言うのが増しリーフにした最大の要因なので、ヤフオクで中古品なども検討した結果新品で格安な「アルマージ」のMD3(車検適応品)という増しリーフがよろしかろう、と言う結論に落ち着きました。
ジムニーja11、2インチUp増しリーフ【ジムニー ja11 サスペンション】
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アルマージの増しリーフは1枚5250円と超リーズナブル、ネットの口コミもまずまずと言うところのようです。
アルマージのリーフ購入はヤフオク経由のみの変則的な購入形態なので、「何となくよくわからないなぁ~」と思いながらも注文、すると早速やってきました。1台分で21000円也!安い!
アルマージさんのページを参照すると、この増しリーフはリーフを本体から外さなくても取り付けは可能とのこと、他のページをチェックするも、フロアジャッキ1台とウマが2脚あれば作業可能らしいです。
「よーし、自分でやるぞ~~~」
と意気込んだまでは良かったのですが、よくよく調べると「ロングセンターボルト」というリーフスプリングを束ねるボルトを注文していないことが判明、さらにこのパーツはかなりの強度が必要なためそこら辺のホームセンターで売っているものはNGと言うことらしいです。
仕方なく楽天でロングセンターボルトを注文、この度はお手軽に購入可能な楽天、それもジムニーショップで超有名な「アピオ」で購入しました。
こんな細かい部品も気軽に買えるのはとてもありがたいですねぇ。
数日経過しやっとセンターボルトが配達されてきました。
いよいよ作業開始といきたいところですが、我が家にはフロアジャッキもウマもありません、ホームセンターで買おうかとも思ったのですが、友人のバイク屋に車用のリフトがあることが判明、試しにお願いしてみた。
すると「OK」さらに整備士の資格を持っている友人の父ちゃんが格安で装着してくれるって!!
ありがたい、自分でやるよりも明らかに信頼性が高いです!!
お言葉に甘えることにして車を預けること2日、我がジムニー君が超かっこよくなって帰ってきました!
これが
こうなりました。
2インチアップ、約5cm車高が上がっています。
インプレッション
ではインプレッションです。
すでに20万キロ走っていたジムニー君、サスは完全にへたっていて、少しのバンプでもギーギーと音がしていました。さらにリーフも逆反りした状態でした。
増しリーフ装着後、かなりギーギー音がなくなりました。
全体的によく言えばシャープに、悪く言えばちょっと堅くなった感じがします。
(とはいえショックが標準のままなので、これはいずれ交換が必要です・・・)
ジオランダーのスタッドレスも良く栄えてます!
<2017/3/27追記>
ちなみに増しリーフ追加の作業は自分でも簡単に可能です。
増しリーフの場合は、リーフを外す必要がなくお手軽、下記その手順です。
<増しリーフの取り付け手順>
1,増しリーフを取り付ける部分をジャッキアップして、タイヤを取り外します。
2,ウマ(リジットラック)をフレームにかけてしっかりと固定します。
3,U字ボルト、ショックを外します。
4,ホーシングを軽くジャッキアップします。
5,リーフを止めている金具をこじって広げます。
5,リーフのセンターボルトを外します(とても堅いので注意)
6,増しリーフを取り付けて、センターボルトで締め付けます
7,すべてを戻して終了
(自己責任で安全に!)
関連記事
増しリーフとリーフ交換、シャックル変更
2016年12月追記
リフトアップの方法
リフトアップの方法は大きくわけて下記の4つの方法があります。
「増しリーフ」「リーフ交換」「シャックル交換」「ボディリフト」
それぞれの特徴を見てゆきましょう。
1,増しリーフ
純正のリーフにそりの強いリーフを追加してリフトアップする方法です。
メリットは純正リーフを使用するために、改造申請無しで車検に通ります。
(但し純正シャックルを使用時に限る)
使ってみた個人的な感想としては、純正リーフと比べると若干硬くなったかな?と言ったところです。
車高があがるため悪路の走破性も上がりますが、しなやかな足とはならない気がします。
また、反動も強めで、車体が斜めになったときなど怖いのではとおもいます。
山に行かず、町乗りだけどリフトアップしたいと言うには良いのではとおもいます。
アップの幅は2.5インチ~3インチくらいが標準です。
製品代金は2万円~4万円
2,リーフ交換
言わずと知れた王道のリフトアップ方法です。
選択するリーフによって様々な味付けが可能です。
アップの幅も2インチ~4インチくらいと幅があります。
私の装着しているキタガワリーフは2.5インチアップ。
非常にしなやかな足回りで、乗り心地も(へたった)純正よりもいい感じです。
製品代金は4万円~10万円
やはり、リフトアップの王道はリーフ交換でしょう。
製品代金は増しリーフに比べると高くなりますが、乗り心地の改善、悪路走破性の工場など総合的なポテンシャルアップがはかれます。
参考リンク
JA11の右下がりを修理-リーフの左右を交換
3,シャックル交換
ロングシャックルを使って3インチ程度アップする方法です。
自分で簡単に取り付けることが出来、コストも一番かからないお手軽な方法です。
正直なところ私は試したことがありません。
良く聞く意見として、直進安定性が悪くなる、そもそもシャックルはリフトアップするための部品では無いため危険など、良い意見を目にすることはまず無い方法です。
100%山には行かないけど見た目重視、車に乗るのは短距離のチョイノリのみ、リフトアップにお金をかけたくない、と言った方には選択肢となる方法です。
シャックルの交換方法
シャックルの交換はそんなに難しくありません。
ここで一例を紹介
1,パンタグラフジャッキをリーフとフレームの間に入れて広げます。
2,シャックルに加重がかからない状態でボルトを緩めて取り外します。
3,新しいシャックルを取り付けて終了
4,ボディーリフト
リーフ交換でのリフトアップとペアで行われることが多いですが、ボディーリフトのみのリフトアップも可能です。
ボディーリフトの場合、上げる幅にもよりますが、様々な加工が必要となります
・ステアリングシャフト-40mm以上上げるなら延長が必要
・燃料ホース-40mm以上上げるなら延長が必要
・シフトノブ-好みにより延長が必要
まとめ
ジムニーに乗るのならば、やはりリフトアップしてかっこよくしたいものです。
上記の通りリフトアップにはいろいろな方法があります。
「山には行かない、リフトとするだけでいい」という方は「シャックルでUP」もしくは「増しリーフでUP」のいずれかでしょう。
安くつくのはシャックル交換です。パーツ代も安く、交換も自分でできます。
しかし、デメリットも多い改造です。車体が安定しにくくなるし、長いシャックルでのオフロード走行はあまりおすすめできません。
その点、増しリーフはデメリットも少なく、パーツ代も安いです。
また、ボディーリフトもおすすめですが、ボディーリフトの場合、精一杯あげても5cmくらいまでです。
5cmを超えると様々な補強パーツが必要にあります。
また、構造変更が必要な場合もあります。
大本命はリーフ交換(シャックルも交換)です。
すこしでも山で遊びたい方は、ぜひリーフを交換してください。
最安値はモーターファームのtypeSでしょうか。
5万円強のリーフとなります。
そうそう、上であまり触れていませんが、リフトアップをした場合、ショックはロングタイプに交換しましょう。
また、上げ幅によりますが、ブレーキホースもロングタイプへの交換が無難となります。
最安のType Sで、ショックとブレーキホースのセットは 62,640円!
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工賃込みで10万円コースといったところでしょうか。
さらに上を目指すならば、素晴らしいリーフキットはいっぱいありますよ~
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